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2005年12月26日

サッポロビールに全国規模のIP電話システムを納入

全国43拠点を結ぶ企業内IPセントレックスで、年間約1億円のコスト削減効果

沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正)は、弊社のIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE(R) Server SS9100(以下「SS9100」)」をベースとしたIP電話システムを、サッポロビール株式会社(社長:福永勝、本社:東京都渋谷区)に納入開始しました。2007年に全国43拠点を結ぶ企業内IPセントレックス(注1)が完成する予定です。

同社では通信コストの削減を目的として、全国各地の拠点に弊社のVoIPゲートウェイ(注2)「BVシリーズ」を、2002年に導入しています。各拠点の既存PBXにVoIPゲートウェイを接続し、IP-VPNを拠点間の通信インフラとして利用することにより、拠点間の音声通信コストの削減を実現しています。その後導入から3年が経過し、既存PBXの老朽化が進み、また拠点ごとに発生している通信機器の管理コストを削減したいという声があがってきました。このため、同社ではこれらの問題を解決し、さらには業務スタイルの革新を目指した、社内電話システムの更改を検討してきました。

その結果、弊社のIPテレフォニーサーバ「SS9100」を用いた、全国の拠点を一元管理するIP電話システムの採用が決定されました。「SS9100」は本社に設置され、各拠点の電話機を一元的に制御する企業内IPセントレックスシステムの構築を実現します。これにより、各拠点に置かれた既存PBXやVoIPゲートウェイは不要となり、通信機器の管理コストを低減することができます。

企業内IPセントレックスへの移行にあたっては、「SS9100」とともに弊社のインターワーキング・ゲートウェイ「BV8000 IWG(注3)」も合わせて設置することにより、IPセントレックスに移行前の拠点での既存VoIPゲートウェイとの接続を可能としています。これによって、全拠点の通信設備を一度に更改するリスクを負わず、準備が整った拠点から段階的な移行を行うことができます。

さらに移行後の拠点においては固定のIP電話機とともにFOMA(R)/無線LANデュアル端末(注4)の導入が予定されており、内線・外線とも1台の端末を用いて通話することのできる、モバイルセントレックス(注5)構築を実現します。

また、各拠点から一般電話への通話に関しては、日本テレコムの直収型電話サービスである「おとくライン」が採用され、外線通話コストの削減を実現します。

すでに本社での「SS9100」の設置が完了し、各拠点における企業内IPセントレックスへの移行が10月末から順次進められています。2007年には同社の全国43拠点においてIP電話機約1800台、FOMA/無線LANデュアル端末約900台を結ぶ、大規模な企業内IPセントレックスが完成する予定です。これによって固定・携帯の電話料金やPBX保守費用など、年間約1億円のコスト削減効果が見込まれています。

弊社では、今後同社に対して企業内IPセントレックスの完成へ向けてサポートを行うとともに、「SS9100」の優れた拡張性を活用したソリューションとして、「Com@WILL(R)ソフトフォン」やアプリケーション連携などの提案を行っていく予定です。

【サッポロビール株式会社 IP電話システム構成図】

【システムの主な特長】

  1. 「SS9100」を中心とした全国規模での企業内IPセントレックス、モバイルセントレックスを構築
    全国に広がる拠点の通信設備を、本社に設けられた「SS9100」によって一元的な制御を行う「企業内IPセントレックス」を構築が可能します。拠点ごとに設置していたPBXやVoIPゲートウェイが不要となり、通信機器管理コストを低減することができます。またFOMA/無線LANデュアル端末を用いたモバイルセントレックスを採用することにより、事業所や自席にとらわれないワークスタイルを実現します。
  2. 既存の音声通信インフラを有効活用
    「企業内IPセントレックス」への移行期間中、各拠点の既設のPBXやVoIPゲートウェイは従来使用していたものを継続して使用することが可能です。設定変更や設備増設は必要なく、従来どおりの使用感を維持したまま、段階的な移行を実現します。
  3. 将来のシステム拡張へ柔軟に対応
    「SS9100」は、ソフトフォンの導入や業務アプリケーション連携の実現など、将来的な拡張にも対応しています。音声とデータが融合した新たなワークスタイルに応じた柔軟な拡張が可能です。

SS9100詳細URL:http://www.ss9100.com/

【用語解説】

注1:企業内IPセントレックス
音声通信をIP網に統合するとともに、従来は拠点ごとに設置していたPBXを1ヵ所に集約して管理・運営するIP電話の導入形態。運用コストの大幅な削減が可能なばかりでなく、従来のPBXが備えている多種の機能を使用できる、既設の機器を有効活用できる、社内業務アプリケーションとの連携ができる、といった特長を持っている。
注2:VoIPゲートウェイ
既存の電話システムに接続し、IPネットワークを介して音声通信を行うための装置。使用中の通信設備を廃棄せずに、音声のIP化を簡単に実現できる。
注3:BV8000 IWG
H.323とSIPのプロトコル変換を行うゲートウェイ。沖電気製H.323準拠の装置で構築された企業ネットワークに、SIP準拠のネットワークを新たに構築する際、両者の相互接続を可能とする。
注4:FOMA/無線LANデュアル端末
FOMAの法人向け端末で、屋外では通常の携帯電話として、企業内では無線LANを利用したVoIP端末として、1台で2つの方式による通信が可能。
注5:モバイルセントレックス
企業内IPセントレックスで用いられる端末を、モバイルIP電話端末に代表される携帯型端末としたIP電話の導入形態。携帯型端末による機動性を活かし、事業所や座席にとらわれないワークスタイルを実現する。


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