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2005年2月17日

IP CONVERGENCE(R) Server SS9100 リリース3」を販売開始

モバイルセントレックス端末として「FOMA(R)無線LANデュアル端末」を収容

沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正)は、大規模IP-PBX機能と業務アプリケーションを融合させるIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE(R) Server SS9100(以下「SS9100」)」の機能を大幅に強化し、「IP CONVERGENCE Server SS9100 リリース3(以下「SS9100 R3」)」として3月1日より販売および出荷を開始します。

現在、企業のIT経営戦略には、通信費や保守運用費などのコスト低減による経営効率化の姿勢に加え、業務プロセスを改善し競争力を高めるといった経営資源の活用度拡大の姿勢が求められています。「SS9100」はVoIPによるコスト削減に加え、IPテレフォニーと業務アプリケーションをシームレスに連携させることによりビジネスプロセスの効率化をサポートし、企業のIT経営戦略に求められる二つの側面を満たす製品です。2004年2月より販売開始した「SS9100」は、2004年8月に機能強化をした「SS9100 リリース2.0(以下「SS9100 R2.0」)としてモデルを更新しており、このたびさらに企業内IPセントレックス(注1)・モバイルセントレックス(注2)への対応を強化するなど機能を充実させ、最新モデル「SS9100 R3」として発売します。

企業では、企業ネットワークに関わる通信費・保守運用費の削減と共に、業務プロセスの改善・オフィスの生産性向上を目指すためのネットワークの形態として、企業内IPセントレックスの導入検討が盛んになってきました。特に、無線LANを利用したモバイルセントレックスへの関心が、NTTドコモの「FOMA(R)無線LANデュアル端末 N900iL」の発売以来高まっています。「SS9100 R2.0」では無線IP端末としてSIP対応モバイルIP電話機「WSP-500」を収容してモバイルセントレックス環境を実現してきましたが、このたび「SS9100 R3」ではこれに加え、「FOMA無線LANデュアル端末 N900iL」の収容を可能としました。「FOMA無線LANデュアル端末 N900iL」を「SS9100 R3」の配下に置くことにより、オフィス内では携帯電話型のIP内線として利用が可能な上、外出先ではFOMAタイプの携帯電話機としても利用できるため、1台の携帯端末だけで事業所内外を問わないコミュニケーションを可能にします。

また、企業内IPセントレックスの構築に際しては、企業ごとの規模や既存通信設備の利用形態といった個別事情に応じた柔軟さが必要となりますが、今回、既存の電話公衆網回線や内線電話端末を収容するIP遠隔ユニットのラインナップを拡充しました。従来の128回線収容の「IPLTU」に加え、192回線収容の「IP CONVERGENCE GATEWAY-96」と48回線収容の「IP CONVERGENCE GATEWAY-48」を用意しています。

弊社では今後とも企業のIT経営戦略に貢献すべく情報通信融合ソリューションの充実を図っていきます。

【「SS9100 R3」の販売計画】

標準価格:
1000ユーザのモデルで4,500万円〜
出荷時期:
2005年3月1日
販売目標:
3年間で3,000セット

【「SS9100 R3」の主な特長】

  1. モバイルセントレックス端末として「FOMA無線LANデュアル端末」を収容

    モバイルセントレックス環境を実現する手段として、「FOMA無線LANデュアル端末 N900iL」を利用することができます。1台の端末を社内では内線電話端末として、社外ではFOMAタイプの携帯電話端末として利用できます。
    「SS9100 R3」のサーバ1台で「FOMA無線LANデュアル端末 N900iL」は約1500台収容することができます。
    また同端末に実装された無線LAN機能やブラウザ機能によって、企業内イントラネットへのアクセスやSS9100の提供する内線プレゼンス表示サービスなど、音声通話だけでなく、業務に必要な各種情報へのアクセスも随時行えます。

  2. IP遠隔ユニットのラインナップ強化

    企業内IPセントレックスシステム構築の際に、既存の電話公衆回線や内線電話端末などの収容に使用するIP遠隔ユニット「IPLTU」を従来より販売してきましたが、この度「IP CONVERGENCE GATEWAY-96」及び「IP CONVERGENCE GATEWAY-48」の2機種をラインナップに追加することにより、企業規模や電話公衆網の利用形態による選択の幅を広げました。さらに「IP CONVERGENCE GATEWAY-48」はオプションとしてサバイバル機能の内蔵が可能で、ネットワーク障害などでSS9100本体から「IP CONVERGENCE GATEWAY-48」の制御が出来なくなった場合、自律的に「IP CONVERGENCE GATEWAY-48」設置拠点内の端末や回線を最大で200までコントロールし、業務の停滞を防止します。
    (「IP CONVERGENCE GATEWAY-96」および「IPLTU」においては、サバイバルサーバの設置により、同様の機能を実現します。)

  3. 構内端末のローミング対応など、既存PBX設備との接続機能強化

    既存PBX設備との接続機能強化のためにDch共通線(注3)機能を追加しました。これにより、既存PBX設置拠点との接続性が向上しますので、企業ネットワークへの導入がより柔軟に行うことができるようになります。例えば、構内PHS端末のローミングが可能になりますので、既存PBX設置拠点と「SS9100 R3」設置拠点間を移動しても構内PHS端末を持ち込んで利用できます。

  4. 高品位な音質「e音(TM)」を実現したソフトフォン「Com@WILL(TM) Version 2」を収容

    従来の電話の周波数帯域である300〜3400Hzという制約をとりはらい高品位な音質を実現したIP多機能電話機「e音IPフォン(TM)」に加え、同様の音質を実現したソフトフォン「Com@WILL Version 2」を収容します。一般の電話機よりはるかに聞きやすい高品位音声通話により、伝達内容の理解の精度の向上(誤認防止)や臨場感の伝達(状況理解の向上)によるコミュニケーションの円滑化とともに、使用者の聞き間違いを防ぐための集中などによるストレスや疲労の軽減に効果が期待できます。

【用語解説】

(注1)企業内IPセントレックス
企業が、従来拠点毎に設置していたPBXを1ヶ所、1システムに集約して管理・運営する形態のこと。(一般に通信事業者がIP網経由でPBX機能を企業に提供するサービス形態を「IPセントレックス」という。)
(注2)モバイルセントレックス
PBXを事業所ごとに設置することなく、携帯電話端末を内線電話機として使うシステムを指す。
(注3)Dch共通線
Dチャネル共通線信号方式専用線の略。TTC標準JT-Q931-aに準拠したISDN信号方式の専用線。複数の交換機を接続し、共通線信号をネットワークを通してやりとりすることにより、共通のオペレーションや共通のサービスを可能にする。

【IP遠隔ユニット諸元】

機種名
IPLTU
(従来より販売)
IP CONVERGENCE GATEWAY-96IP CONVERGENCE GATEWAY-48
収容数従来型CS(基地局)408024
アナログ12819248
デジタル12819248
アナログ公衆網12819248
ISDN(64K):回線数644812
ISD(1.5M):回線数5113
プロトコル独自
ネットワークインタフェース10BASE-T/100BASE-TX(自動認識)
設置形態ラックマウント(8U)・床据置ラックマウント(3U)・床据置
入力電源AC100V
外形寸法(W×H×Dmm)430×354×500430×132×500
重量約43kg約11kg


(左から)IPLTU、IP CONVERGENCE GATEWAY-96、IP CONVERGENCE GATEWAY-48 外観

「IP CONVERGENCE Server SS9100リリース3」システム構成図 >>



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