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IPテレフォニー

プロモーション コラム 「IPコミュニケーションの明日を読む」

第3回: いよいよ、ネグロポンテ・スイッチ時代の到来!

[2004年7月28日掲載]

執筆: 千村 保文(Yasubumi Chimura)
沖電気工業株式会社 IPソリューションカンパニー
ヴァイスプレジデント 兼 IP電話普及推進センタ(IPTPC)センタ長

昨年は冷夏であったためか、今年の夏は猛暑という言葉が生易しいくらいに感じます。お陰で、各所の夏祭りも盛り上がっているのではないでしょうか?私の地元の夏祭りも子供たちの楽しそうな笑顔に満ち溢れています。そんな夏祭りも、最近ある変化を見せています。

祭り太鼓の舞台に上がっている「女の子」が非常に増えており、逆に、男性が「やきそば」、「おでん」などの料理をしている場面が増えています。そんな夏祭りを見ながら、ITの世界のある変化予測が現実になろうとしていることに思いを馳せてみました。

2000年、ダイナブックで有名なMIT大学のネグロポンテ博士が予測した「ネグロポンテ・スイッチ」を覚えていらっしゃるでしょうか?「ネグロポンテ・スイッチ」とは、今まで固定網の利用が中心であった音声アプリケーションは無線網に、放送など無線網の利用が中心であった映像アプリケーションは光など固定網に切り替わってゆくだろうという仮説のことを指します。

電話に代表される音声利用の通話時間は数分から数十分、一方映像利用時間は1時間から数時間が一般的です。この予測は、網帯域の有効活用の観点から考えると、もっともな予測です。しかしながら、電話の移動体通信へのシフトは着実にされていますが、映像利用はVoD(Video on Demand)やTV会議の例を見ても、まだ十分にシフトしているとは言い難いのが実情でしょう。

しかし、私はIP電話の普及が、固定網での映像利用を加速するのではないかと考えています。特に、企業における映像を利用した会議や放送には光などブロードバンドネットワークが適しています。映像アプリケーションはIP電話の付加価値として、PBXなどの応用の考え方を大きく変えるでしょう。

そう考えたとき、ソフトフォンと呼ばれるPCのひとつのアプリケーションはもっと進化を遂げると考えられます。PCというアプリケーションへの自由度とブロードバンド、無線などアクセス網への自由度が光や高速イーサ網の活用を電話の世界から大きく変化させると思います。

次世代のITは、ネグロポンテ博士が予測したように、今年の夏同様に熱くなることでしょう。

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