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プレスリリース

2007年3月28日

業界初のNGN対応セッションボーダーコントローラー「CenterStage® NX3200」を開発

キャリアグレードの高信頼性・大容量での事業者間接続を実現


CenterStage® NX3200

OKIはこのたび、次世代ネットワーク(NGN)(注1)対応では業界初のセッションボーダーコントローラー(注2)「CenterStage®(センターステージ)NX3200」を開発し、本日より販売を開始します。

今後、通信事業者によって構築されるNGNでは、現在の数千万人という電話加入者に向けて、電話(音声)だけでなく映像やデータを用いたさまざまなサービスが同時に提供されることとなります。加入者がユビキタス環境(注3)でこれらのサービスを利用するには、異なる事業者が有するIPネットワーク間での相互接続が不可欠となります。

そのため通信事業者間では相互接続のための装置であるセッションボーダーコントローラーが必要となりますが、これまではこのような環境に対応したキャリアグレードのものはこれまで発表されていませんでした。要因としては、開発に際しIPv4-IPv6間といった異なるIP環境での大容量トラヒックの高速処理や、上位サービス間での柔軟な相互接続の実現などが大きな課題となっていました。

OKIでは、弊社独自技術で開発したミドルウェア「CenterStage HAPF(注4)」を用いて高可用性を確保した上、独自ノウハウにより高速処理の課題を克服しました。また、ATCAプラットフォーム(注5)およびネットワークプロセッサ(注6)技術を用いて上位サービスの相互接続への柔軟な対応性を実現しました。これらにより、NGNにおける事業者間の相互接続に必要な要件をそなえた、業界初の大規模通信キャリア向けセッションボーダーコントローラーとなる「CenterStage NX3200」の開発が可能となりました。

今後、OKIではさらに通信事業者様のニーズを反映し、さまざまな機能の拡張に対応する製品ラインナップを順次リリースしていきます。

販売計画

価格
ネットワーク構成、収容加入者数によって異なります。
出荷時期
2007年6月
販売目標
今後3年間で250台を販売。

「CenterStage NX3200」の主な特長

  1. 大規模なセッション制御の実現

    20万加入者の同時接続が可能です。トリプルプレー(注7)の進展に伴う大規模なセッション制御を実現します。

  2. 高信頼性

    稼働率99.9999%の実現によりキャリアグレードの信頼性を確保しました。OKI独自開発ミドルウェア「CenterStage HAPF」の搭載により実現しています。

  3. 高速パケット転送

    ワイヤスピード(注8)で転送可能なIPv4-IPv6変換機能を搭載し、低遅延なシームレス通信に寄与します。

  4. 機能追加の容易性

    ATCAプラットフォームおよびネットワークプロセッサの採用により、柔軟な機能追加に対応が可能です。ATCAプラットフォームはATCA標準に準拠し業界をリードするMotorola社製のものを採用し、オープン性を堅持することにより、セッションボーダーコントローラーとして必要な機能の柔軟性を確保しています。

「CenterStage® NX3200」の接続例

本発表に対して、以下のとおり賛同のメッセージをいただいております。

モトローラは沖電気工業様がセッションボーダーコントローラー「CenterStage NX3200」に「Centellis 3000 シリーズATCA コミュニケーション・サーバ」を 選択されたことを歓迎します。これはオープン・スタンダードに準拠したコミュニケーション・サーバがさまざまなアプリケーションの共通プラットフォームとしてさらに受け入れられたことを示すものです。モトローラのコミュニケーション・サーバでは発熱量・消費電力・機構を検証したハードウェアにキャリア・グレード・リナックス、SAF準拠のプラットフォーム・マネジメントや高可用性ファブリック・マネージメントを統合しています。私共は、沖電気工業様がモトローラのコミュニケーション・サーバをベースにした新しい製品の投入によりさらなる成功を収められることを期待しています。

モトローラ・インク
エンベデッド・コミュニケーションズ・コンピューティング
統括責任者
スティーブン・ドウ

用語解説

  • 注1:NGN(Next Generation Network、次世代ネットワーク)

    IP技術をベースにした通信事業者の次世代ネットワーク。ITU-T(国際電気通信連合・電気通信標準化セクタ)で国際標準化が進んでおり、日本でも通信事業者各社のNGN構築へ照準を合わせた動きが活発化している。従来の固定電話や携帯電話のサービスに加え、高品質な映像配信、テレビ電話、企業向けの高信頼性通信サービスなどを同一のIPネットワーク上で提供できる。これにより通信事業者はネットワーク構築・運用コストを削減できる上、トリプルプレー(音声、データ、映像の統合)やFMC(固定・無線通信融合)などの新サービスの提供が容易になる。また、NGNではアプリケーション構築のAPI(Application Program Interface)を公開することにより、第三者がNGNの機能を利用した独自のサービスを提供することも容易になる。

  • 注2:セッションボーダーコントローラー(SBC: Session Border Controller)

    IMS(IP Multimedia Subsystem)網間の接続装置。SIP(Session Initiation Protocol)の差分吸収や、メディアのコンバージョン等を行うことで、異なる事業者のIMS網間の端末間の通信を可能とする。たとえば、携帯端末と、PC端末間でのTV電話実現時に、お互いが利用しているコーデックがそのまま利用可能となり、シームレスに映像を送受信できる。

  • 注3:ユビキタス環境

    ユビキタス(Ubiquitous)とは「どこにでもある」という意味で、あらゆるものにコンピュータが埋め込まれネットワーク化されることにより、いつでもどこでもアクセスしてさまざまなサービスや情報を利用できるようになるネットワーク環境のこと。

  • 注4:「CenterStage HAPF」

    「CenterStage NXシリーズ」向けの高信頼性を確保するミドルウェアプラットフォーム。サーバ二重化による冗長構成を基本とし、この構成および信頼性を確保する機能により、局用交換機に匹敵する稼働率99.9999%(年間停止時間約33秒)という高い水準の可用性を実現している。

  • 注5:ATCA(Advanced Telecom Computing Architecture)プラットフォーム

    ATCAは通信業者向けの次世代通信機器の業界標準規格。PICMG(PCI Industrial Computer Manufacturers Group)が策定した。高い処理能力、I/Oの拡張性の高さといった技術的な優位点を持ち、さらに規格のオープン性により、開発コストの削減、柔軟性の高さを担保する。このATCAをベースとしたハードウェアをATCAプラットフォームと呼ぶ。

  • 注6:ネットワークプロセッサ

    ネットワーク上を流れるトラヒックを処理するための専用プロセッサ。プロセッサ上にトラヒック処理のためのソフトウェアを搭載することで、ハードウェアと同等の処理が可能となる。さらにはソフトウェアによる開発が可能なため、導入後も機能の変更に柔軟に対応が可能となる。

  • 注7:トリプルプレー

    通信サービスの1形態で、音声・映像・データ通信の3つの機能を1つの回線で提供するもの。

  • 注8:ワイヤスピード

    線上を流れるパケットの速度を損なわずに転送可能なスピード。

リリース関連リンク

  • 沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称を「OKI」とします。
  • CenterStageは沖電気工業株式会社の登録商標です。
  • その他、記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
本件に関する報道機関からのお問合せ先
広報部
電話:03-3580-8950
本件に関するお客様からのお問合せ先
ネットワークシステムカンパニー
お問合せフォーム
  • 各リリースの記載内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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