現在位置:Home > 導入事例 > 2009年 > 拠点間の情報共有・コミュニケーション強化策にビデオ会議システムを起用


導入事例

2009年2月2日

興亜硝子株式会社様

拠点間の情報共有・コミュニケーション強化策にビデオ会議システムを起用
「Visual Nexus®」+既設ネットワークで安価かつ手軽に環境を構築


興亜硝子様製品 化粧品用ガラス容器

業界トップシェアの化粧品用ガラス容器をはじめ、薬品用・食品用など様々な分野にガラス容器を供給している興亜硝子株式会社様(以下、興亜硝子様)は、東京・神奈川・千葉・大阪に分散している各拠点間でのコミュニケーション強化が課題の1つでした。

その解決策として、OKIの提供するビデオ会議システム「Visual Nexus®」を導入。会議出席のための移動にかかる経費と時間の削減、情報共有・伝達力の向上、現場レベルでの様々な業務の効率化、人材育成におけるより効果的な研修の実現など、多岐にわたる利用効果を見込んでいます。

興亜硝子様は、デザインやカラーリングなどファッション性が重要視される化粧品用ガラス容器でシェア50%以上を獲得している国内トップメーカーです。化粧品会社からの注文に応じた製品だけでなく、自社で企画した容器の提案も行っています。

また、東京都江戸川区の本社を基軸として、神奈川県藤沢市の大船工場および千葉県市川市の市川工場の2カ所の製造拠点、大阪市の営業拠点、グループ会社を含め、各拠点が密に連携して多様化するニーズに応える高品質な製品・サービスの提供を進めています。さらに、中国の上海エリアにも2工場の生産拠点を設け、事業のグローバル化にも意欲的に取り組んでいます。

背景・導入目的

意思決定のスピード向上策としてビデオ会議システムに着目


執行役員
環境管理責任者(ISO)
情報システム部長
浜野 広 氏

興亜硝子様では、スピーディでスムーズな業務遂行を図るため、部門をまたいだ意見交換が頻繁に行われています。また、ITの活用にも積極的で、グループウェアを企業ポータルとして早期から導入し社内での情報共有を推進してきました。

しかしながら、さまざまな意思決定のための会議では、効率化という点で課題がありました。「各拠点から人員が集まれば経費もかかりますし、移動による業務面のロスも発生します。かといって参加者を絞ると、会議のスムーズな進行や現場に対する会議内容の伝達に支障が出る可能性もあります」と、執行役員 情報システム部長の浜野広氏は話します。さらに、日々の業務の中でも、互いに顔を突き合わせて意見を交換することによるコミュニケーション向上が重要であるという考えもありました。

そこで、意思決定のスピードアップを実現するため、いつでも具体的なデータを共有しながらミーティングが行える仕組みとして、拠点間を結ぶIP-VPNを利用したビデオ会議システムに着目しました。

"悔いの残らない製品選定"で「Visual Nexus」を採用


管理本部
情報システム部
情報システム課長
篠塚 和也 氏

情報システム部では、かねてから遠隔会議を実現できるシステムの導入を視野に入れており、複数の製品をピックアップして、ベンダー主催のセミナーへの参加やデモ体験なども交え比較検討を行ってきました。ただ、既設ネットワークの帯域不足が懸念されたため、一歩を踏み出せずにいました。

ネットワーク見直しの機会が訪れたのは2008年3月。ビデオ会議の利用を展望しつつ拠点のアクセス回線を大幅に増強し、システム導入に向けて本腰を入れることとなりました。

浜野氏は、「検討過程で『悔いの残らない製品選定をしよう』と心に決め、各社製品の特長・価格と社内ニーズの照合作業も済ませていたので、ネットワーク増強を行った時点で、採用する製品はほぼ決めていました」と言います。それが、各拠点のPBX(電話交換設備)や拠点間の音声・データ統合に用いるVoIPゲートウェイの納入実績があったOKIのビデオ会議システム「Visual Nexus」であり、OKIの販売パートナーである株式会社ジェックが提案したものでした。

「Visual Nexus」については、既存のネットワークやPCをそのまま利用できるうえに、カメラ・マイク・スピーカーなどの選択肢も多く、新規導入設備も含めてイニシャルコストを抑えられる点を高く評価していました。また、容易に導入でき、クライアント側の操作も簡単であることなども重視しました。

そこで、2008年10月には各部門・階層の社員20名ほどに参加してもらい、社内でのデモ運用を実施。運用面でのメリットに関するコンセンサスを得たうえで、正式採用を決めました。

システム概要・導入ポイント

3拠点の会議室に加えて現場レベルでの利用環境も整備


アプライアンスサーバ VOCS1000

システム導入作業は2008年12月末に行われました。「Visual Nexus」の核となる多地点制御機能などを備えた「Visual Nexus Meeting Server」は本社に設置。一方のクライアント側は、20名前後で利用できる環境を本社・大船工場・市川工場の各会議室(計3カ所)に構築するとともに、1~5名程度で利用可能な端末設備を本社の営業本部と管理本部、大阪営業所、大船工場の管理室、市川工場の品質保証部、グループ会社の興亜コンテナーおよび綾南パックの計7カ所に用意しました。

各拠点では、既存のPCにクライアントソフトをインストールし、カメラと会議用マイクスピーカーを接続するだけで導入を完了できました。

PC上では、アプリケーションを起動させ、ユーザーID・パスワードを入力し、参加したい会議を選択するだけの簡単な操作で利用でき、各種ドキュメント・アプリケーションのデータも参加者全員で共有し、画面上で確認しながら会議を進められます。「とはいえ、使い慣れないうちは戸惑うことも多いので、操作手順を分かりやすく説明したマニュアルを作成しました」と、管理本部・情報システム部情報システム課長の篠塚和也氏は話します。

導入効果・今後の展望

リスクマネジメントや環境対策などの副次効果も期待

「Visual Nexus」の本格運用は2009年1月から開始されました。そのため、実際の導入効果はこれから本格的に現れることとなります。

しかし浜野氏は、「各拠点にいながら会議に参加できれば、移動にかかる経費と時間が削減されるのは明らかですし、それによって現場力の向上も図れるでしょう。加えて、会議参加者の絞り込みを緩和できますから、議論が深まるうえに情報共有の幅も広がることは間違いありません」と強調します。また、「拠点間・部門間での担当者同士の打ち合わせでは、電話による曖昧な情報共有が解消され、コミュニケーション力アップによって業務をより効率的に進められるようになるはずです」とも付け加えます。

さらには、今回のシステム導入によって、会議参加の移動時に社用車に相乗りすることによる交通事故リスクの回避や、移動に伴う排ガスの削減による環境面での改善に貢献できるといった副次的な効果にも期待しています。

多岐にわたる部門・業務での有効活用を計画

興亜硝子様が描いている「Visual Nexus」の利用シーンは、会議や打ち合わせだけにとどまりません。「現場での情報共有の延長ですが、お客様から製品に関するクレームがあった場合、現物の画像をビデオ会議システムで共有しながら対策を検討するという使い方も考えています」と浜野氏は言います。これにより、クレームのあった製品を拠点間で移送することなく、スピーディな対応が可能となります。

これまでは拠点ごとに実施していた人材育成のための研修などにも「Visual Nexus」を活用し、本社主導で教育を行っていくことで社内全体でのスキルアップの均質化を図る計画もあります。篠塚氏は、「情報システムの勉強会を本社にて定例的に開催しているのですが、以前から大阪営業所の社員が参加を希望していたので、今後はビデオ会議で加わってもらおうと考えています」と話します。また、浜野氏は、「私が管轄しているISO14001認証の更新においても、本社・大船工場・市川工場の各拠点の審査員間の情報共有も検討していく考えです」と語っています。

もちろん、会議・打ち合わせ用途でも、今後の利用動向や社員からのニーズを捉えて、対応クライアントの増設や未導入部門への展開を前向きに進めていく考えです。浜野氏は、「小規模利用の設備であれば導入コストもさほどかからないので、社内で幅広く活用してもらいたいと思っています」と話します。さらに、「現地の通信回線の環境が整えば」という条件が付くものの、中国の拠点にも早期に「Visual Nexus」を導入し、コミュニケーションと情報共有のさらなる強化を実現したい意向です。

システム構成図

興亜硝子様 概要

社名 興亜硝子株式会社
本社所在地 東京都江戸川区平井1-25-27
代表者 出井龍彦 代表取締役社長
設立 1943年1月
従業員数 約500名
事業内容 化粧品用ガラス容器、薬品用ガラス容器、食品用ガラス容器、無機系抗菌剤の製造・販売
ホームページ http://www.koaglass.co.jp/

導入事例関連リンク

導入事例に関するお問い合わせ先

ご質問・ご意見等がございましたら、以下のフォームよりお問い合わせください。
導入事例お問い合わせフォーム
  • Visual Nexusは沖電気工業株式会社の登録商標です。
  • 記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
  • 各導入事例の記載内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
Get Adobe Reader
PDFの閲覧にはAdobe Readerが必要です。Adobe社のサイトからダウンロードしてください。

ページの先頭へ