IP電話入門 VoIP技術普及の背景
VoIP技術が発展した背景などについて説明する。
VoIPとは
VoIP(Voice over Internet Protocol)とは、音声をパケット化してIP網で伝送する技術である。音声信号をパケットに変換することで、ファイルや電子メールの送受信、ホームページの閲覧などに利用されてきたデータ伝送と同様にIP網で伝送できる。(図1を参照)

なぜ今IP電話か
現在、IP電話が注目を浴びているのはなぜだろうか。その背景として、通信機器に関する技術の発展、インターネットの急速な発展、ネットワークの広帯域化および制度面での変化が挙げられる。
技術の発展
VoIPネットワークを実現するには、いくつかの課題をクリアしなければならない。音声を伝送するときに問題となる現象としては、遅延、ゆらぎ、パケット ロスおよびエコーがある。これらは、伝送帯域に余裕がなかったり、装置の特性の不整合等で発生するが、音声帯域幅の圧縮化、音声パケットの優先制御、エコー キャンセラおよびQoS等の技術により改善され、音声品質の向上が図られている。
インターネット(IP網)の発展
今では、世界中どこでもインターネットが利用できるようになっている。わが国を考えてもインターネットの利用が急速に伸び、多くの企業では、パソコン(PC)を使った電子メールでの連絡やさまざまなサイトのホームページを閲覧して業務を行っている。また、最近では、eコマースへの取組みも見逃せない。 一方、一般家庭においても、ブロードバンドでのインターネット接続サービスへの加入者が増え続けており、IP網を使った通信の拡大は時代の趨勢ともいえる。
ネットワークの広帯域化
通信事業者は、従来、電話による収益を軸として経営してきたが、インターネットの普及拡大とともに、収益基盤をIP網を利用した通信事業へと移行しつつある。 IPによる通信を考慮したネットワークを構築し、データ伝送のための様々なサービスを提供するようになった。現在では、広帯域化されたセキュアなネットワークの普及もかなり進み、ストレスのないデータ伝送が可能になる等VoIP技術の発展に大きく寄与している。
制度面での変化
通信事業者は、従来、電話による収益を軸として経営してきたが、インターネットの普及拡大とともに、収益基盤をIP網を利用した通信事業へと移行しつつある。 IPによる通信を考慮したネットワークを構築し、データ伝送のための様々なサービスを提供するようになった。現在では、広帯域化されたセキュアなネットワークの普及もかなり進み、ストレスのないデータ伝送が可能になる等VoIP技術の発展に大きく寄与している。