2006年3月7日
移動型の遠隔映像モニタリングシステムを実現
小型・軽量な可搬エンコーダ装置「VisualCast®-SS VBOX-M」を新発売

VisualCast®-SS VBOX-M
沖電気工業株式会社(社長:篠塚 勝正)は、このたび遠隔映像モニタリングシステム「VisualCast®-SS」の構成装置の新たなラインナップとして、総重量2kg以下の小型・軽量の可搬型エンコーダ装置「VisualCast-SS VBOX-M(以下「VBOX-M」)」を開発し、本日より販売を開始します。
弊社では、遠隔映像モニタリングシステム「VisualCast-SS」を2001年の販売開始以来、官庁・自治体・空港施設・一般企業など、セキュリティ用映像監視を必要とする様々なお客様へ導入してきました。その間、IP対応により低遅延・高画質化などの機能向上を図ると共に、小型化したエンコーダ/デコーダ装置「VisualCast-SS VBOX-S」や、システム上のどこにでも設置可能な映像蓄積装置「ネットワークレコーダ」など、製品ラインナップを拡充しシステムの拡張性を実現してきました。
これまで提供してきたシステムは、モニタリング拠点が固定されていることが前提としたものでした。それに対し、イベント会場や災害現場など、数時間から数日間だけの臨時のモニタリングを行うといった、場所や対象が固定的でなく状況により変化するようなケースに対しても有効なシステムを求める声があがってきました。このようなニーズに対応して、「VisualCast-SS」を移動型モニタリングシステムとしても使用できるように、持ち運び可能なエンコーダ装置である「VBOX-M」を開発しました。
「VBOX-M」は、125㎜(W)×82.2㎜(D)×221.5㎜(H)という極めてコンパクトなサイズと総重量2.0kg以下という軽量さを実現したエンコーダ装置です。有線LAN、無線LANのインターフェイスに加え、映像伝送のインフラが整わない拠点でのモニタリングに対応する、FOMAカード(注1)、PHSカード(注2)などモバイル伝送用のスロットを用意しています。本装置にビデオカメラを接続し、ワンタッチ操作でリアルタイムに現場からの映像伝送を実現します。
本装置では最新のIP映像伝送方式「H.264」CODEC(注3)を採用することによって、MPEG-2並みの品質を維持しつつ、従来の1/3~2/3程度の伝送帯域での映像伝送を可能にしています。映像配信制御にはコンスタントビットレート方式(注4)を採用して、安定した映像伝送を可能にしました。
なお、本製品は、「第14回セキュリティ・安全管理総合展 SECURITY SHOW 2006」(3月7日~10日、東京ビッグサイトにて開催)の沖電気ブースに出展します。
「VBOX-M」の販売計画
- 標準価格
- オープン価格
- 出荷時期
- 2006年7月
- 販売目標
- 販売開始より1年間で2,000台
「VBOX-M」の主な仕様と特長
- 映像符号化方式
- H.264
- 映像解像度
- QVGA(320×240)、SIF(352×240)
- 映像符号化フレーム数
- 5,10,15フレーム/秒
- 映像符号化ビットレート
- 16kbps~768kbps
- 音声符号方式
- MPEG-4 AAC-LC
- 音声符号化ビットレート
- 16~128kbps
- 入出力音声モード
- 入力 - ライン、マイク
- ネットワークインタフェース
- RJ-45(10BASE-T/100BASE-TX)
FOMA、無線LAN、PHS(今後対応予定) - 使用温度
- バッテリー使用時 0℃~50℃
ACアダプタ使用時 0℃~40℃ - サイズ(但し突起物は除く)
- 125(W)×82.2(D)×221.5(H)mm
- 質量
- 2.0kg以下
- H.264方式による高画質映像伝送:~768Kbps、QVGA(320×240)、~15フレーム/秒
- 音声ストリームを伝送:~128kbps
「VisualCast®-SS」のシステム構成イメージ

- 映像エンコーダ
- 映像や音声を符号化して、VisualCast-SSサーバ(蓄積・配信サーバ、管理サーバ)へリアルタイムに伝送し、ネットワーク帯域に応じた最適な映像・音声の配信を実現する。
- ポータブル映像エンコーダ
- 持ち運び可能な映像エンコーダ。
- ネットワークレコーダ
- 映像エンコーダで符号化した映像ストリームを受信/蓄積/中継/分配を行う。
- 管理サーバ
- 映像エンコーダから受信端末への映像配信制御、蓄積映像データの検索・再生を行う。
- 行動認証サーバ
- 監視映像を入力し、運用ポリシーに従った侵入物の検出を行う。
- 映像受信端末
- 映像エンコーダで符号化した映像ストリームを受信し再生・表示する。
用語解説
- 注1:FOMAカード
NTTドコモの携帯電話サービス「FOMA」対応の端末で利用者の識別に使われる、着脱可能な小型のICカード。
- 注2:PHSカード
PHS(Personal Handyphone System)を利用したデータ通信用の脱着可能な小型のICカード。
- 注3:H.264 CODEC
H.264方式による、データの圧縮・伸張を行うソフトウェア。H.264は、2003年5月にITU(国際電気通信連合)によって勧告された、動画データの圧縮符号化方式の標準の一つで、ISO(国際標準化機構)によって動画圧縮標準MPEG-4の一部(MPEG-4 Part 10 Advanced Video Coding)としても勧告されている。このため、一般的には「H.264/MPEG-4 AVC」「H.264/AVC」のように両者の呼称を併記する場合が多い。
- 注4:コンスタントビットレート方式
映像エンコーダ/デコーダにおいて、映像伝送帯域を一定の範囲に保つ方式。
- VisualCastは、沖電気工業株式会社の登録商標です。
- FOMAは株式会社NTTドコモの登録商標です。
- その他、記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。
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- 広報部
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- ブロードバンドメディアカンパニー 映像ソリューション第2部
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