プロモーション コラム 「IPコミュニケーションの明日を読む」
第36回: 「セカンドライフの日本版への期待」

[2007年5月21日掲載]
執筆: 千村 保文(Yasubumi Chimura)
沖電気工業株式会社(OKI)
情報通信グループ セキュリティ・アンド・モビリティカンパニー
バイスプレジデント
兼 OKI IP電話普及推進センタ(IPTPC) センタ長
北米で流行しているインターネットゲーム「セカンドライフ」の日本版が近々登場する予定です。
「セカンドライフ」は、自分の分身を使ったインターネット版人生ゲームです。「セカンドライフ」の特徴は、セカンドライフ内で使える「リンデン・ドル」という通貨を設定したことと、「リンデン・ドル」を実際のドルに換金できることです。ゲームを進めることで「リンデン・ドル」を増やしてゆくことができるため、リアルなビジネスへの活用も始まっています。例えば、「セカンドライフ」の中で広告・宣伝を行ったり、教育サービスを行う実企業が増えています。それは、グローバルなユーザの意見を低コストに収集できるからでしょう。
今は英語対応のみですが、日本版が登場することで、日本企業に影響を与えることを私は期待しています。日本では、ゲームを媒体としてのキャラクタビジネスが盛んです。家族でテレビゲームを行うことは、欧米人からみると不思議な光景のようです。しかし、ゲームという娯楽を通したリアルなビジネスは、日本の文化を世界展開する良い機会になるのではないかと考えています。
核家族化が進み、ビジネスのグローバル化が一層進むと、離れた土地で生活する家族や同郷の仲間同士が、ネットワークを介して人脈を広げる傾向が拡大することでしょう。「セカンドライフ」が日本で根付くか、または日本流の「セカンドライフ」活用法が生まれるかは、とても興味深いと思います。
このような仮想社会ゲームは「セカンドライフ」のみではありません。ソニー様もプレイステーションにおいて同様のゲームを商品化する予定のようです。また、任天堂様のポケモンを使ったゲームは、仮想タウンの中で新たなポケモンを探してゆき、プレイヤー同士がネット上で電話(これもIP電話の一種ですね)をしたり、ポケモンを交換することができます(うちの子供もハマっています)。これなどは、仮想社会ゲームの走りではないかと思います。

「セカンドライフ」上に、OKI IP電話普及推進センタ(IPTPC)の分校でも作って、私の分身が講演会を開くというアイデアはいかがでしょうか?日本のIP電話の世界展開に貢献できないでしょうか?
「日本の通信ベンダも柔らかくなったね」と言われるようなアイデアをOKI IPTPCまでお寄せいただき、皆さんと議論をしてみたいと本気で考えています。
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