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2005年9月6日
認証時間を1/2以下に短縮した全自動撮影型アイリス認識装置「アイリスパス(R)-M」を販売開始
簡単操作で迅速な認証を実現する個人認識装置を日本、北米、欧州にて展開

全自動撮影型アイリス認識装置「アイリスパス(R)-M」外観
沖電気工業株式会社(社長 篠塚勝正)は、このたび認証時間を大幅に短縮した全自動撮影型アイリス認識装置「アイリスパス(R)-M」を開発しました。従来機の全自動撮影の優れた操作性はそのままに、より快適な認証時間の実現と、本人拒否率(注1)の低減や音声ガイダンスの追加などにより、さらに使いやすく機能強化を図りました。国際標準BioAPI(TM)(注2)に準拠した本製品の販売活動を本日より日本、北米、欧州にて開始します。
世界各地でテロが多発するなか、各国ではセキュリティ対策として、空港などにおけるバイオメトリクス認証の導入を拡大しようとしています。また、国内においても、個人情報保護法の施行や、相次ぐ個人情報漏洩事件の発生により、十全なセキュリティ対策とそのインフラ整備が必要不可欠になってきています。
沖電気では、1996年からイリディアンテクノロジーズ社(社長:フランク フィッツシモンズ、本社:米国ニュージャージー州)と提携し、アイリス認識技術を用いた個人認証システムの開発を行ってきました。これまで、コンピュータ室などの重要施設への出入りを管理する「アイリスパス(R)-Sゲート管理システム」や、「アイリスパス(R)-WG」、PCおよびネットワーク接続時のパスワード代わりとなる「アイリスパス(R)-h(ハンディ)」を商品化しています。

全自動撮影型アイリス認識装置「アイリスパス(R)-M」利用イメージ
今回発売する「アイリスパス-M」は、2002年7月から販売してきた「アイリスパス-WG」の後継機種です。従来、時間がかかっていた顔画像から目の位置を検出する画像処理や利用者の身長や距離に合わせてカメラ機構を調整する動作などに大幅な改良を加えました。自動的に瞳の位置を検出してアイリスを撮影する機能をそのまま継承し、高性能なCPUで画像処理や照合処理を迅速に行うほか、カメラ機構を簡略化することにより、従来製品と比べて認証時間(注3)を1/2以下に短縮しました。さらに、利用者の操作をよりわかりやすくするために、音声ガイダンス機能も搭載しました。
本製品を用いることにより、個人情報などを管理するコンピュータ室や、薬品保管庫などの入退室管理システムを構築でき、情報や財産、危険物などの盗難や不正利用を防止することが可能となります。また本製品は、各種情報端末や自動化機器に組込むことにより、空港をはじめとする公共の場所におけるさまざまな個人認証に利用することも可能となります。
沖電気では、官公庁や金融機関をはじめとする企業向けのセキュリティソリューションとして「アイリスパス-M」を国内外に積極的に販売していきます。
【販売計画】
- 標準価格:
- オープン
- 出荷時期:
- 2005年12月1日より
- 販売目標:
- 販売開始後3年間で10,000台
- 販売地域:
- 日本、北米、欧州
【主な仕様】
<カメラユニット仕様>
- 外形寸法:
- 328(W)×197(H)×84(D)mm
- 重量:
- 5kg
【システム構成例】

- 「アイリスパス-M」の制御は、管理PCにて行います。
(管理PCの推奨仕様 CPU:インテル(R)Celeron(R)2GHz相当以上、メモリ:512MB以上、OS:Microsoft(R) Windows(R) XP、Microsoft(R) Windows(R) 2000)
- 1台の「アイリスパス-M」で、登録機と照合機を兼用することも出来ます。
- ソフトウェア開発キットを用いることにより、入退室管理以外の用途への適用や、既設のシステムに「アイリスパス-M」を組込むことも出来ます。
【「アイリスパス-M」の特長】
- 認証速度を短縮
従来機種「アイリスパス-WG」に対して、「アイリスパス-M」では操作時間や認証リトライを含む認証時間を1/2以下に短縮することに成功しました。認証は、カメラの目位置合わせを含めて2秒以下で完了し、認証待ち時間を大幅に短縮できます。
- 目の位置を自動検出
従来機種からの継承機能である、目位置の自動検出機能を備えています。本機能により、利用者が認証可能範囲内(距離30〜60cm、身長134〜189cm(注4)に入っていれば、カメラを見つめるだけで、登録または認証を行うことができます。この際、カメラの向きを変えたり、距離合せをしたりする操作は一切必要なく、何にも触れることなく個人認証をすることが可能です。
- 音声ガイダンスを搭載
利用者の操作をよりわかりやすくするために、音声ガイダンス機能を搭載しました。音声は、日本語、英語のほか、その他言語やアプリケーションに応じた音声をあらかじめ録音して出力するカスタマイズ機能も備えています。
- 国際標準API対応
アプリケーションインタフェース(API)は、国際標準のBioAPI(TM)に準拠しています。これにより、複数のバイオメトリクスを組み合わせたマルチバイオメトリクス認証システムを容易に構築することが出来ます。
【アイリス認識の概要】
- アイリスは瞳の中にある器官であるため、偽造が困難で不正アクセスの心配がありません。
- カメラがアイリス画像を非接触で撮影するため、照合時の不快感がありません。
- アイリスパターンはバイオメトリクスの中でも非常に複雑でランダム性(規則性がみつけにくいこと)に富んでおり、誤認識率が120万分の1以下と極めて高い精度を持っています。
- 2歳以降は加齢によるパターンの変化はほとんどなく、また環境にも影響されないため、一度登録したデータを一生継続して利用できます。
<アイリスパス詳細情報URL>http://www.oki.com/jp/FSC/iris/jp/
【用語解説および注記】
- 注1:本人拒否率
- 登録されている本人が認証しているにも関わらず拒否されるエラー率
- 注2:BioAPI(バイオ・エー・ピー・アイ)
- BioAPIコンソーシアムが策定したAPIであり、ANSI標準として登録されています。
- 注3:認証時間
- 利用者が装置の前に立ってから認証が完了するまでの平均的な時間
- 注4:推奨設置高さ(140cm)に設置した場合
- アイリスパスは沖電気工業株式会社の登録商標です。
- BioAPIはBioAPIコンソーシアムの商標です。
- Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
- インテル、Celeronはアメリカ合衆国およびその他の国におけるインテルコーポレーションまたはその子会社の登録商標または商標です。
- その他、記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。
本件に関する報道機関からのお問合せ先
- 広報部
- 電話:03-3580-8950
本件に関するお客様からのお問合せ先
- システム機器カンパニー システム機器開発本部 バイオメトリクスシステム部
- 電話:048-431-5654
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