プロモーション コラム 「IPコミュニケーションの明日を読む」
第6回: インターネット・コミュニケーションは相手の立場に立つことが基本
~相手も同じ環境とは限らない!~

[2004年10月29日掲載]
執筆: 千村 保文(Yasubumi Chimura)
沖電気工業株式会社 IPソリューションカンパニー
ヴァイスプレジデント 兼 IP電話普及推進センタ(IPTPC)センタ長
先日、中国の九寨溝(JiuZhaiGou)にて講演をしてきました。そこで今月は、美しい自然が多く残り、世界自然遺産にも登録されている九寨溝から、インターネット・コミュニケーションの苦労談をいたします。
九寨溝は、標高3,000mのチベット文化の残る四川省の観光地です。某ベンダが主催する通信サミットが、まさに世界最高峰の地で行われ、私も参加してまいりました。成都から50分ほど飛行機に乗り、雲から降りるとすぐそこが九寨溝黄龍空港です。
驚いたのは、富士山よりも高い場所にも関わらず、携帯電話も通じますし、インターネットにも接続できたことです。まあ、通信サミットをやるような場所ですから当たり前かもしれませんが、「世界中、どこでもネットワークは繋がるようになってきているのだな。」と改めて感じました。
しかしながら、そこはチベットのほど近くの村、さすがにブロードバンドとまではいきません。メールのダウンロードには苦労しました。とくに困ったのは、こちらが電話も通じるしメールもできる、PCもソフトフォンもある環境だとわかると、コミュニケーションの相手の方は、「いつも」と同じようにコンタクトして来たことです。数MBのファイルは添付されるし、電話はひっきりなしに掛かってきます。
これはこれで便利ですし、便利になるような商品を開発している立場としては目的通りなのですが、ユーザとしては「こちらの立場もわかってよ!」と言いたくなる気持ちがよく理解できました。

中国四川省・九寨溝の紅葉
コミュニケーションの基本は「相手の立場に立って考えること」。こんな当たり前のことをネットワーク社会に慣れてしまい、ついつい忘れかけているのではないか?と自己反省した次第です。相手の居場所や立場(プレゼンス)を意識した、よりよいコミュニケーションを目指して、商品開発やソリューション提案をしてゆきたいものです。
しかし、九寨溝の豊かな紅葉と渓流を眺めている間くらいは、仕事のことは忘れて、せせらぎを楽しみたいと思うのは私だけではないでしょう。
追伸:11月11日、12日と沖電気の虎ノ門ショールームにて「情報通信融合ソリューションフェア」を開催いたします。今年も、沖電気の新戦略について私が講演をさせていただきます。ご都合のよろしい方はぜひ、ご来場ください。
中国・九寨溝からの帰国の途にて
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