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2004年12月14日

双方向コミュニケーション機能を強化したライブ遠隔講義システム「LiveOnAir Enterprise V2.0」を発売

沖電気工業株式会社(社長 篠塚勝正)は、ブロードバンドを利用したライブ遠隔講義システムである「LiveOnAir(ライブオンエアー)シリーズ」のハイエンド向けモデル「LiveOnAir Enterprise」の双方向コミュニケーションの機能を強化した「LiveOnAir Enterprise V2.0」を、2005年1月4日より販売開始します。

ADSLFTTHなどのブロードバンドサービスの普及が進む中、弊社ではブロードバンドを利用した高画質・低遅延のライブ映像配信を実現した遠隔講義システム「LiveOnAirシリーズ」を2002年12月以来、教育機関や企業などに向け販売してきました。特にハイエンドモデルである「LiveOnAir Enterprise」は、高度で専門的な講義や講演をIPネットワーク上で実現できるシステムとして、高い評価を得てきました。しかしこのような遠隔講義システム市場においては、講義を一方的に受講者に配信するだけでなく、講師側と受講者側との双方向コミュニケーション手段の拡大や、ユーザごとの事情に応じた最適手段の提供を求める声が強まってきました。

「LiveOnAirシリーズ」は、弊社の映像配信サーバ「OKI MediaServer」をエンジンとし、ADSL実効帯域などで、MPEG-4によるライブ映像をほとんど遅延無く配信し、同時に講義・講演資料も配信することを実現したパッケージソフトウェアです。これまでの「LiveOnAirシリーズ」が、講師・講演者側から受講者・視聴者側への片方向での遠隔講義・講演を主眼とした製品であったのに対し、「LiveOnAir Enterprise V.2.0」は、受講者・視聴者側の映像を講師・講演者に配信したり、参加者全体に配信するといった双方向配信機能を大幅に強化し、映像・音声による質疑応答を実現するなど、講師・講演者と受講者・視聴者間での双方向コミュニケーションをより豊かなものにしました。

LiveOnAir Enterprise V2.0」は、映像や資料の同期配信の他に、ホワイトボード機能(注1)を拡張し、PDPハンドライティングシステム(注2)との連携を可能にするなど、専門的な講義・講演に対応させた新モデルで、双方向コミュニケーション機能を強化したほか、Web 3Dソフトウェア「eReality(注3)」との機能連携により、CGアニメーションによるシミュレーション講義を実現しています。これらの機能強化により、参加者全てに、円滑にリアルタイムでの情報提供を可能とする、次世代型遠隔講義システムを実現しました。さらに、「LiveOnAirシリーズ」の大きな特長である、講義・講演コンテンツのVODでの再利用機能を拡充し、資料の差し替えや動画の部分的な取り出し・挿入など蓄積した内容の編集を可能とすることにより、VOD用コンテンツ再利用の可能性を拡げました。

弊社では、拡大するブロードバンド・ネットワークにおける多彩な映像配信ソリューションを今後も提供していきます。

【販売計画】

販売価格:
1000万円〜
出荷時期:
2005年1月4日
販売目標:
発売より1年で40システム

【「LiveOnAir Enterprise V2.0」を利用したライブ遠隔講義システム構成イメージ】

「LiveOnAir Enterprise V2.0」を利用したライブ遠隔講義システム構成イメージの説明

【「LiveOnAir Enterprise V2.0」の主な特長】

  1. 高品位かつ低遅延の映像による遠隔講義を実現。
  2. 双方向映像配信機能を実現。受講者・視聴者は、映像を伴ったリアルタイムの講義参加が可能。
  3. 3Dアニメーションを使った三次元モデルの回転・拡大・分解・組み合わせ等による自由なシミュレーション操作が、講師・講演者側に加え、受講者・視聴者側からも可能。
  4. ホワイトボードとの連携により板書での講義が可能。ホワイトボードは全画面表示も可能。
  5. PDPハンドライティングシステムとの連携が可能。これにより受講者はPCが手元になくともPDP画面を見て遠隔講義に参加できるようになる。
  6. アプリケーション配信機能により、Microsoft Word/Excel/PowerPoint等の資料を使用した講義が可能。PowerPointは、アニメーション機能も含めた配信が可能で、講義中の資料内への注釈追記(書き込み・ポインティング)も可能(アノテーション機能(注4))。
  7. 挙手・匿名意思表示・自由質問・チャット等、受講者側からの豊富なコミュニケーションツールを用意。
  8. VOD用講義コンテンツの編集のため、一度終了した講義で使用した資料内容の差替え、講義内容の切り取り再利用など、講義記録のフレキシブルな再利用が可能。
  9. 独自の輻輳制御機能により、300人単位への同時配信が可能。マルチキャストネットワークを使用すれば、さらに多人数(1000人)への同時配信が可能。

【講義実施時の受講者側画面イメージ】

講義実施時の受講者側画面イメージの説明

【用語解説】

(注1)ホワイトボード機能
授業における黒板への板書のような使用用途で、サーバに接続されたホワイトボードに手書きされた内容を取り込み、受講者側画面のホワイトボード領域に記載内容がそのまま表示され、資料として配布することができる。 「LiveOnAir Enterprise V2.0」は、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社の電子情報ボード「デジタルボードFシリーズ」などに対応している。
(注2)PDPハンドライティングシステム
パイオニア株式会社のPDP(Plasma Display Panel)機能拡張装置。PDP画面にPC画面を投影した場合に、画面に直接手で触れることで、PC上のマウスと同様の操作を行うことができる。
(注3)eReality
株式会社 レクサー・マトリクスが開発した「機械製品などの動きや機能を表現する3DCGソフトウェア」商品群。オブジェクトを、決められたシナリオ通りに動かせるだけでなく、自立的に動作させることが可能で、同時に複数のユーザによる同一コンテンツの空間共有が可能。なお、本ソフトウェアについては、丸紅株式会社が販売およびシステム構築と教材コンテンツ製作を行っている。
(注4)アノテーション機能
講師側と受講者側で同期している資料画面上の一部分を指差しマークなどで指し示し、注目点を強調しながら講義進行するための「ポインティング機能」や、資料に文字などを書き込む「書き込み機能」など、資料画面に注釈を加える機能の総称。


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