• 商品サービス
  • 投資家の皆様へ
  • OKIについて
  • 採用情報
  • お問い合わせ
  • サイトマップ

現在位置:Home > コラム2018年 > AIの時代に


コラム

2018年2月15日

AIの時代に

堀口 明子(Akiko Horiguchi)
執行役員兼経営管理本部人事部長


私の住む街には梅で有名な公園があります。花の咲く頃は多くの人々が訪れ、街が賑やかになります。ちょっと騒がしい、この季節は人事部も何かと忙しくなります。4月の組織改正や人事異動、入社式、新入社員の研修準備、そして来年の新卒採用に向けた活動をスタートする時期を迎えます。

最近、自然の美しさに心惹かれながら、気になっているのが人工知能(AI)です。特に人間の仕事と結びつけた話題が目に付きます。技術の進化が著しくAIの可能性が広がっているからだと思いますが、大量データを高速処理できるようになったディープラーニングにより、人間に替わってAIがさまざまな仕事を行うようになると言われています。経済産業省の「新産業構造ビジョン(2017年5月)」では、車の自動運転によるロボットタクシーサービスや、医療者のための論文分析を活用した診断支援などを提供する企業の姿が紹介されています。厚生労働省の「働き方の未来2035:一人ひとりが輝くために」においては、AIやロボットにより中間的な仕事は代替され得るが、企画にかかわるような仕事は人間が行う必要性が高まると言われています。また、時間や空間に縛られない働き方、自由な働き方が増えるとも述べられています。

AIは明るく快適な未来をもたらすと期待されていますが、その一方で別な見方もあります。人間の仕事の一部がなくなる、さらには人間の制御を超えて世界を根底から変えてしまう「シンギュラリティー(技術的特異点)」と呼ばれる事態が訪れるのではないか、という漠とした不安を語る人もいます。

古いSF映画で恐縮ですが、「シンギュラリティー」と聞いてスタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅(1968年)』、また続編の『2010年宇宙の旅(1984年)』に登場するHAL9000(以下HAL)を思い出しました。今年のお正月に久しぶりにDVDを借りて観ましたが、この映画に登場するAIであるHALは、人間の制御を超えて世界を変えてしまう「シンギュラリティー」を体現しており、長い時を経ても消えない強烈な印象を残します。

『2001年宇宙の旅』のHALは宇宙飛行士と同じミッションクルーとして働きがいをもって任務を遂行していました。人間にとって非常に頼もしい存在でした。ある時、HALは宇宙船の故障予測の分析結果について人間のクルーから疑惑をもたれてしまいます。人間同士がヒソヒソ話をしているところを目にしたHALは、人間に対して疑心暗鬼となり、そこから暴走してしまいます。その結果、クルーメンバーは船長を除きすべて亡くなり、最後に船長がHALを停止することに至ります。

1968年に製作された映画ですが、人間の姿はしていなくてもAIは、人間と同じ働く仲間だと感じさせてくれます。しかしながら、人間の制御を超えた途端、恐ろしい面もあることも描かれています。当時は「シンギュラリティー」という言葉はもちろん知りませんでしたが、まさにそのことを伝えていたのです。そして、続編の『2010年宇宙の旅』でHALは開発者によって再びよみがえります。今度は宇宙船のクルーを救うために自分を犠牲にする道を潔く受け入れるHALが描かれています。このクライマックスでは、恐ろしさは全くなく、むしろ自分の使命を受け入れて任務を全うするHALの姿に感動させられます。

今年は2018年。SF映画が描いた2001年、2010年宇宙の旅で活躍するAIの世界はまだまだ実現できていません。また、「シンギュラリティー」がもたらす世界についても色々な意見があり、評価は未だ定まっていません。しかしながら、働く世界でAIとの協働は確実に増えていくでしょう。ダイバーシティ(多様性の受容)の一つとしてAIが含まれる時も近いかもしれません。

このようなAIの時代、私たち一人ひとりは新しい価値を生み出す知的生産性の高い仕事で力を発揮していくべきです。そのために自らが積極的に能力開発に取り組む必要があります。OKIグループでは知識・スキルを伸ばすさまざまな研修やeラーニングのプログラムを豊富に揃え、育成を強化しています。AI時代の人づくりを大切に、これからのOKIグループを担う若い方々を迎えます。

コラム内容に関するお問い合わせ先

ご質問・ご意見等がございましたら、以下のフォームよりお問い合わせください。
コラムお問い合わせフォーム
  • 記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
  • 各コラムの記載内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

ページの先頭へ



All rights reserved, Copyright © 1995-2018 Oki Electric Industry Co., Ltd.