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2005年10月18日

携帯電話向け組込用顔画像処理ミドルウェアを発売

瞬時に行える顔認証で携帯電話のアクセス制限を実現

沖電気工業株式会社(社長:篠塚 勝正)は、このたび顔認識機能をサポートした組込用顔画像処理ミドルウェア「FSE」(Face Sensing Engine)を開発し、本日より携帯電話市場向けに販売を開始します。本商品を利用することにより、瞬時に行える顔認証で携帯電話のアクセス制限を実現します。

近年、携帯電話を利用した犯罪が増加しており、携帯電話の盗難・紛失時に電話番号やメールアドレスなど、個人情報の漏洩を防ぐ必要性が高まってきています。従来のパスワードによるアクセス制限機能は、利用時に毎回入力操作が必要で使い勝手が悪くあまり使われていないのが現状です。

これに対し弊社では、携帯電話のカメラに顔を向けるだけで利用者の識別を可能とする顔認識機能を開発しました。これにより本人認証を、携帯電話を使用する自然な動作の中で、かつ瞬時に行える利便性の高いアクセス制限機能を可能にします。

今回開発した顔認識機能では、携帯電話での短時間の本人認証を可能とする業界トップクラスの処理性能を実現しました。顔の検出から照合までの処理時間は約280ms(ARM9/100MHz)です。また検出した画像が、瞬きなど照合に不適切な場合には、次に続く画像の認識処理を約80msで行うことができます。さらに環境光の明暗に強いアルゴリズムを実装しており、様々なシーンでご利用いただけます。

本ミドルウェア「FSE」は、顔認識機能だけでなく、画像中から顔を含む領域を検出する「顔検出機能」、目・眉・口の位置を検出する「顔特徴点検出機能」、顔表情の変化に伴う特徴点の位置の変化量を算出する「顔特徴点追尾機能」なども提供しています。これらの機能は単独でも使用可能であり、FaceCommunicator(R)-E2(注1)など他の製品と組合せることも可能です。弊社は今後、ゲームやユーザインタフェースなど、「FSE」を活用した様々なソリューションを携帯電話市場だけでなく他の組込機器市場へも積極的に提案していきます。

なお、本製品は、10月19日〜20日に六本木アカデミーヒルズ40(東京都港区)で開催する「OKI情報通信融合ソリューションフェア2005」に出展します。

【販売計画】

販売時期:
2005年10月18日〜
販売価格:
オープンプライス
販売目標:
今後2年間で500万ライセンス

【FSE の特徴】

  1. コンパクト設計
      プログラムサイズ:約260KB(ARM9)
  2. マルチプラットフォーム設計
      移植性が高く広範なプラットフォームで動作が可能
    • CPU:ARM9、SH Mobile ほか
    • OS :Symbian、μITRON、Linux、BREW、WIPI、Windows(R)、Solaris ほか
  3. 顔認識による個人識別機能を搭載
    • 業界トップクラスの処理性能(1対1照合時 約280ms、ARM9/100MHz)
    • 環境光の明暗に強い顔認識アルゴリズム

<携帯電話向け組込用顔画像処理ミドルウェア詳細情報URL>http://www.oki.com/jp/FSC/ics/

【用語解説】

(注1)FaceCommunicator-E2
沖電気が開発した3Dキャラクタの「顔アニメ」によるリアルタイムコミュニケーション用途向けの組込用ソフトウェア


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