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2005年4月14日

ビジネスフローを制御するトランザクションサーバ『TxServer(TM)』を発表

リテールチャネルアーキテクチャ「TxFlow(TM)」に基づき金融機関の商品販売を強化

沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正)は、このたび沖電気の提唱するリテールチャネルアーキテクチャ(設計思想)「TxFlow(TM)」に基づいたリテール金融システムを実現するための中核となるトランザクションサーバ『TxServer(TM)(ティーエックスサーバ)』を発表します。ビジネスフローを制御する『TxServer』は、豊富な金融商品を効率よく販売するために必要な柔軟性と拡張性のあるリテール金融システムを構築し、金融機関の収益向上に貢献します。

金融機関では、さらなる収益拡大に向けてリテール金融に注力しています。お客様の望む多様な商品を品揃えし、利便性の高いチャネルで提供するとともに、お客様の購買意欲を促進するセールス活動が重要になっています。これらを効率よく実現し、変化していく商品や販売プロセスに迅速に対応するためには、リテールチャネル全体を束ね、商品販売のビジネスフローを制御する機能が有効です。

『TxServer』は、商品販売のビジネスフローを柔軟に制御するとともに、ビジネスプロセスに合わせて様々なチャネルを接続することができる、拡張性に優れたトランザクションサーバです。商品販売プロセスに沿って必要なチャネルを制御するために、業界標準のアプリケーション基盤であるJ2EE(注1)サーバ上のビジネスワークフロー機能を搭載しています。操作性に優れたツールでワークフローを編集することで、ビジネスフローの追加変更が容易になり、新しい商品や販売プロセスに迅速に対応することができます。さらに、決められた販売プロセスを確実に実行するために、実行履歴の監視や信頼性強化機能などを搭載し、信頼性の高い業務実行が可能となります。

システム連携にあたっては既存システムとの接続性が課題となるため、『TxServer』では、金融基幹業務のゲートウェイとして実績のある沖電気の「TxHub(TM)」の機能を搭載しています。ホスト接続で使われている専用の通信プロトコルを変換しSOAP(注2)に代表される標準プロトコルとの接続性を確保することで、既存のレガシーシステムと外部企業との接続や新規業務のために使用されるオープンシステムとのシームレスな連携が可能です。これにより、ビジネスワークフローからはプロトコルの違いを意識することなくチャネルの機能を組み合わせ利用することができ、既存システムを活用しながら商品販売の新しい機能を追加拡充していくことが容易になります。

『TxServer』では、沖電気の情報通信融合コンセプトであるAP@PLAT(注3)に基づいてSIP(注4)制御機能を搭載しています。J2EEアプリケーションでSIPによる通信制御を行うことで、Webと電話を連携させた利便性の高いユーザインターフェースを容易に実現することができ、お客様満足度の向上や事務の効率化に役立ちます。例えば、インターネットとコールセンタを連携させた斬新なカスタマコンタクト機能を構築し、商品販売を強化することができます。

高信頼性とスケーラビリティを確保するために、負荷分散型の疎結合クラスタを採用しています。最小限のシステム構成を導入し、業務や利用状況に応じてサーバを増設することでシステムを容易に拡張していくことができ、効率的な投資が可能になります。

『TxServer』により、様々なチャネルと接続してビジネスフローを制御し、営業店、インターネット、コールセンタなどあらゆるチャネルにおいてセールス機能を強化します。また、リテールチャネルの基盤として活用することにより、金融機関の収益向上に貢献する斬新なソリューションを順次提供していきます。『TxServer』のコンセプトは、金融機関に限らず旅行代理店を始めとするリテール販売全般に有効なものです。今後、沖電気では、リテール販売に注力する企業全般に対して積極的に展開し市場を拡大していきます。

【TxServerの主な特長】

【仕様(TxServer本体)】

TxServerパッケージ:
ワークフロー強化機能(セキュリティ強化、信頼性強化、標準通信アダプタ)、ワークフロー作成支援機能(規約、テンプレート、ユーティリティ)、運用管理機能
TxHubパッケージ:
メッセージブローカ、アダプタ
対応J2EEサーバ:
BEA WebLogic Server(TM) Process Edition(ワークフロー基本機能、開発ツール含む)
対応プラットフォーム:
HP-UXサーバ、Linuxサーバ(予定)
対応通信プロトコル:
SIP、HTTP、SOAP、JMSRMI/IIOP、ホスト通信手順

【仕様(TxServer用データベース)】

対応データベース:
Oracle 10g
対応プラットフォーム:
HP-UXサーバ、Linuxサーバ(予定)

【販売計画】

販売価格:
5千万円〜(シングル構成ハードウェアおよびパッケージソフトウェア。個別開発費用は除く。)
出荷時期:
2005年10月
販売目標:
3年間で30セット

【TxFlowについて】

リテール金融におけるビジネス(商品販売)の流れに従ってシステムを制御する考えをもとに、様々な企業から金融商品を調達して、多様化する営業チャネルで迅速に販売開始できる柔軟で拡張性のあるリテール金融システムを実現するリテールチャネルアーキテクチャ(設計思想)。外部のサプライヤおよびデリバリチャネルを連携活用し、今後の変化に柔軟に対応し、お客様との接点となるあらゆるデリバリチャネルを駆使することで、既存システムの投資を保護しながら一貫性のあるセールス活動を実現することが可能となり、お客様に満足いただける金融商品の販売拡大に結びつけることができます。

【TxServer基本構成】

※この他にも様々なシステム構成が可能です。

【TxFlowシステム構成図におけるTxServerの位置づけ】

【用語解説】

注1 J2EE:
Java 2 Platform, Enterprise Editionの略。Javaを使った大規模な企業向けサーバシステム構築のためのアプリケーションプラットフォーム。
注2 SOAP:
XMLやHTTPなどをベースに、OSやプログラム言語などの環境の違いに関係なく、他のコンピュータのデータやサービスを連携させるためのプロトコル。
注3 AP@PLAT:
情報(IT)と通信(IP)を融合し、お客様の新しい価値とビジネスを創出することを目的とした、沖電気の情報通信融合ソリューションコンセプト。
注4 SIP(Session Initiation Protocol):
VoIPを応用したインターネット電話などで用いられる、通話制御プロトコル。


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