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導入事例

2008年10月17日

株式会社大分銀行様

「マルチメディア情報配信システム」で営業店舗の"情報力"を大幅アップ
お客様向け情報と行内向け情報の両面で映像コンテンツを有効活用


大分銀行様 社屋外観

大分県内を中心に107の営業店を展開する株式会社大分銀行様(以下、大分銀行様)は、広域イーサネットによる高速・大容量の行内ネットワークを活かした業務アプリケーションとして、映像を含むマルチメディア情報配信に着目。OKIが提供する「ブロードメッセンジャーV®」と「LiveOnAir3.0」を組み合わせ、各営業店に設置した液晶ディスプレイをお客様向け情報表示端末としてだけでなく、行内の情報伝達・研修用ツールとしても活用し、大きな成果をあげています。

創立から115年の歴史を持つ大分銀行様は、『地域社会の繁栄に貢献するため銀行業務を通じ最善をつくす』を経営理念に、大分県下トップの金融機関として、地域基盤を支える多彩な金融商品・サービスを提供しています。

また、お客様サービス向上と業務効率化を推進するため、各営業店を結ぶネットワークの構築や各種業務アプリケーションの導入にも早期から取り組んできました。

背景・導入目的

ネットワークの高速化を機に業務アプリケーションも拡充


システム部
システム企画グループ
推進役 今田 利美 氏

こうしたIT化推進において、大きなステップアップを図るきっかけとなったのが、2006年11月に行ったネットワーク刷新 -- 専用線から広域イーサネットへの移行でした。システム部システム企画グループ・推進役の今田利美氏は、「情報系の業務アプリケーションの利用拡大によりネットワークの帯域不足が課題となりつつあったことと、イメージデータをうまく使った新しいアプリケーションの導入を計画していたことから、更新サイクルからするとやや早めのタイミングでしたが、ネットワークの高速・大容量化に踏み切りました」と当時を振り返ります。

新しいネットワークでは、従来とほぼ同等のランニングコストで大幅なパフォーマンス向上を実現。さらに勘定系と情報系で異なる通信事業者の広域イーサネットサービスを用い、障害時には相互にバックアップすることで高度な信頼性も確保しました。

そして、このプロジェクトに並行して、新たな業務アプリケーションの導入も進められていきました。その1つが、OKIの提供する金融機関向け情報配信システム「ブロードメッセンジャーV」とIP遠隔映像配信講義システム「LiveOnAir3.0」を組み合わせた「マルチメディア情報配信システム」です。

2カ月弱で全営業店への展開を完了


システム部
システム企画グループ
副推進役 奈良 雅彦 氏

大分銀行様が「マルチメディア情報配信システム」を導入した理由は2つありました。

まず、老朽化していたお客様向け金利表示盤に替わるものとして、自行商品のCMや地域情報などの映像コンテンツも同時に表示できる仕組みを求めていたことです。「私どもでは、営業店における窓口対応をよりスピーディにするためのさまざまな取り組みを進めていますが、お客様の待ち時間をゼロにするのは困難です。そこで、お待ちいただく時間を少しでも有意義にできる情報を提供したいと考えていました」と、システム部システム企画グループ・副推進役の奈良雅彦氏は話します。

もう1つは、行内の意思統一・目標意識向上を図るための情報伝達や営業店のスキルアップ研修などを、効率的かつ効果的に行いたいというニーズでした。例えば、頭取の年頭挨拶を音声だけでなく映像付きで配信すれば、営業店スタッフのモチベーションもより高められます。また、本部やエリアごとの中核店で開かれる集合型研修を、ネットワーク経由による遠隔研修に変更すれば、スタッフの移動時間とコストが削減できます。

このような映像コンテンツを活用したアプリケーションの導入は、実のところ以前から視野に入れられており、OKIからの提案も受けていましたが、ネットワーク部分がボトルネックとなり、本格的に検討するまでにはいたりませんでした。こうした背景からも、ネットワークの高速・大容量化が待ち望まれていたものであることがわかります。

今田氏は、「映像配信システムの具体的な検討段階では他ベンダーの提案も受けましたが、営業店端末などの納入やネットワーク構築を手がけてくれた信頼感から、OKI以外にはないと考えました。もちろん、製品の機能についても、私どもの要求に十分応えてくれるものでした」と、システム選定時のポイントを話します。

「マルチメディア情報配信システム」の導入は、新ネットワークへの全面移行が完了した直後にスタートし、急ピッチで作業が進められました。まずは、2006年11月初旬から「ブロードメッセンジャーV」の運用評価を行うため、試行店に設備を導入し、12月中旬までに全営業店への展開を終えました。

続いて、年明けの2007年1月4日に行われる頭取の年頭挨拶をライブ配信すべく、「LiveOnAir3.0」の立ち上げに着手しました。奈良氏は、「新システムの初めての利用シーンが失敗の許されない重要イベントということで、非常にプレッシャーを感じました」と、当時の心境を語ります。しかし、わずか2週間ほどの間で、全営業店の協力を得て2度のリハーサルも実施し、準備万端で本番を迎えることができました。

システム概要・導入ポイント

1台の大型ディスプレイをお客様向け・行内向けで兼用

システムの概要を紹介していきましょう。

「ブロードメッセンジャーV」および「LiveOnAir3.0」の情報配信サーバなどの設備は、事務センターに設置。各営業店にはクライアントPCと大型液晶ディスプレイ(26~45インチ)が導入されています。


各店舗のロビーに設置されている
液晶ディスプレイ(左上)

液晶ディスプレイは各店舗のロビーに設置されており、営業時間内は「ブロードメッセンジャーV」によるお客様向けの情報表示用、営業時間外は「LiveOnAir3.0」による情報伝達や研修用と、1台で2役を果たしています。「表示画面の切り替えをはじめとして、端末の操作はリモコンキーで簡単に行えるので、営業店側の評価も上々です」と、奈良氏は話します。

お客様向け情報画面には、金利情報、映像コンテンツ、テロップ情報の3つの表示エリアが設定されています。金利情報は1日に2回、勘定系のホストコンピュータから情報配信サーバにデータが自動でアップロードされ、各営業店に配信されます。映像コンテンツとテロップ情報は、エンドユーザー部門(主に営業統括部)が主体となって数種類のコンテンツを作成・登録しており、夜間にサーバから営業店側にダウンロードしておく仕組みになっています。

行内向けの情報伝達ツールとしての活用については、利用規程に沿って手続きをすれば、どの部門でも自由に映像配信を行うことができます。先述した頭取の年頭挨拶のように、本店の撮影機材を使ってライブ映像を流すこともできますが、利用実績の多くは、あらかじめ撮影した映像を蓄積しておき、営業店ごとのスケジュールで自由に視聴できるVOD(Video on demand)方式が用いられています。

システム構成図

導入効果・今後の展望

行内向けの映像配信で予想以上の利用実績

「マルチメディア情報配信システム」の導入効果は、どのような形で表れているでしょうか。

お客様向けの情報提供においては、従来からの金利情報に加えて、自行の商品・サービスを映像で分かりやすく伝えられるようになり、営業ツールとしての価値も生まれています。また、地域情報を盛り込んだコンテンツも好評で、特に『大分の味シリーズ』は、お客様からの要望に応えて冊子化し、各店で無料配布しています。「店頭での映像に興味を持っていただかなければ、『冊子にしてほしい』というご要望も出てこないはずですから、システム導入の成果は十分にあがっているといえるでしょう」と今田氏は話します。

また、「LiveOnAir3.0」による行内の情報伝達・研修用ツールとしての活用についても、予想以上の手応えを掴んでいます。「実は『年頭挨拶の後に誰も使ってくれなかったらどうしよう』という不安もありました」と、奈良氏は本音を明かしますが、その後の利用実績は、約1年半の間に5つの部門で計24回にのぼり、その内容も研修や勉強会用のコンテンツだけでなく、業務に関する説明・報告、業績表彰の中継など多岐にわたっています。

今田氏は、「これまで利用していなかった部門からも『使いたい』という要望が届いていますし、営業店側からも『もっといろいろな情報伝達に活かしてほしい』という声もあがっています」と、さらなるシステム活用に向けた意識の高まりを実感しています。

映像活用の先進事例として他行も注目

お客様サービス向上と行内情報伝達の両面で映像コンテンツを有効活用するという大分銀行様の先進的な取り組みは、他の金融機関にも刺激を与えました。地銀2行が大分銀行様へ見学に訪れ、その中から同じ構成でのシステム導入を決めた銀行もあります。奈良氏によれば、運用面でのポイントに関するお問い合わせも受けたそうです。

大分銀行様では、「マルチメディア情報配信システム」の利用実績、利用シーンの拡大でさらなる効果を引き出していくとともに、テレビ会議システムなど"映像"をキーワードとするアプリケーションの拡充も進めていく考えです。そして今田氏は、そうした今後の展開を見据えて、「長年の付き合いで私どものことをよく理解してくれているOKIには、これからもユーザーフレンドリーなシステムと、その効果的な活用方法を積極的に提案してほしいと思っています」と、OKIに対する期待も語っています。

お客様向け情報配信画面の一例

  • 画面左:映像コンテンツエリア、画面右:金利情報エリア、画面下:テロップ情報エリア

  • クッキングレシピ編

  • クイズ編

  • 風景編

  • 行内取組み(クールビズ)案内編

  • 取扱い商品案内編

  • キャンペーン告知編

大分銀行様 概要

社名 株式会社大分銀行
本店所在地 大分県大分市府内町3-4-1
代表者 小倉義人 取締役頭取(代表取締役)
設立 1893年2月1日
従業員数 1,501名
事業内容 銀行業務(個人向け・法人向けの各種金融サービスの提供)
ホームページ http://www.oitabank.co.jp/

(2008年3月末現在)

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