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救急医療
搬送支援システム

患者に見合った専門医がいる医療機関へ「救急医療搬送支援システム」

昨今、救急医療における患者の受け入れ困難が大きな社会問題になっています。患者の救命を最優先に考えた場合、単にこの問題を解消するだけではなく、適切な専門医がいる病院の選択も含めた救急搬送の「全体最適化」が重要となります。

1. 救急医療課題に対するOKIの取り組み

OKIは岐阜大学医学部附属病院が取組むGEMITS(Global Emergency Medical supporting Intelligent Transport System)プロジェクトに参画し、ICT(Information and Communication Technology)による患者情報共有や最適病院選定の仕組みについて検討し、実証実験を行ってきました。プロジェクト参画の経験をいかして2011年度、救急患者に見合った専門医がいる医療機関への最適搬送を実現する、救急医療搬送支援システムの商品化に取り組んでいます。

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2. 救急医療搬送支援システムの特長

最適な搬送先病院の選定には、下記の通り考慮すべき要素があります。

  • 患者の症状に応じて、対応可能な専門医の手が空いている病院に搬送すること
  • すぐに処置の必要な緊急性の高い患者は、なるべく搬送時間の短い病院に搬送すること
  • 生命の危険の可能性がある重症の患者は救命救急センターに搬送し、重症ではない患者は通常の救急病院に搬送すること

これらの要素を満たすために、

  1. リアルタイムでの医師状況の把握
  2. 患者情報、病院・医師情報、搬送時間を考慮した搬送先病院選定(支援)

を実現するのが救急医療搬送支援システムです。システムの概要を図1に示します。


図1 救急医療搬送支援システムの概要

システムを大きく分けると、各病院に設置される「病院情報収集システム」、救急隊員が保持する「救急隊員支援システム」、Gセンター(情報センター)で稼動する「統合エージェント」の3つで構成されます。

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3. 病院情報収集システム:病院の受入れ可否推定

病院情報収集システムは、「人の手を煩わせずに、リアルタイムな医師と医療設備の状況把握を可能にすること」を実現します。

特に医師の繁忙度は重要な情報で、自動的かつリアルタイムに収集し、常に最新の状態にしておく必要があります。この実現には、無線LANを用いた位置検知システムを使用します。医師に装着したアクティブ無線タグの位置を無線LANシステムで検知してリアルタイムに医師の位置を特定し、たとえば、手術室にいる時は手術中とみなし救急患者の応需不可(受入れ不可)という状況を割り当てるなど、その位置で行われる業務から医師の応需可否を決定するものです。

単純に位置から繁忙度を正しく把握できない場合に対応するため、病院情報収集システムにはコンテキストアウェアエンジン(注1)を導入しています。これにより状況判断のためのルールの随時追加が可能となり、病院情報の精度が向上します。(図2参照)


図2 病院情報収集システムの概念図

  • 注1:コンテキストアウェア

    人やモノが置かれている状況を推測・判断し、その状況に応じたサービスを「その場で(リアルタイムに) 」提供すること

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4. 統合エージェント:患者情報と病院のマッチングによる搬送先候補病院の選定

統合エージェントは、病院情報収集システムから各病院と医師の情報を、救急隊員支援システムから患者情報および車両位置情報を受信し、搬送時間情報を考慮して、患者情報と病院・医師情報とのマッチングをおこない、搬送先候補病院を選定します。

患者(救急車両)の現在位置から一定の範囲内にあるすべての病院について、疾患に対応できるかどうか(疾患適合度)、緊急度に応じた搬送時間で病院に搬送できるかどうか(緊急適合度)、重症度に応じた救急指定の病院であるかどうか(重症適合度)を、それぞれ確率統計的に計算し、それを元に各病院の総合的な適合度を計算します。

統合エージェントは、適合度の高い上位3件の搬送先候補病院を端末に表示し、コーディネーター(選定結果を確認する立場にある人物、医師など)が確認した後、救急隊員支援システムに返信します。

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5. 救急隊員支援システム:モバイルによる最適搬送支援


図3 救急隊員携帯端末での病院選定支援情報表示

救急隊員支援システムは救急隊員に迅速に適切な病院に搬送する為の支援機能を提供します。

救急隊員が所持する救急隊員携帯端末は、入力した患者の属性情報や症状などを元に、定められた判定基準により患者の緊急度や疑われる疾患を判定する機能や、統合エージェントで選定された搬送先候補病院を表示する機能を持っています。救急隊員は、搬送先候補病院に電話で確認をおこない、確定した病院に患者を搬送します。救急隊員携帯端末での病院選定支援情報(搬送先候補病院)の表示例を図3に示します。

選定された搬送先候補病院の表示は、適合度が高い病院は緑で、適合度が中程度の病院を黄色で、適合度が低い病院を赤で識別表示します。

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6. 商品化開発の概要

商品化に際しては、ここまで紹介してきた、病院情報収集システム、救急隊員支援システム、統合エージェントに加えて、最適搬送をサポートする4つのサブシステムを組み込んで、システム全体を構成します。(図4参照)


図4 救急医療搬送支援システム全体構成

救急医療搬送支援システムは、2011年度末に販売開始を予定しています。OKIのICTによる最適搬送がもたらす、安全・安心社会に実現に向けて活動してまいります。

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