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事例・関連記事

道の駅の活用法とは-高速道路からの途中下車で地域活性化に貢献

ETC2.0とプローブデータを活用し、高速道路と「道の駅」の間を、追加料金なしで入退場を可能にする実証実験が行われ、OKIも参画しています。道の駅と高速道路が抱える課題と、次世代交通の方向性をご紹介します。

道の駅とは、道路交通と地域経済の要

道の駅とは、主要な幹線道路沿いに設置された施設で、24時間自由に使える休憩所です。一般道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)と考えてもらえれば分かりやすいでしょう。

道の駅が地元経済の要となる3つの機能

道の駅は2017年4月時点で全国1179ヵ所に広がっています(国土交通省のデータより)。道の駅には大きく3つの機能(道の駅公式ホームページより)があります。

  • 休憩機能:24時間無料で利用できる駐車場、トイレなど
  • 情報提供機能:道路情報、観光情報、緊急医療情報
  • 地域連携機能:文化教養施設、観光レクリエーション施設などの地域振興施設で地域と交流を図る

道の駅はSAやPAのように休憩所やトイレ、レストランや給油所などが整備されています。それだけでなく、地元の野菜や肉、魚類など一次産品や名産品などが販売されています。

そして、地域の情報の発信地としての機能もあり、さらには周辺地域同士の連携を促す役割も果たしています。

名産品の販売のイメージ

道の駅の課題は「集客」

代表的な道の駅のなかには、集客的にも業績的も大きな成功をおさめ、地元だけでなく遠来からも訪問客を集め、まるで観光地のような大きな賑わいを見せているところもあります。他方で集客に苦戦する道の駅も少なからず存在し、どうやって集客するかが大きな課題となっています。

高速道路から道の駅に誘導する実証実験がスタート

高速道路ネットワークを賢く使う取り組みの一環として、高速道路からの一時退出を可能とし、道の駅の利用を促す取り組みが進められています。高速道路ドライバーを道の駅に誘導することが可能となり、集客問題を解決する一助になると期待されています。

通常、高速道路から退場して再入場するとき、退場と入場で別に料金が発生します。そこで、高速道路のインターチェンジ(IC)と道の駅をつなぎ、特別の料金徴収なく、自由に行き来できるシステムを実現しようとしています。

その目的のため、国土交通省は2017年4月から、国内3ヵ所の道の駅で実証実験を行っています。

  • 道の駅玉村宿(群馬県玉村町、関越自動車道 高崎玉村スマートIC)
  • 道の駅もっくる新城(愛知県新城市、新東名高速道路 新城IC)
  • 道の駅ソレーネ周南(山口県周南市、山陽道 徳山西IC)

実験はいずれも高速道路の利用者がICから道の駅に立ち寄り、指定された時間以内に再度高速道路に戻れば、通常の高速料金のまま目的地まで利用できるというサービスです。今回の実験では、車の移動情報の確認や利用者の声などを反映させながら、本格的実施に向けデータを集積しているところです。

実証実験の仕組み

高速道路の休憩所不足も解消できる

この実証実験は、高速道路の課題解決にも貢献することができます。

  • SAやPAの休憩所の間隔が25km以上も離れている空白区間が約100区間存在
  • 連休やお盆などには、SAやPAも場所によりかなりの混雑が生じる
  • 高齢化や女性ドライバーの増加により、休憩所不足がさらに問題化

高速道路も、かねてからこうした休憩所不足が指摘されていました。もし高速道路から気軽に簡単に道の駅が利用できれば、ドライバーが一息つけることはもちろん、地元の名産品やローカル情報に触れる機会も増えるので、旅の楽しみも増すでしょう。また道の駅にとっても、高速道路からの利用が可能となれば、集客という課題が解決される道が開かれます。

高速道路のイメージ

必要なテクノロジーはETC2.0とプローブデータ

さまざまなメリットが期待できる高速道路⇔道の駅の自由往来ですが、そのための技術的要素として重要なのが、ETC2.0、そしてプローブデータです。

料金徴収だけでなく、多様なサービスを可能にするETC2.0

ETC2.0とは、ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)の重要な一角を担う要素技術です。従来のETCは、高速道路の利用料金の収受に限定されていました。

しかしETC2.0は料金徴収だけでなく、各種の最先端情報通信技術や制御技術を組み合わせることができます。たとえば混雑時に迂回路を提示するなどのきめ細かい渋滞情報や、より安全な運転を促す道路情報、天候情報の提供など、さまざまなサービスへの応用に道を拓くことができます。

プローブデータが可能にする、乗り降り自由なサービスの実現

そしてもう一つの重要な要素が、プローブデータです。プローブデータとは、実際に道路を走行しているETC2.0搭載車から送信される、位置、時刻、速度、走行軌跡、前後左右の加速度などの走行情報のことです。それらの情報はGPSや路上に設置した路側無線装置(RSU)や通信機器を介して集められます。

ETC2.0搭載車やRSUから収集された走行情報はサーバーで一元的に管理され、さまざまな次世代交通サービスが可能になります。つまり、今回の実証実験の場合は、高速道路と道の駅の間の走行情報を見るすることで、乗り降り自由なサービスも実現されるのです。

高速道路⇔道の駅システムを支える技術を発揮

ETC2.0やプローブデータの活用は、さまざまな情報通信技術やメカトロニクス、エレクトロニクス技術の結集から生まれます。

OKIはそれらの分野で長年にわたり技術を蓄積しており、とくにITSに関しては当初から計画の策定、車載機器-路側機器のネットワーク技術、およびセキュリティ技術の研究・開発などに専門性を提供してきました。

今回の高速道路⇔道の駅の実証実験においても、OKIはプローブデータを収集・発信するためのさまざまな技術、機器の研究・開発・製造・設置などに専門技術を発揮。未来の交通システムの一端を担うサービスの実現に貢献しています。

ETC車載器のイメージ

道の駅の未来、交通の未来

SA・PAに加え、道の駅も高速道路利用者が気軽に利用できれば、大きなコスト負担なく、安心して休める場所が増えることで運転の安全性も高まるでしょう。また、道の駅の利用者が増加すれば、地域の雇用の拡大や名産品の売上増、地域ブランドの創出、さらには全国展開など、地元経済の振興にも資することが期待できます。

道の駅が、地域活性化のトリガーとなる。今回の実証実験は、そんな夢ある国土の実現にも大きな可能性を広げているといえるでしょう。

さらにETC2.0搭載車とプローブデータの活用が進めば、安全運転、渋滞解消、車移動時のアメニティ向上が見込め、将来的には地方創生や民間のサービス向上など、さまざまな分野への波及効果が広がっていくはずです。未来の交通システムへの貴重な布石として、今回の実証実験の成功に向けてOKIは引き続き貢献していきます。

未来の交通システムのイメージ

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本記事は2017年11月に掲載しました。記事中に記載する数値、固有名詞、市場動向等は掲載日現在のものです。



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