2009年9月1日
SE今昔

- 畑ヶ山 浩幸(Hiroyuki Hatakeyama)
情報システム事業部
事業部長
情報システム事業部の畑ヶ山です。
当事業部は、法人市場に対するSE(システムエンジニア)集団です。旅客交通業、製造業、流通・サービス業と広範囲のお客様に対して、OKIの持つコア技術を活かした特徴あるソリューションをご提供するため、日々活動を行っております。
さて、私がOKIに入社した30年ほど前は、企業システムのオンライン化が進展していた時期で、OKIはデータ通信システムをコアにして、旅客交通業のお客様の予約システム、製造業のお客様の受注エントリーシステムなど、オンラインリアルタイムシステムのビジネスを活発に行っておりました。

技術がオープン化された現在と違い、当時のSEは、各メーカー固有の多様な技術を幅広く習得していて、それらをお客様の要求に合わせ、複雑な構成のシステムをどのように実現して見せるかということに真骨頂がありました。SEとは、システム技術のプロであり、職人的な要素が多かったように思います。私自身も、薄暗いコンピュータルームの中で五感を研ぎ澄まし、コンピュータや通信装置のランプの点灯を見つめながらシステムの連続試験を行ったものでした。その当時のコンピュータは、CPUの稼動、データの送受信の状況を示すランプが付いていて、システムの試験を重ねていくと、そのランプの動きでシステム稼動の様子がイメージでき、システムの異常などをランプの点滅から直感的に分かるケースもよくありました。いわばSEが機械と一体となりシステム構築したことが思い起こされます。
しかし、現在のSEが置かれている状況は、昔とは様変わりしています。SEにとってシステム技術が重要なのは変わりませんが、それ以上に重要なのは、「そのシステムを使ってお客様のビジネスに貢献する、どのような価値をご提供できるか」ということです。昔の、機械と向き合いシステムを考え構築していたSE像から、お客様やお客様のビジネスの場面に向かい合い、問題を見つけ解決策を提案するSE像に、現在は大きく変わってきています。
このような、今日におけるOKIのSE達の活動事例をいくつかご紹介します。
- 空港、駅などにおいて、お客様の流れをいかに整流化するか、お客様の満足度をいかにあげるか、そのための空港、駅における施設、情報はいかにあるべきかという課題に対して、メカトロ・通信・情報処理をコアとしたシステム提案を行っています。
- 食品の安心・安全のためには、工場においてどのような製造、出荷時の検査をすべきか、いかに効率的に行うかという課題に対して、映像監視を応用したシステム提案を行っています。
- 工場では、安全が最優先です。特に重工業系の工場では危険エリアも多く、作業員の安全をどのように確保するかという課題に対して、無線を応用した作業員の位置確認と音声による状況確認のシステムの提案を行っています。
- 小売業の店舗においては現金の管理が重要課題となっており、従来の現金処理機は入金をそのまま釣銭に回せないため現金輸送が必須でした。このような現状での従業員の方の作業効率の改善、店舗運転資金の改善などの課題に対して、リサイクル型入出金機「USCOS™」の提案を行っています。

今後、システムのクラウド化、SOAの進展のような環境変化の中、SEの役割はますます高度化するとともに、お客様にとって重要な存在となります。SEは、これらITのパラダイムシフトを先取りしながら、今までの枠にとらわれない新たな価値を、お客様に提供していかなければなりません。
一朝一夕になしえることではありませんが、お客様と連携を持たせていただきながら、お客様への貢献というゴールに向かって、これからもSE活動を推進してまいります。
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