導入事例

OKIグループの商品・サービスにより課題を解決された
お客さまの声や、共創への取り組みをご紹介します。

企業情報

三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社 様

所在地
東京都港区芝浦1-2-3 シーバンスS館
代表者
田中 敬士 取締役社長
創立
1951年10月
資本金
255億8400万円(2015年4月1日現在)
従業員数
878名(2015年4月1日現在)
事業内容
総合ファイナンス業(法人および個人向けリース・クレジット・カード・ファイナンス等のサービス提供)
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プライベートクラウドの基盤を「EXaaS™ プラットフォームサービス」に移行
より堅牢なデータセンターでシステム運用コスト削減を実現

三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社様ロゴ

法人・個人向けに多彩なファイナンスサービスを提供している三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社様(以下、SuMiTPFC様)は、プライベートクラウドで利用していたデータセンターの契約切れに際して、運用コスト削減とBCP対策強化を追求すべく、システムの預け先を変更することを決断。セキュリティやファシリティーなどの条件をすべてクリアした新たなインフラとして、OKIのマネージドクラウドサービス「EXaaS™ プラットフォームサービス」を採用しました。より堅牢なデータセンターに移行しサービス性能の改善も図られたことで、災害時のリスク低減だけでなく、業務効率化につながるメリットも得られました。

詳細

SuMiTPFC様は、三井住友信託銀行とパナソニックの共同出資により設立された総合ファイナンス企業です。「銀行×メーカー」という他にはない特徴  --三井住友トラスト・グループの有する優れた資金調達力や高い信用力、専門性に裏付けられた提案力、メーカー系ならではの多様なチャネルや“モノ”を基点とした金融サービス、さらに両者の優良な顧客基盤といった強みを活かし、法人から個人まで幅広いお客様に対して、リース・クレジット・カード・ファイナンスなどの多彩なサービスを提供しています。さらに事業のグローバル化にも意欲的に取り組んでおり、2013年にはシンガポールに初の海外現地法人を設立しました。

他方で、お客様サービス向上や業務効率化に寄与するITシステムについては、インフラ基盤の統合化やサーバーの仮想化とともに、外部のデータセンターを活用して、よりセキュアな環境の整備に取り組んできました。情報システム部 部長の戸田雅之氏は、「当社は幅広い金融サービスを提供しているので、業務システムも多岐にわたっています。それらは、堅牢性や安全性、さらにコストも十分に考慮して選定した複数のデータセンターに分散して運用しています」と語ります。

そのうちの1カ所では、社内運用から移行した業務系サーバー群を仮想化し、全国各地の営業拠点から利用できるプライベートクラウドを構築していました。

背景・導入目的

半年後の契約期限を見据え新たなデータセンター探しに着手

プライベートクラウドを運用するデータセンターの利用契約期限が近づいてきたとき、同社では、新たな施設へシステムを全面的に移管することを決断しました。

その理由は、一言でいえば「費用/セキュリティ/サービスレベルの最適化」でした。情報システム部 基盤・運用担当 調査役の穂積浩明氏は、「システムの運用コスト削減は、管理者に常に求められる命題の1つです。また、昨今はBCP対策強化も重視すべきテーマになっています。これらの点で、より最適な施設を探すことにしたのです」と語ります。

新たなデータセンターの選定に着手したのは2014年6月。半年後の12月には従来のデータセンターの契約満了を迎えることとなっていました。

ファシリティーに加え人的要素も評価ポイントに

移行先の選定にあたっては、「金融情報システムセンタ(FISC)が制定した金融機関における情報システムのセキュリティ基準に準拠していることを最低条件としたうえで、立地およびファシリティー面の信頼性も重視しました」と、情報システム部 基盤・運用担当 副調査役の針生(はりゅう)昇氏は語ります。

そして、最終的にベンダー3社の提案の中から、OKIの「EXaaS プラットフォームサービス」を選定しました。

「EXaaS プラットフォームサービス」は、日本データセンター協会が定めたファシリティースタンダード(堅牢性・可用性・セキュリティ性能の基準)における最上位レベルのTier4に相当するデータセンターを利用し、サーバーリソースなどIT資産の調達・割り当てからアプリケーションを含めた運用管理までトータルなサポートを提供するクラウド基盤サービスです。

穂積氏は、「安全対策、災害対策の両面で当社の要望を十分満足する内容でしたし、運用コストに関しても納得できるものを提示してくれました」と、採用理由を述べます。

また、針生氏は、「人的な要素も評価ポイントになりました」と話し、次のように続けます。「OKIとの契約は今回が初めてなのですが、以前からさまざまな提案を持って熱心に当社に足を運び、私どもの意見や要望にも真摯に向き合ってくれていました。そうしたやり取りから生まれた信頼感も下地としてあったと思います」。

システム概要・導入ポイント

入念な計画とリハーサルを経て短期間でのスムーズなシステム移行に成功

移行対象となるシステムは、ファイルサーバーやドキュメント管理サーバーを含む仮想サーバーと物理サーバーでした。移行作業は2014年11月末までに、しかも日常業務に影響を及ぼすことなく完了させる必要がありました。

そこで、短期間かつスムーズな移行を実現する策として、仮想サーバーを再構築するのではなく、サーバーごとのファイルイメージを従来のデータセンターから新しいデータセンターに移行する方法を採用しました。

8月中旬に移行計画をまとめ、11月下旬の3連休での完遂を目指して具体的な作業をスタートさせました。まずは9月、システムごとに異なるベンダーを一堂に集めて説明会を開催し、各社に協力を依頼。サーバー環境の事前調査をもとに移行設計を行い、10月には移行リハーサルを実施して移行手順や作業時間を細かくチェックしました。その一方で、新しいデータセンター側でのネットワーク整備も進めました。針生氏は、「3カ月ほどの期間中は検討会を毎週行い、計画に狂いが生じないように入念な調整を行いました」と振り返ります。

そして11月に入ると、週末の休業日を使って徐々にデータ移行を進め、22日~24日の3連休を迎える前日の終業後から最終的な移行作業をスタート。25日の始業時間までに検証を終え、新しい環境でのシステム運用を開始しました。実は、本番ではリハーサルになかった想定外の事象も起こりましたが、「OKIのメンバーが、万が一の事態も視野に入れて万全のサポート体制で対応してくれたおかげで、無事に作業を終えることができました」と、針生氏は明かします。

導入効果・今後の展望

サーバーレスポンスの向上で業務効率にも明確な効果

SuMiTPFC様は、「EXaaS プラットフォームサービス」を採用したことにより、従来よりも運用コストを抑えつつ、地震や津波、水害など自然災害によるリスクを大幅に軽減したシステム環境を構築することができました。

加えて、新しいデータセンターへの移行によってネットワークを含めたサービス性能が改善された結果、サーバーのレスポンスも向上しました。情報システム部 企画・管理担当 調査役の久保雅義氏は、「ファイルサーバーをはじめとしてデータ閲覧時のスピードが明らかに速くなり、業務効率化にもつながっています」と話します。

さらなる仮想化・集約化で運用効率向上とBCP対策の高度化を目指す

今後の展開としては、「オンプレミスで構築しているシステムを可能な限り仮想サーバーへ移行していく考えです。その際には、新しいデータセンターに集約して運用効率をさらに高めていくことも検討したいと思っています」と、戸田氏は語ります。さらに穂積氏も、「システム運用をEXaaS プラットフォームサービスに集約していけば、オプションのDR機能を活用してデータ保管も効率的に行えるようになり、BCP対策の高度化も期待できます」と説明します。

SuMiTPFC様の事業を支えるIT基盤として「EXaaS プラットフォームサービス」の導入価値はますます高まっていきそうです。そして、今後の活用シーンの広がりにおいても、「提案時から変わらぬメンバーが、私たち運用管理者と同じ目線で物事を考え、サーバー増設やシステム拡張などにも柔軟に対応してくれるOKIのサポートに心強さを感じています」と、穂積氏、針生氏は口を揃えてOKIに対する人的な評価と期待の高さを強調しています。

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2015年6月8日

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