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IPテレフォニー

プロモーション コラム 「IPコミュニケーションの明日を読む」

第11回: 「そろそろIPv6?」

[2005年4月5日掲載]

執筆: 千村 保文(Yasubumi Chimura)
沖電気工業株式会社
情報通信事業グループ  アシスタント オペレーティング オフィサー
兼 OKI  IP電話普及推進センタ(IPTPC)  センタ長

先月の3月18日に、北京で行われた「次世代インターネットIPv6日中協力プロジェクト」の成果発表会に参加しました。このプロジェクトは、経済産業省と中国国家発展改革委員会の協力により、日本のCIAJ(情報通信ネットワーク産業協会)とCERNET(China Education and Research Network)が連携した3年間のプロジェクトです。

北京・上海・広州に、日立様・富士通様・NEC様のIPv6ルータを設置し、各地の大学間を結んだ試験網を構築しました。その試験網の上で沖電気は、VoIPとCTIを用いた市民支援サービス「PAS(Public Assistant Service)」の実証実験を行いました。

IPv6は1995年に仕様が策定されてから、早くも10年が経ちました。IPv6は日本が先行しているインターネット技術ですが、その実用化は中国から広まるであろうと言われています。その理由は、中国ではIPアドレスの割り当て数が人口に比べて非常に少ないからです。確かに、今回の成果発表会においても、中国でのIPv6に対する興味は非常に高いものがありました。

特に、沖電気が展示した「PAS」や、日立様・富士通様が出展した自動車を用いた情報配信である「テレマティクス」、松下電工様がデモを行った地域の照明やビル管理、NEC様の無線LANシステムなどに高い興味が集まっていました。

沖電気の市民支援サービス「PAS(Public Assistant Service)」ブースにて

今回の成果発表会を見ていて、私は「そろそろIPv6が広まるかな?」という感想を持ちました。しかし、世界のインフラが一気にIPv6化するということではないと思います。IPv6は、上記の展示例にもあるように、社会のインフラとして規模とセキュリティが必要である分野からジワリと広がっていくと思います。

携帯電話やIP電話もそうでしたが、「3G」や「VoIP」など技術略号で呼ばれているうちは普及しません。IPv6も“eNET(いーネット)”と呼んではいかがでしょうか?Easy(簡単)で、Excellent(卓越)なネットワークがアジアから広まる日は、そう遠くはないと思います。

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