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2005年3月2日

イトーキにモバイルセントレックスシステムを導入

無線IP電話と携帯電話の統合によりコスト削減、ワークスタイル変革と生産性向上を実現

沖電気工業株式会社(代表取締役社長:篠塚勝正)は、株式会社イトーキ(代表取締役社長:鈴木昭、本社:大阪府大阪市、以下 イトーキ)の東京地区に、弊社のIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE(R) Server SS9100(以下 「SS9100」)」をベースとしたモバイルセントレックス(注1)システムを納入しました。なお、本システムは、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下 NTTドコモ)のFOMA(R)/無線LANデュアル端末(注2)「N900iL」を利用して、東日本電信電話株式会社(以下 NTT東日本)がシステムインテグレーションを実施しました。

イトーキでは、重要拠点である東京地区の電話システムをIP電話へ移行し、保守運用等に関わるコストを削減するとともに、営業部門などにおけるワークスタイルを変革し生産性を向上させることを検討してきました。さらに、東京本社事務所(東京都中央区)をIP電話や最新のIT技術を取り入れる最先端オフィスモデルと位置づけ、「ワーキングショールーム」として公開し、お客様へのニューワークスタイル提言の発信拠点とする狙いも持っていました。そのため、それをささえるシステム基盤としてNTT東日本の専用線サービス「メトロイーサ(注3)」により強化された社内ネットワークに、沖電気の「SS9100」を適用したモバイルセントレックスシステムの導入を決定しました。電話端末としては、無線IP電話機としてNTTドコモの「N900iL」と、固定IP電話機として沖電気の「e音IPフォン(TM)(注4)」を採用しました。

今回、同システムを導入する対象拠点は、「ワーキングショールーム」となる東京本社事務所を中心とする東京地区の5拠点です。従来は、それぞれの拠点ごとにPBXを設置し、合計5台のPBXを利用してきましたが、今回、東京本社に設置した1台の「SS9100」で全5拠点を配下に置き、一括して管理・運用します。既存のPBXからの置き換えは順次行われ、5月までに完了する予定です。電話端末としてはまずワーキングショールームに「N900iL」と「e音IPフォン」をそれぞれ80台導入します。それらを含めた東京地区5拠点全体では、営業部門に約200台の無線IP電話機を、管理部門に約300台の固定IP電話機を順次導入します。将来的には、東京地区だけでなく全社に無線IP電話機と固定IP電話機を導入し活用する、大規模なシステムに拡張を行う予定です。

なお本システムは、「新しいコミュニケーション・スタイル」を実践しワークスタイルを変革させる実験スタジオとなるイトーキ東京本社「ワーキングショールーム」にて、1月31日より公開されています。

弊社では、ワークスタイルの変革と生産性向上を求める企業ユーザに対し、「SS9100」を用いたIP電話ソリューションによる貢献を今後とも目指していきます。

【モバイルセントレックス導入の効果】

  1. コスト削減効果

    東京地区5拠点のPBXを「SS9100」1システムに統合することと、端末にIP電話機を採用することにより、レイアウト変更、設定変更及び新規配線がほとんど要らなくなり、電話に関わる保守運用費用を大幅に削減することができます。
    また、営業部門のノンテリトリアルオフィス(注5)化により、オフィススペースや設備の節減に寄与します。
  2. ワークスタイル変革と生産性の向上

    1. 従来、イトーキの営業部門は、構内PHS端末や携帯電話、固定電話を組み合わせて使用していましたが、「N900iL」の採用により、社内では内線用に、外出先では携帯電話として使用できるため、社内外のあらゆる場所において1台の電話機で容易にコミュニケーションをとることが可能となりました。
    2. 携帯電話から社内LANへの接続が可能なため、社内外どこにいても簡単に社内の業務サーバに接続でき、メールの送受信、スケジュールの確認や、その他情報システムの利用が可能となり、大幅な生産性の向上が実現されます。
    3. 社内の無線LAN設備がある場所では、どこでも自分のオフィスとなる本格的なノンテリトリアルオフィス化が推進されるため、従来の「オフィスへ出向く」、「外出先から戻る」等の時間を削減してお客様への対応時間を増やし、お客様中心のワークスタイルへと変革することができます。
    4. さらに、どこにいても相手の状態がわかる「プレゼンス機能」やボイスメール・FAXメールを電子メールに統合する「ユニファイドメッセージ(注6)」、Webアプリケーションとモバイルセントレックスの連携等、情報通信融合を推進する沖電気の「AP@PLAT(R)(注7)」コンセプトに基づいた機能拡張を行い、より一層の生産性の向上を図っていく予定です。

【用語解説】

注1:モバイルセントレックス
企業内IPセントレックスで用いられる端末を、モバイルIP電話端末に代表される携帯型端末としたIP電話の導入形態。携帯型端末による機動性を活かし、事業所や座席にとらわれないワークスタイルを実現する。
注2:FOMA/無線LANデュアル端末
FOMAの法人向け端末で、屋外では通常の携帯電話として、企業内では無線LANを利用したVoIP端末として、1台で2つの方式による通信が可能。
注3:メトロイーサ
NTT東日本が提供する、光ファイバを利用した高速のイーサネットMAN(Metropolitan Area Network)を実現する網型通信サービス。
注4:e音IPフォン
広帯域の音声伝送により、音声の高品質化を実現したIP多機能電話機。従来の電話機の音質を遥かに超える音声品質と、従来のビジネスホンと同様な操作性を実現し、快適な通話環境を実現。
注5:ノンテリトリアルオフィス
社員毎の固定の自席をもたないワークスタイルのオフィス。居室内の共通机を社員が必要な時間だけ占有し、個人資料や所有物はロッカーなどに格納して省スペース化を実現する。
注6:ユニファイドメッセージ
電話、FAX、電子メールなどのメッセージ統合を実現する機能。留守中にかかってきた電話に対しボイスメールとして録音したり、FAXをデータとして取り込んだりすることを同一のシステムで実現し、効率的な情報管理を可能とする。
注7:AP@PLAT(エイピイプラット)
情報(IT)と通信(IP)を融合し、お客様の新しい価値とビジネスを創出することを目的とした、沖電気の情報通信融合ソリューションコンセプト。音声・データ・映像を十二分に使った臨場感あふれるコミュニケーションと、コンピュータ、業務アプリケーションを融合させることにより、お客様のワークスタイルの変革を目指す。

【株式会社イトーキ モバイルセントレックスシステム構成図(東京都内5拠点)】



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