2006年8月24日
組込用顔画像処理ミドルウェア「FSE」を韓国Pantechへ提供
顔位置を検出して、カメラの向きを自動で調整

FSEが搭載されているPantech社製
携帯電話「SKY IM-R100」
沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正)は、このたび韓国Pantech(副会長:Park Byeong-yeop、本社:韓国ソウル市、以下Pantech)に対し、組込用画像処理ミドルウェア(注1)「FSE(Face SensingEngine™)」の提供を開始しました。本製品は、2006年8月1日に販売を開始したPantech製 SKYブランド(注2)の携帯電話「SKY IM-R100」に搭載されています。
Pantechでは、カメラを用いた多種多様な機能をSKYブランド携帯電話の商品特徴の一つとして位置付け、カメラを用いたヒューマン・インタフェースおよびエンターテイメントへの応用が可能な画像処理技術の検討を進めてきました。その結果、限られたCPU、メモリ環境でも高速の画像処理が可能であり、カメラを応用した多彩なソリューションの提供が可能なエンジンとして、弊社の組込用画像処理ミドルウェア「FSE」の採用が決まりました。
Pantechで最初の「FSE」搭載機種となる「SKY IM-R100」では、カメラで人の顔を撮影する際に、顔特徴点追跡機能を応用してカメラの向きを自動的に制御し、顔が常に画面の中心にくる機能を実現しました。また、顔の動きに同期してリアルタイムに画像コンテンツを合成し、写真として保存できる画像合成機能も実現しています。
今回提供した「FSE」は、顔検出機能、顔特徴点検出・追跡機能の点では業界最速クラス(ARM9 200MHzのクラスで顔特徴点検出:115msec、顔特徴点追跡:35msec)の処理性能を実現しており、レスポンスの速さが求められるソリューションの実現には最適です。明るさの変化に影響を受けにくい画像処理アルゴリズムを採用しており、屋内、屋外など場所を選ぶことなく様々なシーンで安定した利用が可能です。
沖電気の「FSE」は、顔検出機能、顔特徴点検出・追跡機能のほか、顔画像から個人特徴量を抽出し、予め登録されているデータと比較・照合することにより個人を識別する「顔認識機能」なども提供しています。また、FaceCommunicator®-E²(注3)など、「FSE」と組み合わせることにより多彩なソリューションを実現するソリューションライブラリ製品を提供しています。弊社では、今回の実績を踏まえ、「FSE」をコアとした様々なソリューションを携帯電話市場だけではなく、エンターテイメント市場など他の組込機器市場へも積極的に提案していきます。
用語解説
- 注1:ミドルウェア
OS上で動作し、アプリケーションソフトに対してOSよりも具体的な機能を提供するソフトウェア。OSとアプリケーションソフトをつなぐ性格のもの。
- 注2:SKYブランド
韓国国内けに展開しているCDMA携帯端末。韓国国内では、洗練された都会的イメージで、他社とは一線を画す高級ブランドとして人気を集めている。
- 注3:FaceCommunicator-E²
沖電気が開発した3Dキャラクタの「顔アニメ」によるリアルタイムコミュニケーション用途向けの組込用ソフトウェア。
韓国Pantechの概要
- 社名
- PANTECH GROUP
- 本社
- Pantech Bldg, 34-12, Yeouido-dong, Yeongdeungpo-gu, Seoul, 150-725, Korea
- 代表取締役
- 代表取締役副会長 Park Byeong-Yeop
- 設立
- 1991年3月
- 事業内容
- 移動体通信端末開発および製造
携帯電話向け組込用顔画像ミドルウェア「FSE」詳細情報URL
- Face SensingEngine、FaceCommunicatorは沖電気工業株式会社の商標または登録商標です。
- その他、記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。
- FSEの一部は(独)情報処理推進機構(IPA)「2004年度次世代ソフトウェア開発事業」委託開発の成果です。
- 本件に関する報道機関からのお問合せ先
- 広報部
電話:03-3580-8950 - 本件に関するお客様からのお問合せ先
- 情報通信事業グループ インキュベーション本部
電話:048-431-2489
お問合せフォーム
- ※各リリースの記載内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
