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2005年3月10日
環境にやさしいものづくり技能者育成をグローバルに加速

沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正)は、このたび製品の鉛フリー化実現に向けて、はんだ付け技能者を対象にした「鉛フリーはんだ付け技能資格認定制度」を、中国生産拠点に導入しました。本制度は、従来の鉛の入ったはんだに比べ高度な技術が要求される専門性の高い鉛フリーはんだ付け技能者の資格を認定するもので、2003年12月に業界で初めて弊社が国内生産拠点に導入したものです。本制度の海外生産拠点への導入は初めてで、製品の鉛フリー化に必要な専門技術に精通したスペシャリストをグローバルに養成し、環境にやさしいものづくり技術力を強化していきます。
今日、製造メーカには、地球環境にやさしい環境配慮型の製品づくりが求められています。電子機器においては、基板に部品を実装する際に使うはんだに、欧州連合(EU)の指定する特定有害6物質のひとつである鉛が含まれており、鉛フリーはんだへの対応力強化が課題となっています。鉛フリーはんだは、これまで一般に利用されてきた鉛の入ったはんだと比べ融点が高く、高温で短時間での作業が必要となり、熱に弱い部品を破壊したり、はんだ付け不良を発生する危険性が強まるため、はんだ付け技能者には従来よりも高い技能水準が求められます。
今回本制度を導入したのは、中国におけるATM・プリンタの生産拠点である沖電気実業(深セン)有限公司(本社:中国広東省深セン市、董事長:木村晴雄、以下OSZ)です。OSZでは、従業員の技能向上にむけた教育に注力しています。また製品の鉛フリー化に伴い、一部の熱に弱い部品への対応や、故障解析・修理のために手作業による鉛フリーはんだ対応が必要となったため、本制度を導入したものです。昨年12月に日本から指導者を派遣し、7名の従業員に対して第一回目の教育と認定試験を実施しました。7名全員の資格取得に成功し、今月正式に認定証を授与しました。さらにこの7名の技能向上を図り、OSZにおける鉛フリーはんだ技能者教育の指導者へ育成していく計画です。
弊社は、環境配慮型の製品づくりや使用済み製品のリサイクルには、これを実現する技能の裏付けが必須だと考えています。今後は、他の海外製造拠点へも本制度を導入し、鉛フリーはんだ付け技能修得を促進することで、海外生産製品の鉛フリー化の早期実現を目指します。
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