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◇OKIニュースメール◇
2006年X月XX日
マンスリー・トピックスX月号
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OKIニュースメールでは、もっとOKIを知っていただくため、
当社グループの企業活動情報を月1回特集し、マンスリー・
トピックスとして投資家の皆様にお届けしています。今回は2号に
わたって、生体認証技術についてご紹介します。
■■ 実用化が進む生体認証技術(その1) ■■
近年、社会的なセキュリティ意識の高まりから、ATMやマンション、携帯
端末など、身近な所での生体認証の採用が増えています。また、空港を
中心に、生体認証技術による本人認証の適用も各国で始まっています。
今回は、実用化の進む生体認証の例として「静脈認証」「顔認証」
「指紋認証」「アイリス認証」の技術概要と適用事例をご紹介します。
さらに複数の生体認証を組み合わせた事例として「空港セキュリティ」も
説明します。
●静脈認証技術とは
静脈認証は、体内の静脈模様を利用して個人認証を行う技術です。手の
ひらや指先を使った静脈認証は、金融分野における採用が始まっています。
手のひら静脈認証は、血中のヘモグロビンが近赤外波長の光を吸収し、
撮影すると周囲より暗く見えるという特徴を利用した技術です。得られた
静脈パターンを比較して本人確認を行います。撮影方式は、センサから
近赤外光を手のひらに照射し、反射した静脈紋様を取得する、反射型撮影
方式です。
指静脈認証も同様に、指の静脈紋様を近赤外波長の光で撮影し、本人確認を
行う技術です。指の左右から近赤外光を照射、透過した静脈紋様を取得する
透過型撮影方式を採用しています。
●静脈認証技術の適用事例
静脈認証技術の適用例には、金融分野での生体認証サービスが挙げられます。
近年、偽造カードや盗難カードなどの犯罪が増加、防止策として、キャッシュ
カードのICカード化と共に、静脈認証を利用した本人確認の導入が進んでいます。
顧客が金融機関の店舗で生体認証対応の口座を開設すると、自宅などにIC
キャッシュカードが送られてきます。このICカードを店舗に持って行き、
生体情報の登録を行います。
ATMなどを利用する場合は、ICカードに登録してある生体情報と、利用時に
採取した生体情報を比較し、本人と確認できれば取引が行われます。万一、
カードが盗まれても、本人以外による不正取引を防止できます。
多くの金融機関では、静脈データをICカード内に登録、認証時もICカード
内で認証することにより、登録データを外部に出さず、生体情報の漏洩や
なりすましに対処しています。
●顔認証技術とは
顔認証は、カメラで撮影した顔画像をもとに個人認証を行う技術です。
人が目で顔を見て個人を見分ける行為に近いため、顔認証に対する
ユーザーの抵抗感は低いと言われます。またカメラに顔を向けるだけで
認証できるため、認証時の身体的な負担が比較的少ないという特徴が
あります。
一方で顔認証の精度は、顔の向きや表情の変化、髪形の変化、登録時と
照合時での撮影環境の違いに伴う明るさの変動などの影響を受けやすく、
実用化する場合、ユーザーに対して適切な顔撮影のガイドラインを
提示することや、安定した撮影環境で認証を行うことが求められます。
●顔認証の適用事例
(1)IC旅券への適用事例
IC旅券は、旅券情報と生体情報を非接触ICチップに格納した新しい
旅券です。日本では、2006年3月20日よりこのIC旅券の発給を開始しました。
このIC旅券に格納する生体情報には顔画像が国際規格において必須と
なっています。他に指紋と虹彩を収納できるオプションがありますが、
日本は今のところ採用していません。
空港などでの出入国審査の際に、このIC旅券に収納されている顔画像と
本人とを顔認証することによって、旅券が本人のものであるかを確認
する仕組みが、日本をはじめとする各国で計画されています。
(2)携帯電話への適用事例
携帯電話の本人認証機能として、暗証番号の他に、顔や指紋などの生体
情報の利用が実用化されています。特に顔認証は、多くの携帯電話に標準
搭載されているカメラを活用できるため、コスト面で有利であり、採用が
増えています。
OKIでは、顔認証機能を内蔵した組込用顔画像処理ミドルウェア「FSE
(Face Sensing Engine)」を開発、2006年春にボーダフォン株式会社殿に
提供を開始しました。この「FSE」の顔認証機能は、携帯電話の既存カメラに
顔を向ける自然な動作だけで、高速で本人確認できます。また明るさの変化に
影響を受けにくい方式で、屋内外問わず、さまざまなシーンでの安定した
使用が可能です。
(次回は「指紋認証」「アイリス認証」、さらに複数の生体認証を
組み合わせた事例ご紹介します。)
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