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導入事例

2012年6月1日

株式会社エスカ様

地下街への流入者数調査を「RESCAT®」で自動化
年代・性別も含めたきめ細かなデータ収集が可能に


新幹線地下街「エスカ」エントランス

JR名古屋駅の西口駅前広場の真下にある地下街「エスカ」を運営している株式会社エスカ様(以下、エスカ様)は、従来、年1回実施していた手動による流入者数調査を自動化する仕組みとして、顔認証技術を用いて通行者数や属性を測定できるOKIの「RESCAT®」(Response Categorizer)を導入しました。毎日の計測データによって利用者に関するトレンドの「見える化」が実現され、その集計結果を販促やテナント誘致などの業務に活用しています。

名古屋駅周辺に多数存在する地下街の中で唯一、新幹線の改札に近い西口側(太閤通口側)にあるエスカ様は、開業(1971年12月)から40年超の歴史を誇ります。駐車場を含む延べ面積約2万9,180m²は名古屋駅地区の地下街の中で最大規模。店舗面積約6,110m²の同地区トップクラスで、現在87店舗が営業しています。

その特徴としては、「新幹線地下街」とうたっているように、新幹線を利用する旅行者や出張者を強く意識し、きしめん、味噌カツ、手羽先、ひつまぶしなど名物料理を味わえる飲食店や土産物店を充実させている点が第一にあげられます。営業部係長 販売促進担当の千葉 大介氏は、「名古屋で一番の繁華街といえば栄地区ですが、この10年ほどの間に名古屋駅前も、東口の再開発に伴い商圏として注目を浴び、競争が激化してきました。そこで駅の反対側に位置するエスカも、激戦区を勝ち抜くための1つの戦略として、新幹線利用者にアピールできる『名古屋メシ・名古屋ミヤゲ』をキーワードに、テナント誘致を進めてきました」と説明します。また、地元の方々には、駅を出てすぐのエスカレーターからエントランスを通り、駅前の広場・大通りを挟んだ反対側の商業施設に入れる便利な連絡通路としての利用価値も広く認識されているそうです。

背景・導入目的

ミーティングでの雑談をきっかけに顔認証システムの利用価値に注目


営業部係長 販売促進担当
千葉 大介氏

エスカ様では長年、マーケティングの一環として手動による流入者数調査を毎年1回(2日間)実施してきました。しかし、「長期のトレンドを見るには多少なりとも役立ちますが、年に1度の更新データでは日常的な業務に活かすこともなかなかできないので、形骸化していた感は否めませんでした」と、千葉氏は語ります。かといって、委託会社に支払うコストを考えると調査回数を増やすこともままなりませんでした。

このような調査にシステムを採り入れることとなったきっかけは、実は営業部の定例ミーティングでのちょっとした雑談でした。「上司がたまたま、出勤前のテレビ番組で紹介されていた顔認証システムを話題に取り上げ、『面白そうだ』という興味から調べてみることになったのです」(千葉氏)。

インターネットであれこれと検索し、顔認証システムを商品化しているベンダー2社と、新商品としての発売を控えていたOKIをピックアップ。各社とコンタクトを取って、システムの特徴や導入コストなどを探ってみました。その結果、「手動調査3回分程度の導入コストで、圧倒的に密度の高いデータを収集できることが分かり、『これなら活かせる』と考えて本格的に検討することになりました」と、千葉氏は振り返ります。

システム概要・導入ポイント

OKI担当者の心意気も評価し、発売前の「RESCAT」を選択

選定においては、各ベンダーからの提案書を比較検討するとともに、現場での実測検証を実施。ベンダーごとに計測日を設定し、自動計測と手動計測を同時に行って数値の比較もしてみました。千葉氏は、「自動と手動の数値比較に目を向けていたわけではなく、システムがきちんと動作するかどうかをチェックできればいいと思っていました」と明かしたうえで、「むしろ、検証作業に臨む姿勢を見て、導入後も含めて安心して任せられるかどうかを判断したいと考えていました」と話します。

また、選定時の条件としては、「どのベンダーも大きな差はないのでは」と感じた顔認証技術よりも、「計測データを活かせなければ意味がない」という考えから、分析しやすい形でデータをアウトプットできるかどうかを重視しました。

3社の提案の中から最終的に選んだのは、当時発売前だったOKIの「RESCAT」でした。「帳票の様式も含めて私どもの要望に柔軟に対応してくれました。検証作業においても真剣さを一番感じました。販売実績がない段階の商品を選ぶことに懸念を示す向きも社内にはありましたが、『一緒にやっていこう』というOKI担当者の心意気も十分に見てとることができたので、不安はまったくありませんでした」と、千葉氏は語ります。

2カ所の計測データから3種の帳票を作成


設置されたカメラ

「RESCAT」の採用は2011年1月に正式決定され、同年4月1日から運用が開始されました。

通行者を捉えるカメラは、主な出入口の2カ所に設置されています。地下街の出入口は合計17カ所ありますが、計測地点を絞ったのは「長年の手動調査により、この2カ所で流入者総数の約5割を占めることが分かっているからです」と、千葉氏は説明します。

「RESCAT」は、カメラ映像から通行者数をカウントするとともに、専用の映像解析プログラムで顔の検出および年齢・性別の判定(推定)などを行い、計測データとしてサーバーに保存します。ちなみにカメラで撮影した映像は記録されないので、通行者のプライバシーを侵害することはありません。

計測データは、CSVファイルから見たい情報、見やすい帳票に容易に加工することができます。エスカ様では、(1)2カ所からの流入者数に全店舗の買上客数および天気データを紐付けた一覧表、(2)流入者の性別および年齢層(10歳刻み)の比率を示した円グラフ、(3)時間帯別の流入者内訳表、の3種類を日別に集計・作成しています。

導入効果・今後の展望

利用者実態の“見える化”により、思わぬトレンドも発見

千葉氏は、システム導入の効果について次のように語ります。「出張や観光のお客様に多く利用いただいているエスカは、他の地下街とは異なり、連休や年末年始、お盆、春休み期間などに盛り上がりを見せます。もちろん1カ月、1週間、1日の中でも繁閑の周期があります。このようなトレンドは長年の経験で分かっていたことですが、今までは裏付けがありませんでした。それがRESCATのデータによって『見える化』されました」。

加えて、今まで気づかなかったトレンドも見えてきたそうです。「たとえばお客様層に関して、従来はビジネスマンの方が多く、そのために男性向け商品のニーズが高いと認識していました。しかし、集計データを見てみると、女性の割合が思っていたよりも多いこと、さらには意外に若い年齢層の方が来られていることが分かったのです」。

では、集計データは具体的にどのような場面で活用されているのでしょうか。千葉氏はこう続けます。「私が担当している販促業務では、流入者に占める女性の比率を見て、一時期ストップしていた女性向けファッション誌への広告掲載を再開することを決めました。また、テナント誘致などを行うリーシング業務では、新規入店や契約更新の交渉を進める際にデータを提示することで、説得力や信頼感を高めることができているようです」。

周辺環境の変化に応じてシステム面の対応も

システム運用開始から1年が経ち、エスカ様の集計データは今後「前年との比較」が可能になります。千葉氏は、「前年同月比でチェックできるようになれば、季節変動の特徴なども明確になりますから、システム導入の意義がさらに高まります」と期待をかけています。

計測地点の追加(カメラの増設)に関しては、今のところ計画はありません。今回のシステム導入の目的は、流入者数の総計を追求することではなく、あくまで流入者数と属性を時系列で追うことにあるからです。ただし、人の流れに影響を及ぼすような変化があれば、システム面の対応も図っていく考えです。「名古屋駅周辺を10年、15年のスパンで捉えると、東口側の再開発の進展、リニア新幹線の開通などによって、商業施設の競争構造も変化していくかもしれません。そうしたときの戦略策定にも役立てられるよう、計測データの蓄積・整備を進めていこうと思います」と、千葉氏は語っています。

システム構成図

エスカ様 概要

社名 株式会社エスカ
本社所在地 愛知県名古屋市中村区椿町7番1号 オーヴァ21ビル9階
代表者 庄野 隆寛 代表取締役社長
設立 1964年9月15日(開業1971年12月1日)
従業員数 18名
事業内容 地下街「エスカ」の店舗(地下1階)賃貸/駐車場(地下2階)経営
ホームページ http://www.esca-sc.com/

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