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2005年1月31日
長時間通話の疲労軽減、オフィスの生産性を向上
沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正)は、このたび一般の電話機よりもはるかに高品位な音質を実現したソフトフォン(注1)「Com@WILL(TM) Version 2(コムアットウィル バージョン2)」を開発し、本日より販売を開始します。出荷は3月1日より始めます。
現在、企業のIP電話導入が進むにつれ、その利用目的がコスト削減から生産性向上へと比重が移りつつあります。そのような中、IP電話利用環境での生産性向上のツールとしてソフトフォンを導入する企業が増えてきました。ソフトフォンの使用者はヘッドセットマイクを装着して通話を行うため、両手をパソコンのキーボード操作に使うことができ、音声とデータによる長時間の共同作業が可能になります。しかし利便性の一方で、音声品質のレベルが一般の固定電話機などに比べ低いことが普及拡大の阻害要因になっており、特に長時間の通話に使用するには従来の音声品質では使用者へのストレス負荷も大きくなるため、ソフトフォンの音質改善を求めるユーザの声が高まっていました。
弊社では、通信機能と業務アプリケーションを融合させるIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE(R) Server SS9100(以下、SS9100)」のクライアントとして使用できる高機能ソフトフォン「Com@WILL」を販売してきました。「Com@WILL」はTV会議、アプリケーション共有、ファイル交換などの各種コラボレーション機能や、用件表示機能を持ち、電話でのディスカッションや開発共同作業などの利用に適したものです。このたび、「Com@WILL」の高機能性を継承しつつ、広帯域をカバーした高品位な音質を実現したソフトフォン「Com@WILL Version 2」を開発しました。
弊社では、IPネットワーク上で従来の電話の周波数帯域である300〜3.4kHzという制約を取り払い、変換する対象となる音声の周波数帯域幅を大幅に広げることで実現する臨場感のある音質を「e音(いいおと)」と名付け、研究開発に取り組んでいます。本技術の応用製品としては、この「e音」の技術を適用したIP多機能電話機である「e音IPフォン(TM)」を既に2003年11月より販売し、好評を博してきました。今回、この「e音」技術をソフトフォンに適用して「Com@WILL Version 2」の開発を実現しました。従来、ソフトフォンの弱点として考えられてきた音声品質への不安を払拭し、一般の電話機よりはるかに聞きやすい高品位な音質を実現した画期的な商品です。
弊社は120年以上に亘り培ってきた電話として使うための基本になる技術と、IP電話のパイオニアとして培ってきたIPネットワーク環境で安定した音質を確保するためのVoIP技術に、広帯域信号処理技術を加えて「e音」をDSP(注2)で実現し、「e音IPフォン」を開発しました。今回、このDSPで実現していた「e音」をWindows(R)上で動作するソフトウェアにより実現し、ソフトフォンの利便性と高品位な音質の両立が可能になりました。
「Com@WILL Version 2」を利用した聞き取りやすく自然に近い音声品質でのソフトフォン会話により、伝達内容の理解の精度の向上(誤認防止)や臨場感の伝達(状況理解の向上)によるコミュニケーションの円滑化とともに、使用者の聞き間違いを防ぐための集中などによるストレスや疲労の軽減に効果が期待できます。特に、技術用語など専門用語での共同作業や英語による会話を離れた場所との間で多用するオフィスでは、誤認防止による業務効率の向上が期待できます。
弊社では、企業のオフィスコミュニケーションの効率向上・高度化に向け今後とも貢献をめざしていくとともに、「e音」をさまざまなコミュニケーションの場に適用を広げていきます。
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