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コラム

2014年1月22日

ATMサービスも世界へ

  • 安東 信哉(Shinya Ando)
    執行役員兼システム機器事業本部副本部長

システム機器事業本部の安東です。

かつて日本以外にはあまり無かった現金自動預け払い機(以下ATM)は、今日では中国を始めとして海外のあちこちで稼働しています。中国市場にATMを投入し始めた頃はハードウェアの販売が主体でしたが、販売台数の増加に伴いお客様にさらにご満足いただくためにサービスやソリューションといった付加価値を持たせる活動にもOKIは注力してきました。

特に、海外では日本とは異なる事情があります。たとえば日本とは比較にならないほど広い土地にATMが設置されます(中国の面積は日本の25倍、ロシアは45倍です)。また、極端に低温となる場所(マイナス20度)や、雨風が吹き付けるような劣悪な環境に設置される場合もあり、中でも中国の黄砂はハードウェア泣かせになっています。そのため、こういった海外固有の事情に沿った保守サービスも検討してきました。

そこで今回はその一つでもあり最近中国でも導入を始めたリモートメンテナンスサービスについてご紹介します。

ATMというハードウェアの中には自動車と同じぐらいの数の部品が詰まっています。ところがこれらの部品はATMが動作を繰り返していくうちに、たとえばちりが付着したり摩耗が発生したりします。その結果、正確な動作をできなくなり故障という状況に至ることもあります。故障はハードウェアを初期化することによりある程度は復旧できますが、問題が進行した場合は、保守員がそのATMの設置場所に出向き、問題となっている部品を交換しなければなりません。

今や海外でのOKIのATM稼働台数は10万台を突破しました。そしてこれらのATMは前述のとおり広大な土地で働いています。このように多数のATMが広範囲に設置されていますので、上記のような故障が発生すれば保守員はとても大変です。そして一番の問題は、故障している間はお客様へのサービスが停止しご迷惑をおかけしてしまうということです。

そこでこれらを解決するために考え出されたのがリモートメンテナンスサービスなのです。このサービスでは、まず全てのATMとオンラインでつなぐサーバーを設置します。次にATM内の各部品の状態や状況をデータとして定期的に収集し、統計的に分析した上で問題となりつつある部品があれば、それを特定します。そして、定期点検などのために保守員がATM設置現場へ行った際に、この情報をもとに近辺のATMの中に近い将来故障の原因となりそうな部品があれば、併せて交換します。つまり、故障に至る前にその要因を取り除いてしまうため、故障の発生を抑えることができるわけです。

リモートメンテナンスサービスのイメージ

このように故障を未然に防ぐことにより、金融機関様などATMを設置されているお客様に安心してサービスを提供できますし、何よりもATMを使っていただくお客様にご不便をかけないというATMの理想形を実現することができるのです。当サービスは日本国内はもちろん、中国やロシアのみならず、他国への展開を進めています。ATMを設置している地域により、独自の悪環境がありますので、緻密なリモートメンテナンスサービスが有効になります。こういった固有のニーズがあるはずですので、それぞれに丁寧にお応えしてまいります。

今後も、OKIの強みであるメカトロ技術と融合させたサービスやソリューションにより、ATMを運用されるお客様や使っていただくお客様へ幅広く利便性をお届けし、共に発展していきたいと思います。

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