プロモーション コラム 「IPコミュニケーションの明日を読む」
第28回: 「緩やかに、強いシステムを求めて」

[2006年9月7日掲載]
執筆: 千村 保文(Yasubumi Chimura)
沖電気工業株式会社
情報通信事業グループ アシスタント オペレーティング オフィサー
兼 OKI IP電話普及推進センタ(IPTPC) センタ長
9月は、防災に思いを馳せる季節です。
9月1日は防災の日であることは言うまでもありませんが、同時に9月11日は世界にとって忘れられない日でもあります。
また、先月は東京では大停電があり、さらに大きな地震もあっただけに、私自身が世の中の変化に敏感になったのかもしれません。
そんな時代において、私が関わっている「IPTPC VoIP認定技術者資格制度」は大成長を遂げています。先月には、岩崎通信機様がパートナーに加わってくださいました。また、情報通信設備協会様もIPTPC VoIP認定技術者資格試験の採用を決めてくださいました。
これも、情報通信業界が地殻変動を起こしている時期だからこそと考えています。
本来ならば、競合関係にあるベンダ同士が大同団結を図るのは、それだけお互いが立つ地盤が変化しているからです。いつ、地震が来るかわからない、そのときに、自分だけが助かれば良いと考えていては、業界そのものが沈んでしまいます。
「そんなことは、言われなくてもわかっている」と仰る方も多いかと思います。しかし、自らがいる場所の常態は、得てして、見えないものです。

時代を通じて生き延びてきたモノ、例えば、日本の建築物などは、釘ひとつ使わずに緩やかな連結の基に、時代の変化を生き抜いてきました。また、ポリシーは保ちつつも、脱皮を繰り替えし、今もその精神を私たちに語り継いできています。
そこまで大きな話は私の器ではないものの、日本の情報通信が品質と安全性を保ちながら、お客様の信頼を得て、商いを広げてゆくためには、業界を通しての「緩やかで、強い連携」が今こそ、必要であると考えます。
先の見えない時代だからこそ、IP電話普及推進センタのような取り組みが評価されているのだと考えます。お客様の信頼をいただけるよう、より「業界全体の品質向上」に向けて、微力ながら、取り組んでゆきたいと考えます。
お客様がいらしてこその業界なのですから。
防災の日に、新幹線にて・・・
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