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コラム

2017年2月28日

中国市場におけるメカトロビジネスの展開

  • 小関 勝彦(Katsuhiko Koseki)
    執行役員兼沖電気実業(深圳)有限公司董事長


沖電気実業(深圳)有限公司

沖電気実業(深圳)有限公司(以下OSZ)董事長の小関です。OSZの董事長として深圳に赴任して約10ヶ月になります。今回はOSZの事業について、ご紹介させていただきます。

OSZは、2001年7月に設立し、昨年、創立15周年を迎えました。現在の従業員数は約1,800名、メカトロシステム事業本部の中国金融事業と、メカトロ金融製品とプリンター製品の生産部門が一体化したOKIのモノづくりを支える事業体です。2006年に中国広東省深圳市の売上高ランキングTOP100に入り、2015年売上高ランキングの実績は41位となり、深圳市より優良企業として表彰されました。

話はちょっと変わりますが、香港と隣接する深圳は1980年に経済特別区に指定されましたが、1996年(約20年前)に訪れた際はまだ、発展途中の地方都市でした。その後、飛躍的な成長を遂げ、現在では北京市、上海市に次ぐ第3位の大都市に発展しています。この一例からも中国の変化の激しさを実感できると思います。

話を戻します。OSZ金融事業部の主力製品の中国向けATM(ATM21SE)は、中国市場への累積出荷が16万台を超えており、メカトロシステム事業本部を支える重要な事業の一つとなっています。中国市場へのメカトロ製品の出荷を支える金融工場は、同じものを繰り返し生産する単一生産から、お客様の要求に応じたカスタマイズ対応ができる工場に進化しています。言い換えれば、富岡のメカトロシステム工場と同じように少量多品種の生産ができる工場に進化し、中国市場だけでなく、日本市場やグローバル市場に展開している環流式ATM、現金処理機のメイン生産工場に成長しています。

また、プリンターの生産部門は、OKIデータの世界中のお客様のニーズに応じた生産に対応(急増、急減にもフレキシブル対応)し、大ロット(20,000台/日)~小ロット(10台/日)まで品質良く、より効率的に生産できる工場を実現しています。また、オフィスプリンター(LEDプリンター)の他に、成長領域としてインダストリプリンターの大判プリンター(LPシリーズ、M64sシリーズ)の生産も開始し、OKIデータを支える生産拠点となっています。


工場内の様子

さらに、OSZは深圳市の地域活動にも積極的に取り組み、

  1. 海洋生物資源の保護:稚魚の放流(2015年6月)
  2. 環境保護講座の開催(2016年4月)
  3. 教育の一環としての小学生の視察受入れ(2016年5月)

などの地域貢献も行っています。

国内消費の落ち込みなど経済の減速が顕在化している中国ですが、依然、世界一の人口規模を持ち、OKIが得意とするメカトロ市場において、規模も大きく注力市場であることは変わりありません。中国市場は変化が激しい環境でもあるため、中国の環境変化に対し迅速に行動し、さらなるOSZの変革に挑戦し、チームOKIとして、今後もOKIのモノづくりを支える事業体であり続けるよう発展していきます。

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