プロモーション コラム 「IPコミュニケーションの明日を読む」
第8回: 今年のキーワードは、「IT支援型コミュニケーション」

[2005年1月13日掲載]
執筆: 千村 保文(Yasubumi Chimura)
沖電気工業株式会社 IPソリューションカンパニー
ヴァイスプレジデント 兼 IP電話普及推進センタ(IPTPC)センタ長
2005年、明けまして、おめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
本コラムは昨年から掲載し始めましたが、多くの読者の皆様のご支援で今年も継続させていただけることになりました。この場をお借りして御礼申し上げます。
さて、今年2005年は「酉年」です。干支の語源や故事については食傷気味かもしれませんが、ご容赦いただければ幸いです。日本フィルハーモニー交響楽団さんの公式ホームページで、面白い「酉年にちなんだ故事成語」を見つけましたので、ご紹介したいと思います。
以下に引用いたします。
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鶏と犬のカップルの成語に「鶏犬相聞」というのがあります。読みは「(鶏犬)けいけん、(相)あい(聞)きこゆ」で、人が多く住み、国も豊かであることを指し、そのことから平和を意味することもあります。出典は色々あります。古いところでは老子第80章に出てきます。これは「小国寡民章」とも呼ばれる有名な章です。
大意は、
「小さい国で人民も少ないところで、便利な道具があっても使わないようにさせ、自分の命を大切にし、遠い土地に行かせないようにする。縄を結んで約束とし、今食べているものをうまいとし、今着ているものを心地良いとし、住まいに落ち着いて生活させ、(その)習慣を楽しませれば、隣国が、たとえ鶏や犬の鳴き声が聞こえるくらい近くであったとしても、人は老いて死ぬまでお互い往来することもないであろう。」
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何だか物騒な国の話のようでもありますが、古い時代の理想郷を作るための老子の知恵であります。
しかし、グローバルに遠くの国の実情まで聞こえてくる現在では、便利な道具を使わせず、遠くの国にも行かせないというのは無理な話です。確かに情報漏えいなど、個人のプライバシーやセキュリティの問題を解決することは非常に重要です。これからの時代は、より便利な道具を、いかに上手に活用するかがビジネス成功の鍵です。多くの情報が聞こえてくるからこそ、その情報を整理し、よくコミュニケーションを図ることが重要です。
そのためには、情報技術ITの世界を上手に活用したコミュニケーションが重要だと思います。人と人のコミュニケーションが人間社会を平和に保つ基本ではあるとしても、人間の行動できる範囲や記憶には限界もあります。そこで、ITを活用し、時間と空間をよりよく活用してコミュニケーションを図る。私はこのようなコミュニケーションを、「IT支援型コミュニケーション」と呼んでいます。
昨年、日本ではIP電話の加入者が拡大し、モバイルセントレックスなどのように携帯電話との融合が始まるなど、情報と通信の融合が具体的に見え始めた年でもありました。今年は、日本から「IT支援型コミュニケーション」が広まる年になるような気がします。

本年もよろしくお願い申し上げます
最後に、「酉」という字は、元々は「酒をしぼるツボ」の象形であり、広くは「引き締めて、一所に集め、収穫する」意でもあります。今年が大きな構造改革を経て、収穫が得られる年となることを期待しております。
平成17年正月
IP電話普及推進センタ センタ長 千村 保文
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