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最近の社会貢献活動から

「2005竹とんぼ大会」を行いました

<レポート 社会貢献推進室 辻>

ペアであやつり人形を作ります

講師の方の指示に従います

こんなに上手にできました

 2005年11月12日(土)、午前10時〜午後4時、府中市郷土の森博物館にて「2005竹とんぼ大会」を行いました。このイベントは、子どもたちがボランティアと一緒に、日本の昔から伝わる遊び、竹とんぼの体験、そして江戸時代より伝わる伝統芸能、あやつり人形に触れる機会として年1回実施しています。

 今回招待させていただいた東京都下3つの児童養護施設の子供たち17名(小学校3年生から中学校2年生)と引率者4名の皆様は、沖電気グループの社員6名を含む14名のボランティア他と一緒に、あやつり人形や竹とんぼ作りなどを通じ、楽しい1日を過ごしました。

 午前9時30分、府中市郷土の森博物館正門に全員が集合し、館内へ入場。地下1階の大会議室で、今年度の竹とんぼ大会が始まりました。参加施設・団体の紹介を行った後で、大人と子どものペアの組み合わせを行いました。大人と子どもがそれぞれ1列に並び、じゃんけんをして、あいこになればペアとなり、一日を過ごします。午前10時、ストローやビーズでのあやつり人形作りを行いました。あらかじめ用意されたキットを使い、「江戸糸あやつり人形」の方の指導に従い作りあげていきます。たこ糸をストローやビーズに通して縛り、胴、両足、両手、頭と順番に仕上げ、手板(人形を操作する板のことで、今回は割り箸を使用しました)と、頭、腰、両手、両足を黒糸でつなぎ、完成です。作り方が分からない子どもたちには、ペアのボランティアが手助けしました。11時30分には、全員がオリジナルのあやつり人形を完成させ、思い思いに動かして楽しむことができました。12時から1時間、昼食(お弁当)と休憩を取り、午後1時からは、恒例の竹とんぼ作りを開始しました。作り方は、国際竹とんぼ協会の東京支部会長他2名の皆様に講師になっていただき教えていただきました。国際竹とんぼ協会の皆様にご用意していただいた、竹とんぼキットは羽と軸で構成されています。先ず、羽の四つの角を紙やすりで丸く削ります。次に軸を通してみて、紙コップの上に寝かせ左右のバランスがとれるまで、重い片方を削ります。バランスが取れれば、中央の軸を通す部分に銀紙を巻き、火であぶり、ひねりを加えます。後は、軸と羽を接着剤で固定し、色をつければ完成です。完成した子供たちは3時まで、外へ出て竹とんぼを飛ばして遊びました。


  • 午後は、竹とんぼ作りに挑戦!

  • 竹とんぼをみんなで飛ばしてみました

 午後3時〜3時45分、イベントの最後は、「田中家」の土間にて、江戸糸あやつり人形の公演を鑑賞しました。出し物は、「かっぽれ」、「酔いどれ」、「黒髪」、そして「獅子舞」の4つでした。公演の途中で、あやつり人形の骨組みの説明を受けました。男の人形と女の人形は大きさ以外に異なります。おしりのあるなしです。おしりがあるのはどちらの人形でしょうか? 「獅子舞」が終わった後では、縁起がよくなるということで、獅子が参加者全員の頭を噛んで回りました。

 楽しかった一日もいよいよお別れの時を迎えました。沖電気で用意したプレゼント及び国際竹とんぼ協会様に用意していただいた「名人が作った竹とんぼ」を参加者全員に持ち帰っていただきました。また、お菓子として(社福)若松福祉会ギャロップで作られたクッキーを持ち帰っていただきました。

江戸糸あやつり人形の公演(黒髪より)

主催:
沖電気工業(株)
協力:
府中市郷土の森博物館、国際竹とんぼ協会、江戸糸あやつり人形
参加施設:
朝陽学園、救世軍世光寮、生長の家神の国寮