講師の樗木さん |
蕨市にある沖電気システム開発センター(当時)は、1997年3月、蕨商工会議所の新会館の竣工に際し、パソコンを寄贈しました。これを機に、沖電気は、毎年年末に、蕨市内在住・在勤の方々を対象に、パソコンにより親しんでいただこうと、「パソコンで年賀ハガキをつくろう」という企画を、蕨商工会議所と共催で実施しております。
1999年11月28日(日)、本年度の講座が行われ、お年寄りを中心とした5名の参加者がありました。また、参加者のサポーターとして、沖グループより6名のボランティアが参加しました。
講師は、社会貢献推進室所属で主としてインターネットやイントラネットのホームページ制作など、ソフト関係の仕事をしているネットワーカーズ(重度障害を持つ在宅勤務契約社員グループ)の一員である樗木さんにお願いしました。また、来年から講師としてデビューするネットワーカーズの小川さんにも協力してもらいました。
商工会議所の平田さんのご挨拶の後、講座が始まりました。先ずは、パソコンを立ち上げた直後に電源を落としました。パソコンの電源を落とすのは画面上で行います。家電製品のように電源スイッチを切ることは決してしてはいけないことを学んでもらいました。次に、マウスのスピード調整です。パソコン操作で基本となるクリック・ダブルクリックが確実に出来るようにマウスの速度を調整しました。その後は、マウスの左部分を押したまま線を引くことでドラッグの練習をしてもらいました。基本操作の練習は、これで完了です。
いよいよ年賀はがき作りです。先ず、差出人の名前、郵便番号を入力して貰います。郵便番号の入力後「参照」をクリックすると、番地を除く住所が自動的に出てくるのに参加者もサポーターもビックリ!番地を入力して表面の完成です。次に、裏面です。予め用意された挨拶文の中から好きなものを選択して、縦書き・横書き、書体、色、大きさなどを調整します。次に、クリップアートの干支にある、様々な「龍」の中より気に入ったものを選びます。気に入った「龍」を決めるのにけっこう迷った参加者もおられ、何回もイラストを入れ替えられていました。最後に文面とイラストの配置を調整し裏面の完成です。
今回は、時間の余裕がなく、表面の「宛先」の入力ができませんでしたが、手持ちいただいた20枚の年賀はがきに裏面だけカラー印刷をしてもらい、講座は終了となりました。
来年講師デビューの小川さん(中央)と御両親 |
サポーターの広報部・郷さん(左) |
サポーターのOTS・斉藤さん(左) |
今回参加頂いた皆様には、講座を通じてのボランティアとのふれあい、パソコンに対する親しみ、そして初めてのオリジナルの年賀状作りを体験いただけたけたかなと思っております。来年はまた一工夫を加えより充実した講座にしたいと考えております。
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