2009年8月10日
銀行の店舗が変わる

- 竹内 敏尚(Toshinao Takeuchi)
金融システム事業部
事業部長
金融システム事業部の竹内です。
銀行は私たちの生活になくてはならない存在ですが、ATMの利用以外に、店舗の中まで出向くことは一般に機会が少なく、あまりなじみがない人も多いかもしれません。そこで、少し店舗の中をご紹介してみましょう。
店舗の中は、事務スペースとロビースペースに分かれます。事務スペースは、お客様の持ち込まれた伝票を処理するスペースや、現金の保管、融資・渉外の方のスペースで構成され、毎日大量の事務を多くの人で処理しています。ロビースペースは、記帳台や待合スペースで構成されています。
最近では、営業時間を拡大しつつローンや投信などのセールスを強化してきている関係から、事務スペースの割合を縮小し、広くなったロビースペースをよりセールスのためのスペースとして活用するための取組みが見られます。
- 店舗の中のOKI
OKIは、1970年代初頭に、当時世界最大規模の金融オンラインシステムを構築以来、銀行店舗事務を効率化するために革新的な端末システムを常に世に送り出してきました。代表的な機器としては、いまでも高いシェアを誇るオンライン窓口端末システムや事務集中システムなどがあります。
少し最近の取り組みを紹介しましょう。

最新営業店端末イメージ
オンライン窓口システムは、オペレータの操作性や効率性に配慮しつつ確実に事務処理を行うために、最新のIT技術を組みあわて提供しています。帳票を上から瞬時に読み取る非接触型スキャナや、取得したイメージを識別しデータ化するイメージOCR処理(Optical Character Reader)、また、経験の少ないオペレータでも簡単・確実に事務手続を遂行できる事務ナビゲーションなどです。昨年、三井住友銀行様にご導入いただいた最新営業店端末では、営業店業務の事務効率化に加えて、本人確認記録書類の電子化によって、A4用紙換算で年間約300万枚相当のペーパーレスを実現し、環境負荷の軽減にも大きく寄与しています。
また、事務集中システムでは、窓口で取得した様々なイメージデータをリアルタイムで集中センタへ送信し、OCRエントリーやイメージ保管することで、効率的な集中処理を実現し、店舗の事務の削減に寄与しています。
- これからの店舗
ここで、未来の店舗について少しお話させていただきます。
以前はたいていの店舗では、午後3時になると窓口を閉めてしまい、なかなか利用できないという思いを持った方も多いのではないでしょうか。
ところが最近では、店舗規制の緩和を受けて、店舗の営業時間の延長を行う金融機関も増えています。また営業時間だけではなく、さまざまな機能による特徴を持たせた店舗が登場しています。たとえば、休日でも気軽に金融情報を得るために各種相談・セミナースペースが確保されている店舗や、ゆったりした雰囲気で資産運用相談を行えるラウンジ形式の店舗、またワンストップで金融サービスに応えられるよう証券取引ブースを設置した店舗などです。
これは、店舗が事務手続きを行う場から、金融商品を相談・購入する場に変化してきている表われであり、より身近に金融サービスを享受する時代に突入したとも言えるでしょう。
さて、身近な金融サービスとは、どんなイメージでしょうか?
たとえば、普段ATMを使ったときに、ご家族の誕生日のお祝いなどの普段の何気ないメッセージや、資産状況に応じたお得な情報の表示、また、電話やインターネットなどで相談した状況が金融機関で共有され、どの店舗に行ってもスムーズに応対してくれるといったサービスはどうでしょうか?何気ない心遣いを感じられ、暖かいイメージを伝えることができるかもしれません。もちろんこれらは必要なお客様のみへのサービスであることはいうまでもありません。
さらに、携帯電話やインターネット、ATMなどを使用して、いつでも手続きができればより一層便利で身近になるかもしれません。

OKIは、これらのお客様のニーズに応えるために、金融機関に先進IT技術を搭載した商品を提供していきます。
お客様が来店されたら、受付でキャッシュカードをかざすだけで最適なコーナーに誘導され、相談や手続きを簡単にペーパーレスで操作できる店舗や、ホテルのラウンジ・カフェのように気軽に入ることができる店舗、コーヒーを飲みながら快適に金融サービスを提供するような店舗が増えていくと考えられます。
OKIは、これからも最新のIT技術で、金融機関が目指す『快適でお待たせしない店舗』の実現を支援していきます。
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