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2005年9月20日

国内初のVoWLAN対応分散型アクセスポイント「MWINS(TM) BR2100シリーズ」を発売

中小規模オフィスでも低コストで無線IP電話を実現


MWINS BR2101

MWINS BR2102

沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正)は、無線LAN上でVoIP通信を行うVoice over Wireless LAN(以下 VoWLAN)に対応し、無線LANコントローラを必要としない、国内初の分散型の無線アクセスポイント「MWINS(TM)(エムウインズ) BR2100シリーズ」2機種を開発し、本日より販売を開始します。IEEE 802.11aまたは11b/gを切り替えて使用する「MWINS BR2101」と11aと11b/gを同時使用できる「MWINS BR2102」の2機種です。出荷は11月21日より始めます。

企業では社内の電話網をIP網に統合したVoIP(IP電話)を導入し、管理・運用コストの削減に加え、情報と通信の融合による業務プロセスの効率化を図る動きが促進されています。最近ではさらに、無線LAN上でVoIP通信を行うVoWLANにより、無線LAN端末や携帯/無線LANデュアル端末を利用できるモバイルセントレックス環境を構築し、機動性を重視した新しいワークスタイルの実現を目指す機運が高まっています。しかしながら今までのVoWLANシステムでは、無線アクセスポイント(以下 AP)に加え高価な無線LANコントローラや無線LANスイッチが必要な上、無線LANコントローラ/無線LANスイッチとAP間で遅延を生じさせないための高速ネットワークが必要でした。そのため、初期導入費用が高くなることから、特に中規模・小規模事業所やサテライトオフィスのお客様がVoWLANシステムの導入に踏み切れないという問題がありました。

弊社では、パケット処理等用のコプロセッサを内蔵するネットワーク機器向けの高性能なプロセッサ(インテル(R) IXP425ネットワーク・プロセッサ)を搭載することにより、従来無線LANコントローラ/無線LANスイッチとAPの両者の働きで実現していた機能を、近隣のAP同士が情報交換を行うことによってAPのみで実現する、国内初の分散型APである「MWINS BR2100シリーズ」を開発しました。これにより、高価な無線LANコントローラや無線LANスイッチが不要となり、また既存のネットワーク機器を継続して使用することができるため、VoWLANシステムを安価で簡単に構築できます。比較的データ通信のトラフィック量が少ないお客様に向けた、IEEE802.11aまたは11b/g切替タイプの「MWINS BR2101」と、データ通信のトラフィック量が多くVoIP通信とPC等のデータ通信を分離させたVoWLANシステムを構築するお客様に向けた、IEEE802.11aと11b/g同時利用タイプの「MWINS BR2102」の2機種を用意しました。

VoWLANで音声品質を保つための機能として、音声パケットを優先するIEEE802.11e(EDCA方式)準拠のQoS制御機能(注1)、端末集中で発生する無線区間での許容通信量オーバーによる音質劣化を防ぐ接続制限機能(注2)、移動中通話での音声の途切れを抑制する高速ハンドオーバ機能(注3)を搭載しています。また盗聴・改ざん・なりすましを防止するセキュリティ機能にはIEEE802.11i(注4)準拠の認証と暗号化を搭載しています。

また、最適なVoWLANシステムの構築には、無線環境調査や設計・管理に関する高度な技術を必要とします。弊社はこれまでに手掛けた数多くのSS9100モバイルセントレックス導入実績から得られたノウハウをもとに、VoWLANシステムのコンサルティングから設計・構築・運用/保守サービスをワンストップでお客様に提供いたします。

【販売計画】

標準価格:
MWINS BR2101:158,000円、MWINS BR2102:198,000円
出荷時期:
2005年11月21日
販売目標:
年間5000台

【主な特長】

  1. 高音質を支える最新テクノロジーを搭載
    • VoIPに適した無線区間QoS制御機能(IEEE 802.11e EDCA対応)
    • 過剰な端末接続による音質劣化を防ぐ接続制限機能
    • 音切れを防ぐ高速ハンドオーバ機能
    • 端末省電力対応
  2. コントローラ ・レスで安価な分散型アクセスポイント
    • 分散型アクセスポイント方式によりコントローラが不要
    • 小規模事業所やサテライトオフィス(支店)でも安価に無線VoIPネットワークの構築が可能
  3. 安心して利用できる無線LAN環境を簡単に構築・管理
    • 無線LANの標準セキュリティ規格 IEEE 802.11i 搭載により認証と暗号化を強化
    • コントローラ・レスで無線LANネットワークの構築が簡単
    • 既存の有線ネットワークも使用可能
    • 保守コンソールソフトで設定・管理(一括設定・管理・障害解析)が容易
    • IEEE802.11aは国際標準の新5GHz帯(W52/W53)に対応

【システム構成例】


「MWINS BR2100シリーズ」主な仕様 >>

本発表に関して、インテル株式会社様から以下のメッセージをいただいております。

企業の業務は、無線LANとVoIPの導入により大きく変わりつつあります。高性能かつ低消費電力なインテル IXP425 ネットワーク・プロセッサは、音声処理にDSP(Digital Signal Processor)が不要で、セキュリティ、QoS制御機能を統合しているため、無線LANアクセス・ポイントやVoIPアプリケーションに適しています。同プロセッサを搭載したMWINS BR2100シリーズを利用した先進的なVoWLANシステムを構築することで、企業の業務効率化と生産性向上が期待できます。

<MWINS BR2100シリーズ詳細情報URL>http://www.oki.com/jp/IPtel/product/MWINS/

【用語解説】

注1:QoS制御機能
QoSは「Quality of Service」のことで、特定パケットの帯域を確保し、通信速度を保証すること。IEEE802.11eは無線LANの「QoS制御」を行う規格としてIEEE(米国電気電子技術者協会)が制定した規格。EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)方式はこの規格で定められた一方式で、優先度の高いパケットを送信する無線機器が他の機器よりも早く電波の送信権を獲得できるようにしてQoSを実現する。
注2:接続制限機能
アクセスポイントが通話数を監視し、通話数の増加により利用可能な帯域が減少し、通話品質が落ちる可能性があると判断した場合、新たな通話の開始を制限する機能。
注3:高速ハンドオーバ機能
無線IP電話の端末はAPに無線で接続して相手と通信を行う。端末が移動すると、接続していたAPからの電波が弱くなり、通信が困難になる。このとき、端末はそれまで接続していたAPとの接続を切断し、接続可能な別のAPを探して再接続を行う。この手順のことを「ハンドオーバ」と呼び、切断から再接続までを短時間で実行することを「高速ハンドオーバ」と呼ぶ。
注4:IEEE802.11i
IEEE(米国電気電子技術者協会)が制定した無線LANの認証・暗号の方式の規格。現状では最も高レベルの標準セキュリティ規格。


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