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2005年11月14日

岡山県美作(みまさか)市に自営IPセントレックスシステムを納入

町村合併にともなう音声ネットワーク統合により施設間の意志疎通を迅速化

沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正)は、岡山県美作(みまさか)市に、弊社のIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE(R) Server SS9100(以下、「SS9100」)」をベースとした自営IPセントレックスシステム(注1)を納入しました。町村合併に伴う市内10ヶ所の音声ネットワークの統合を短期間かつ低コストで実現しています。本システムは、沖電気のパートナであるネットワンシステムズ株式会社(社長:澤田脩 本社:東京都品川区)が受注・施工したものです。

岡山県美作市は、旧勝田(かつた)町・大原(おおはら)町・東粟倉(ひがしあわくら)村・美作(みまさか)町・作東(さくとう)町・英田(あいだ)町の6町村の合併により2005年3月に誕生しました。合併にあたり、従来、旧町村がそれぞれ独自に構築・運用してきた通信設備を統合し、一括管理・運用することが検討されてきました。弊社の「SS9100」は、自営IPセントレックスシステムを短期間で導入できる一方、既存の電話設備も有効に活用しつつ段階的な移行が可能なことが評価され、採用にいたりました。

自営IPセントレックスシステムをコントロールする「SS9100」は、システムのセンターとなる美作市役所本庁舎(旧美作町役場)へ設置し、美作市光ネットワークを介して各公共施設と接続します。美作市役所本庁舎、作東総合支所(旧作東町役場)および東粟倉総合支所(旧東粟倉村役場)の3ヵ所には合計約240台の既存のアナログ・多機能電話機が設置されていましたが、それぞれの既存PBXがリース満了となるため廃止し、弊社製IP遠隔ユニット「IP CONVERGENCE GATEWAY 96」に既存のアナログ・多機能電話機を接続し「SS9100」で一括管理しています。

また、既存PBXのリース期間の残る他の公共施設7ヵ所では既存PBXと弊社製VoIPゲートウェイ「BV1270SIP」を接続し、美作市役所本庁舎の「SS9100」に接続することで、拠点ごとの番号体系などの情報を一括管理しています。これにより、既存の電話設備を廃棄することなく、継続して有効に使用することを可能にしています。各施設間の音声通話は、既存PBXのメーカや機種に関係なくSIP(注2)によって統一されています。このため将来的に音声に加えてIPを活用した他のサービスとの融合・展開を目指す場合でも、柔軟に対応することができます。

美作市では本システムを導入することにより、公共施設間の通話は既設の美作市光ネットワークを活用したIP電話の内線に統一されるため、年間約三百数十万円の通信コスト削減が見込まれるとともに、公共施設間の意思疎通の迅速化をも推進できました。今後は各公共施設の既存PBXや電話機のリース満了に合わせ、IP遠隔ユニットやIP電話機を採用することで、管理・運用費用の削減も可能となります。

弊社では、「SS9100」を用いたIP電話ソリューションにより、自治体や企業ユーザへの貢献を今後とも目指してまいります。

【美作市ネットワーク図】

【本システムの主な特長】

  1. 効率的な自治体IP電話網の構築
    光ファイバで接続された市内の拠点を1台の「SS9100」で一括管理した高音質なIP電話網です。また、プロトコルをSIPに統一したことで、将来的な拡張やアプリケーションとの連携に対しても柔軟に対応できます。
  2. 「SS9100」とVoIPゲートウェイの連携による段階的なIP電話導入
    PBXなどの既存の電話設備を維持しながら、IPセントレックスへの移行が可能です。未移行の拠点との通話も確保し、業務への支障なくIPセントレックスへと移行します。
  3. IPセントレックスによる管理・運用費用の削減
    既存PBXや電話機のリース満了や老朽化にあわせ、IP遠隔ユニットやIP電話機を採用することでIPセントレックスへと移行できます。1台の「SS9100」で一括管理することで、PBXの運用や電話番号管理などにかかる費用を削減することができます。

【用語解説】

注1:自営IPセントレックス
音声通信をIP網に統合するとともに、従来は拠点ごとに設置していたPBXを1ヵ所に集約して管理・運営するIP電話の導入形態。
注2:SIP(Session Initiation Protocol
セッション開始プロトコル。インターネットとの親和性が高く拡張性にすぐれており、様々なアプリケーションとの連携を実現する。

【IP CONVERGENCE Server SS9100について】

業界で初めてMicrosoft .NET上で、従来独立した存在であった大規模IP-PBX機能と基幹業務アプリケーションを融合させるソリューションを提供した、情報通信融合プラットフォームです。
詳細情報のURL:http://www.ss9100.com/

【IP CONVERGENCE GATEWAY 96について】

「SS9100」を中心としたIPセントレックスシステムを構築する際に、既存のアナログ/多機能電話機を接続し「SS9100」による一括管理を可能にするIP遠隔ユニットです。PHS接続をはじめ外線の発着信も可能です。
詳細情報のURL:http://www.ss9100.com/

【VoIPゲートウェイ「BV1270SIP」について】

既設PBXに接続することにより、SIPに対応した拠点間のIP電話ネットワークを実現します。同時接続数は4チャネルです。他に最大30チャネルモデル「BV1600SIP」も用意しています。
詳細情報のURL:http://www.oki.com/jp/IPtel/product/ivg/



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