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2005年3月28日

神戸製鋼所に企業内IPセントレックスシステムを納入

国内最大級、鉄鋼業界初の社内外フルIP電話化を実現

沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正、本社:東京都港区、以下 沖電気)は、株式会社神戸製鋼所(社長:犬伏泰夫、本社:兵庫県神戸市、以下 神戸製鋼)に、弊社のIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE(R) Server SS9100(以下「SS9100」)」をベースとした企業内IPセントレックスシステム(注1)を納入しました。第一ステージとして東京本社に約2000台のIP電話機を設置し、今後順次全国の拠点へ拡張を行い最終的には全国15ヶ所、1万台のIP電話機を利用する国内最大級のIP電話システムとなる予定です。本システムの納入にあたっては、NTTコミュニケーションズ株式会社(社長:鈴木正誠、本社:東京都千代田区、以下NTT Com)がシステムインテグレーションを担当し、コベルコシステム株式会社(社長:酒井哲夫、本社:兵庫県神戸市、以下 コベルコシステム)が総合コーディネートを行いました。

神戸製鋼では、コベルコシステムにより運用される社内情報基盤「コベルコネット」に、2002年からNTT Comのネットワークサービス「Arcstar IP-VPN(アークスターIP-NPN)」(注2)を採用し、事業所間の通話をIP化してきました。今回、通信コストをさらに大幅に削減するとともに生産性を向上させる目的で、沖電気の「SS9100」により事業所内線をIP電話化するとともに、発信用回線として050で始まるNTT ComのIP電話サービス「.Phone IP Centrex(ドットフォンIPセントレックス)」(注3)の採用により外線もIP電話化し、内外線ともにフルにIP電話を活用するシステムに更改しました。

企業内IPセントレックスシステムをコントロールするSS9100は、コベルコシステムの神戸センターへ設置し、NTT ComのIP専用線経由で各拠点のIP電話機を制御するものです。第一段階としてまず東京本社へIP多機能電話機「マルチ・キーテレフォンIP」を約2000台設置し、今後順次全国の拠点へ拡張を行い2008年度までには全国15ヶ所、1万台のIP電話機を利用する国内最大級のIP電話システムとなる予定です。また、NTT ComのIP電話サービス「.Phone IP Centrex」も神戸センター経由で接続され、外線発信を格安なIP電話を利用する国内でも最大規模の事例となるほか、災害発生時に公衆電話網における通信規制が敷かれた場合でも、神戸センター経由での外線発信が可能となるなど災害に強いシステムとなります。また、神戸製鋼最大の生産拠点である加古川製鉄所には、弊社の大規模IP-PBX「DISCOVERY01(R)」を導入し、一部の固定電話含め4000台に及ぶ構内PHSシステムを構築することで、同製鉄所内のどの場所にいても発着信が可能となり、大幅な利便性の向上と通信コストの削減を実現しています。

弊社では、通信コスト削減のみならず、今後オフィスのワークスタイルを見直し、コミュニケーションの高度化による生産性向上を検討している神戸製鋼に対し、「SS9100」を用いた業務アプリケーション連携ソリューションやFOMA(R)/無線LANデュアル端末や高音質ソフトフォンなど、部門に最適な新しいコミュニケーションの提案などを行っていく予定です。

【企業内IPセントレックス、IP電話サービス導入の効果】

  1. コスト削減効果

    全国各拠点のPBXを1台の「SS9100」に統合することによる保守費用の削減、NTT ComのIP電話サービス「.Phone IP Centrex」の導入による年間の通話コスト削減、また、IP電話機の採用によりレイアウト変更、設定変更及び新規配線がほとんど不要となることによる電話に関わる運用費用の削減などにより、神戸製鋼では東京本社導入だけで年間約1億円、2008年の全社導入時には年間約2億円のコスト削減が実現される見込みです。
  2. 段階的な企業内IPセントレックスへの移行

    従来から使用している沖電気のVoIPゲートウェイによるIP電話システム(H.323網)とSS9100の新システム(SIP網)との連携をスムーズに実現し、電話設備の老朽化している事業所より順次、IP電話機の導入を行うことにより、現実的に段階的な企業内IPセントレックスの導入を図ることができます。
  3. 生産性の向上(今後適用予定)

    従来型電話交換機からIP電話システムに切り替えることにより、IPの利点を活かした生産性向上が可能となりました。
    1. 端末の多様化
      FOMA/無線LANデュアル端末の営業部門等での利用や、高音質ソフトフォンを利用したコミュニケーションの高度化など、部門毎に最適なコミュニケーション手段を採用し、ワークスタイル変革による業務効率化、お客様満足度向上が可能となります。
    2. ユニファイドメッセージ
      ボイスメールおよびFAXメールを電子メールに統合運用が可能となり、取次ぎや伝言ミスなどをなくしたコミュニケーションの効率化が可能となります。
    3. 情報通信融合機能
      従来から使用しているWebアプリケーションと電話との連携が簡単にできるため、グループウエア、ワークフロー、電子電話帳、さらには、営業システムとの連携をはかり、業務生産性の飛躍的な向上が図れます。

本発表に関して、マイクロソフト株式会社様から以下のメッセージをいただいております。

マイクロソフト株式会社は、神戸製鋼所様への沖電気工業によるIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE Server SS9100」の納入の発表を歓迎いたします。昨年2月の沖電気の「SS9100」の製品発表に賛同し、技術協力、共同プロモーション活動を展開してまいりました。今回この「SS9100」による大規模なIP電話システム導入は、企業に新しいワークスタイルやコミュニケーション手段を提供することで、TCO削減とともに、企業の競争力向上に貢献するものと確信しております。

マイクロソフト株式会社
ビジネスパートナー営業本部
ISVソリューション推進部部長
日詰 廣造

【用語解説】

注1:企業内IPセントレックスシステム
音声通信をIP網に統合するとともに、従来は拠点ごとに設置していたPBXを1ヵ所に集約して管理・運営するIP電話の導入形態。運用コストの大幅な削減が可能なばかりでなく、従来のPBXが備えている多種の機能を使用できる、既設の機器を有効活用できる、などの特長を持っている。
注2:Arcstar IP-VPN
NTT Comが提供するIP-VPNのサービス名で、MPLS技術による高速、高セキュアで経済的なIPプライベートネットワークを実現できる。
注3:.Phone IP Centrex
NTT Comが提供するネットワークサービスであるIP-VPNサービス「ArcstarIP-VPN」、広域イーサネットサービス「e-VLAN」、インターネット接続サービス「OCN」をベースに、NTTコムのVoIP基盤網を利用する企業向けIP電話サービス。

【株式会社神戸製鋼所 システム構成図】

IPLTU:IP遠隔ユニット、 マルチキーテレホンIP:IP多機能電話機、
マルチキーテレホン:多機能電話機、VC-D01:公衆IP網接続装置



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