2006年11月2日
NGNに本格対応するキャリアグレード・コミュニケーションサーバ 「CenterStage® NX5000シリーズ」のラインナップを拡充
FMCサービス網のスムーズな構築が可能に

CenterStage NX5000 R2
OKIは、NGN(次世代ネットワーク:(注1))に適したキャリアグレード・コミュニケーションサーバ「CenterStage®(センターステージ)NX5000シリーズ」のラインナップとして、以下の3機種を開発し、本年12月より販売を開始します。
- 「CenterStage NX5000 R2」
FMC(固定・無線通信融合)サービス網の実現に適したIMS(注2)に対応したセッション制御サーバで、S-CSCF(注3)/I-CSCF(注4)機能をサポートしています。
- 「CenterStage NX5100」
IMSに対応したSIPプロキシサーバで、P-CSCF(注5)機能をサポートしています。
- 「CenterStage NX5200」
IMSに対応したメディアゲートウェイ制御サーバで、MGCF(注6)機能をサポートしています。
現在、通信事業者各社では通信ネットワークのコスト削減およびFMCなどの新サービスを早期に提供できる仕組みづくりを目的として、固定電話網(以下、固定網)・移動電話網(以下、移動網)ともIP化を積極的に推進し、かつその融合を目指しています。しかし、現段階では移動網は移動IP電話サーバ、固定網は固定IP電話サーバと、それぞれ別の専用サーバを用いて構築されるケースが多いので、固定電話用と携帯電話用に同じサービスを提供するにしても、提供にかかる時間、運用コストが余計にかかっていると言えます。それに対し、固定網と移動網の融合を効率よく行う手段が求められていました。
また、今後構築されるIPネットワークにおいては、増大するデータ通信のトラヒックに備えて、コミュニケーションサーバは高性能であることが必須です。また、従来の公衆通信網に代わる社会インフラとなるNGNにおいては、高信頼性もまた必須条件となります。
このたび開発した「CenterStage NX5000シリーズ」3機種は、固定IP電話サーバとしての機能と、IMSの機能を併せ持っており、固定IP電話、移動IP電話双方のサービスを同時に実現することができるようになっています。これにより、通信事業者は従来のように固定網と移動網を別々に保有する必要がなく、固定電話・移動電話双方のサービスを同一のIPネットワークで構築することが可能となります。また、その構築を低コスト、短期間、かつスムーズに行うことができます。
さらに、同3機種はOKIが独自に開発したミドルウェア「CenterStage HAPF」を搭載しています。「CenterStage HAPF」は二重化された汎用サーバをサービス無中断で高速に切り替える機能、サーバ稼働中にソフトウェアをバージョンアップする機能などを有しており、同3機種の信頼性向上に寄与しています。
弊社ではNGNに向けて世界最高水準の高性能、1サーバで80万加入者を収容する大容量、局用電話交換機と同水準の高信頼性を特長とするキャリアグレード・コミュニケーションサーバ「CenterStage N5000」を2006年3月より販売しています。「CenterStage NX5000シリーズ」は、それらの特長を継承し、さらに、IMSアーキテクチャに準拠した機能を追加したコミュニケーションサーバ製品群です。今後も「CenterStage NXシリーズ」はラインナップを拡充していく予定です。
なお、「NX5000 R2」は、「OKI 情報通信融合ソリューションフェア2006」(11月9日~10日、六本木アカデミーヒルズ40「六本木ヒルズ森タワー40階」)および「ITU Telecom World 2006」(12月4日~8日、香港)に出展予定です。
販売計画
- 価格
- ネットワーク構成、収容加入者数によって異なります。
- 出荷時期
- 2006年12月31日
- 販売目標
- 3年間で30システム
「CenterStage NXシリーズ」による ネットワーク構成例

各製品の説明、主な特長
- 「CenterStage NX5000 R2」
S-CSCF、I-CSCF、HSS(注7)、BGCF(注8)および、従来のIP電話サービス機能を持ったセッション制御サーバ。SIP加入者を移動体、固定問わず収容する機能を提供。大容量(80万加入者/1サーバ収容可能)、高性能(100万BHCA/1サーバ)。
- 「CenterStage NX5100」
P-CSCFを持つセッション制御サーバ。大容量(80万加入者/1サーバ収容可能)、高性能(100万BHCA/1サーバ)。
- 「CenterStage NX5200」
MGCF、HSS、BGCF、および電話中継機能を持った呼制御サーバ。NGN網と従来の電話網とをシームレスに相互接続する機能を提供。大容量(8万回線収容)、高性能(100万BHCA)。
用語解説
- 注1:NGN(Next Generation Network、次世代ネットワーク)
NGNとはIP技術をベースにした通信事業者の次世代ネットワークで、ITU-T(国際電気通信連合・電気通信標準化セクタ)で国際標準化が進んでおり、日本でも通信事業者各社のNGN構築へ照準を合わせた動きが活発化している。従来の固定電話や携帯電話のサービスに加え、高品質な映像配信、テレビ電話、企業向けの高信頼性通信サービスなどを同一のIPネットワーク上で提供できる。これにより通信事業者はネットワーク構築・運用コストを削減できる上、トリプルプレー(音声、データ、映像の統合)やFMC(固定・無線通信融合)などの新サービスの提供が容易になる。
また、NGNではアプリケーション構築のAPIを公開することにより、第三者がNGNの機能を利用した独自のサービスを提供することも容易になる。 - 注2:IMS(IP Multimedia Subsystem)
3GPP(第3世代移動体通信システムの標準化団体)で規格化されたオールIP移動体コアネットワーク用の音声・映像・データサービスを提供のためのプラットフォーム仕様。IMSは移動網だけではなく、固定網用の標準プラットフォームとしても捉えられている。
- 注3:S-CSCF(Serving Call Session Control Function)
IMSで推奨される構成装置の一つ。IP網において通信を実現するための呼制御機能を提供する。SIPアプリケーションサーバとの連携も行う。
- 注4:I-CSCF(Interrogating Call Session Control Function)
IMSで推奨される構成装置の一つ。IMS端末をNWに登録する際に複数存在するS-CSCFの中で適切なS-CSCFを選択する機能、および他網に対して自網のネットワーク構成を隠蔽する機能などを提供する。
- 注5:P-CSCF(Proxy Call Session Control Function)
IMSで推奨される構成装置の一つ。端末からのSIPメッセージをI-CSCF、S-CSCFに転送する機能等を提供する。
- 注6:MGCF(Media Gateway Control Function)
IMSで推奨される構成装置の一つ。既存の電話網と相互接続する際に必要となる。MGWを制御する機能を提供する。
- 注7:HSS(Home Subscriber Server)
主に加入者プロファイル、セキュリティパラメータの管理を行う機能を提供する。
- 注8:BGCF(Breakout Gateway Control Function)
既存電話網と相互接続を行うために適切なネットワーク、あるいはMGCFを選択する機能を提供する。
リリース関連リンク
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- CenterStageは沖電気工業株式会社の登録商標です。
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