2006年8月21日
クレハの本社と仙台営業所を「SS9100」によるIPセントレックスで統合
さらに28拠点への拡大も視野に
沖電気工業株式会社(社長:篠塚 勝正、本社:東京都港区、以下 沖電気)と沖ウィンテック株式会社(社長:佐野 勝彦、本社:東京都品川区、以下 沖ウィンテック)は、株式会社クレハ(社長:田中 宏、本社:東京都中央区、以下 クレハ)の本社に納入したIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE® Server SS9100(以下「SS9100」)」をベースとしたIP電話システムを、仙台営業所まで拡張した企業内IPセントレックスシステム(注1)化しました。
クレハでは、昨年10月に東京都中央区日本橋浜町に本社を移転した際、沖電気の「SS9100」を導入しました。旧本社では従来型PBXによる内線網が構築されていましたが、本社移転にあたり、既存のPBXによる電話システムからIP電話へと移行し、保守運用等に関わるコストを削減するとともに、柔軟でシンプルな電話設備の構築を検討しました。弊社の「SS9100」は、固定電話からモバイル端末まで多彩な端末が収容できること、信頼性のある企業内IPセントレックスを既存のPBXを活用しながら構築可能なこと、将来、多様な情報システムを容易に連携できることなどが評価され採用されました。新本社に設置された「SS9100」には固定IP電話機としてIP多機能電話機を500台接続し運用してきました。
このたび新本社の「SS9100」の管理下に、ロケーションの離れた仙台営業所をIP網経由で繋げ、IPセントレックス化を実現しました。仙台営業所には13台のIP多機能電話機が設置され、新本社の「SS9100」により直接管理されています。クレハでは内線網をIP化するとともに、離れた拠点間を統合した内線網としていくことで効率的な運用管理とコストの削減を見込んでいます。
今後さらに、本システムは、全国のグループ会社を含む28拠点に拡大した大規模な企業内IPセントレックスシステムにしていくことが計画されています。現在、これら28の各拠点では、既存のPBXをVoIPゲートウェイ(注2)を介して本社の「SS9100」に接続し、拠点間IP電話ネットワークを実現しているため、今後PBXの更新時期に順次行う計画の企業内IPセントレックスの拡張も、経済的に効率よく実現することができます。
本システムではIP電話の音声系とパソコン等のデータ系のLAN配線を2系統に分けており、パソコン等のデータが音声通話を遮ることがありません。したがって、高価なQoS(注3)機能対応のスイッチを用いる必要がなく、構築段階でのコスト削減を実現しています。LANの分離によって、万が一の障害時にも迅速な状況把握が可能です。また、固定IP電話機は従来の多機能電話の使い勝手を受け継いでおり、利用者は端末の変更を気にかけることなく今まで通り電話を利用することができます。さらに異動時には、物理的な配線工事を伴わず固定IP電話機を最寄りのLAN配線へ接続するだけで完了するため移設コストの削減が期待できます。
沖電気ならびに沖ウィンテックでは、今後クレハに対し、「SS9100」の優れた拡張性を活用したソリューションとして、高音質ソフトフォンやモバイルIP電話端末を用いた全社のより高度なIPセントレックス化やモバイルセントレックス(注4)化などの提案を行っていく予定です。
クレハ様 ネットワーク概略図

本システムの主な特長
- 従来機能の継承
「SS9100」は従来型PBXが提供していた保留転送といったボタン電話の機能のほぼすべてを継承しているため、システムの移行後も従来と変わらない使い勝手を提供しています。
- 段階的な移行
本社以外の拠点では既設のPBXにVoIPゲートウェイを接続することにより、「SS9100」での拠点間IP電話ネットワークを実現しています。今後、拠点ごとの段階的な移行を経済的に効率良く実現します。
- コスト削減効果
IP電話機の採用によりレイアウト変更、設定変更及び新規配線がほとんど不要となることによる電話に関わる運用費用の削減や、将来的に各拠点既設のPBX を「SS9100」1システムへ統合することによる保守費用の削減が期待できます。
- 生産性の向上(今後提案予定)
従来型電話交換機からIP電話システムに切り替えることにより、IPの利点を活かした生産性向上が可能となります。
- 端末の多様化
モバイルIP電話端末の営業部門等での利用や、高音質ソフトフォンを利用したコミュニケーションの高度化など、部門毎に最適なコミュニケーション手段を採用し、ワークスタイル変革による業務効率化、お客様満足度向上が可能となります。
- 情報通信融合機能
従来から使用しているWebアプリケーションと電話との連携が簡単にできるため、グループウエア、ワークフロー、電子電話帳、さらには、営業システムとの連携をはかり、業務生産性の飛躍的な向上が図れます。
- 端末の多様化
株式会社クレハについて
2005年10月1日、社名を「呉羽化学工業株式会社」から「株式会社クレハ」へ変更し、本社を東京都中央区日本橋浜町へ移転。「大いなる飛躍」を掲げエクセレント・カンパニーを目指す。樹脂製品、機能製品、化学製品等に多角的に展開。「クレラップ」「キチントさん」等の家庭用品も展開している。
- 社名
- 株式会社クレハ(英文:KUREHA CORPORATION)
- 本社所在地
- 東京都中央区日本橋浜町3-3-2
- 社員数
- 1,386名(2005年3月31日現在)
- 設立
- 1944年6月21日
- 資本金
- 124億6,000万円(2005年3月31日現在)
用語解説
- 注1:IPセントレックス
音声通信をIP網に統合するとともに、従来は拠点ごとに設置していたPBXを1ヵ所に集約して管理・運営するIP電話の導入形態。運用コストの大幅な削減が可能なばかりでなく、従来のPBXが備えている多種の機能を使用できる、既設の機器を有効活用できる、などの特長を持っている。
- 注2:VoIPゲートウェイ
既存の電話システムに接続し、IPネットワークを介して音声通信を行うための装置。既設の通信設備を使用しつつ、音声のIP化を簡単に実現できる。
- 注3:QoS(Quality of Service)
ネットワークにおける通信のサービス品質のこと。特にVoIPでは遅延やパケット廃棄などが発生すると音声品質が大きく劣化するため、QoSを守ることが重要となる。
- 注4:モバイルセントレックス
企業内IPセントレックスで用いられる端末を、モバイルIP電話端末に代表される携帯型端末としたIP電話の導入形態。携帯型端末による機動性を活かし、事業所や座席にとらわれないワークスタイルを実現する。
リリース関連リンク
- CONVERGENCEは沖電気工業株式会社の登録商標です。
- その他、記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。
- 本件に関する報道機関からのお問合せ先
- 広報部
電話:03-3580-8950 - 本件に関するお客様からのお問合せ先
- IPソリューションカンパニー 企画室 プロモーションチーム
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