2005年3月17日
6月までに73拠点完成、最終的には240拠点以上も視野に
沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正)は、弊社のIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE(R) Server SS9100(以下、「SS9100」)」をベースとしたIP電話システムを、森永乳業株式会社(社長:古川紘一、本社:東京都港区、以下、森永乳業)に納入しました。本システムは、2005年6月までに全国の73拠点を結び、最終的には関連企業を含めた約240拠点への拡大が検討されています。
森永乳業では、拠点間データ通信の高速化とバックアップ強化を目指した社内データ通信網の刷新作業を2004年12月より開始しました。刷新後のデータ通信網は、大規模拠点向けの広域イーサネットと中小規模拠点向けのIP-VPNをデータセンタにて連携させる構成で、バックアップ回線には光ファイバおよびADSLを利用しています。森永乳業ではさらにもうひとつの課題である、通信コスト削減を実現するため、このバックアップ回線を有効活用してIP電話システムを導入する可能性を検討してきました。導入にあたっては、各拠点で使用されている既設の構内交換機(PBX)などの通信設備を、継続して使用することが条件でした。
検討の結果、弊社のIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE Server SS9100(以下、「SS9100」)」とVoIPゲートウェイ(注1)「BV1270SIP」を用いたIP電話システムが採用されました。本システムの選定にあたっては、構成する製品の性能に加え、VoIP分野における弊社の豊富な実績と、サポートへの信頼性が評価されました。本システムは、各拠点におかれた既存のPBXにVoIPゲートウェイ「BV1270SIP」を追加する形をとっており、低コストかつ短期間でのIP電話システム構築を実現しています。これによって各拠点におけるPBXおよび内線電話機は従来のまま利用できます。データセンタには各拠点のVoIPゲートウェイを制御するゲートキーパ(注2)として「SS9100」が設置され、拠点ごとの番号体系などの情報を一元管理しています。本システムの採用によって、既存のPBXを活かしながらIP電話システムを導入でき、通信コストの削減を実現しています。
また、導入に当たっては全ての拠点を一斉に切り替えるのではなく、各拠点のネットワーク状況に合わせて段階的に切り替える形式が採用されています。音声VPNを使用していた約40拠点においては3月中に「BV1270SIP」の導入が完了し、6月までには公衆外線網を使用していた拠点を含めて73拠点に導入が行われる予定です。森永乳業ではさらに順次本システムの適用拠点を拡大していき、最終的には関係会社を含め、240を超える国内の全拠点を統合したシステムとすることが検討されています。3月中に導入の完了する約40拠点では従来使用していた音声VPNの費用である月額230万円を削減する効果が出ており、対象拠点が広がればさらにコストの削減が見込めます(注)。
なお本IP電話システムの納入に際してAT&Tグローバル・サービス株式会社(社長:湊方彦、本社:東京都港区)がネットワーク全体のシステムインテグレーションを、ネットワンシステムズグループのメディア通信システム株式会社(社長:佐々木昭美、本社:東京都品川区)がシステム構築を行いました。弊社では、今後森永乳業に対し、「SS9100」の優れた拡張性を活用したソリューションとして、高音質ソフトフォン、FOMA(R) /無線LANデュアル端末や高音質IP電話機を用いた全社のIPセントレックス化やモバイルセントレックスの構築などの提案を行っていく予定です。
PBXやビジネスホン等、既存の電話設備を残しつつ、IP電話システムへの段階的な移行が可能です。未移行の拠点との通話も確保し、業務への支障なくIP電話システムへと移行します。
「SS9100」は複数拠点での音声通話を1ヶ所にて処理する、企業内IPセントレックスの構築が可能です。従来、各拠点に設置されていた交換機が不要となるため管理負荷が低減でき、短期間・低コストでの構築が可能です。
「SS9100」は、企業内IPセントレックスやモバイルセントレックス構築にも対応しており、コスト削減や外出先でのネットワーク利用などに応じた柔軟な拡張が可能です。
業界で初めてMicrosoft .NET上で、従来独立した存在であった大規模IP-PBX機能と基幹業務アプリケーションを融合させるソリューションを提供した、情報通信融合プラットフォームです。
詳細情報のURL:http://www.ss9100.com/

各リリースの記載内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。