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IPテレフォニー

プロモーション コラム 「IPコミュニケーションの明日を読む」

第1回: IPテレビ電話が普及しないのはなぜ?

[2004年5月31日掲載]

執筆: 千村 保文(Yasubumi Chimura)
沖電気工業株式会社 IPソリューションカンパニー
ヴァイスプレジデント 兼 IP電話普及推進センタ(IPTPC)センタ長

少し前の話ではありますが、ゴールデンウィーク中、帰省をされた方は多かったことと思います。私はあいにく、フォーラム参加のための出張が入ってしまいました。新幹線に乗ったところ、子供連れ、特に乳幼児が多く保育園状態です。実家が遠い方々にとっては、孫を連れて帰るのが一番の親孝行だと思います。

おじいちゃん、おばあちゃんが、自由に孫の笑顔を見られるのは、いつの日になるのでしょうか?そこで、ふと思いました。「テレビ電話こそ、IPなら簡単なのに。」なぜ、IPテレビ電話は普及しないのでしょうか?

「テレビ電話」にとって大事な問題は、予告なく自分の顔を見られること、あるいは相手が顔を見せることへの抵抗感だと思います。他人の家を訪問するとき、こちらの顔を見せてから挨拶をし、相手が扉を開けます。しかし多くのテレビ電話の場合、いきなり相手の顔が登場します。これでは、よほど容姿に自信がないとテレビ電話は出られないのではないでしょうか。

そこで、ひとつの提言です。「ビデオフォン・ボタン」というものを設けて、これを押すと自分の顔だけが相手に表示されるようにします。相手も、自分の顔を出してもよければ、ボタンを押して、ドアを開ける。こういう簡単なインタフェースを世界で共通のマークにする、例えば「スマイル」マークを押したらテレビ電話というのはどうでしょうか?

技術的には、一旦設定した音声のセッションに映像セッションを追加できるようにし、映像伝送したくない場合には代理の画像を表示するなど、標準化すべき点もあります。しかしこうすれば、事業者が違っても、端末が携帯電話、PC、あるいはテレビ電話機でも、孫の笑顔が見られることになります。

でも、孫の顔は、たまに見るから愛らしいのかもしれませんね。

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