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2004年9月30日

沖電気工業株式会社
大日本印刷株式会社
日本ベリサイン株式会社

沖電気、FeliCaカードとIEEE802.1x認証を利用したデジタル社員証ソリューションを販売開始
- 大日本印刷、日本ベリサインと商品化 -

情報・物理セキュリティ確保と社員の利便性向上を同時に実現

沖電気工業株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:篠塚 勝正、以下 沖電気)は、大日本印刷株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:北島 義俊、以下 大日本印刷)及び日本ベリサイン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長兼CEO:川島 昭彦、以下 日本ベリサイン)の協力のもとで、「デジタル社員証ソリューション」を商品化し、10月より販売を開始します。

人材の流動化や勤務形態の多様化が進展している現在、部門やロケーションの違う社員がどこに行っても正しく本人確認ができ、どこからでも社内ネットワーク環境を利用できる体制の整備が急務となっています。一方、管理者側の立場からみた場合、高まる情報漏洩リスクへの対応として、情報システムのセキュリティおよび物理セキュリティの両面での対策が求められています。

沖電気では、1枚の社員証で社員の入退室や社内ネットワークへのアクセスが可能で、企業の情報セキュリティと物理セキュリティが同時に確保できる、社員証ソリューションを商品化しました。本ソリューションで用いられる社員証は、非接触型ICカードであるFeliCa(注1)を搭載した、大日本印刷製のハイブリッドカードです。大日本印刷が開発したFeliCa用PKIライブラリ(CSP仕様に準拠)をPC上にインストールすることによってFeliCaの内部メモリに日本ベリサインが発行する電子証明書(注2)とそれに対応する秘密鍵(注3)を格納し、社内ネットワークへの接続時に個人認証を行い、社員以外の不正アクセスを防止します。入退室は非接触型のキーシステムを採用し利便性を向上しております。

本ソリューションはネットワークセキュリティを、IEEE802.1x(注4)に準拠したネットワーク認証方式「EAP-TLS」を採用することにより実現しており、同規格に対応したイーサネットスイッチ、無線LANアクセスポイントおよびマイクロソフトのWindows XPまたはWindows 2000を搭載したPCを採用しています。認証に必要な電子証明書と秘密鍵は社員証カード自体に格納しており、従来システムとは異なり秘密鍵格納のためのサーバを新たに設置する必要がありません。

また、電子証明書の発行システムには日本ベリサインのベリサイン マネージドPKIサービス(注5)を採用しており、電子証明書を利用することによってSSLクライアント認証(注6)、S/MIME(注7)による署名・暗号化メールの送受信、無線LAN接続時の本人認証と通信の暗号化を可能としています。これにより社員は1枚の社員証で、社内からだけでなく、外出先や自宅からも自社のネットワークへ安全にアクセスすることができます。ベリサイン マネージドPKIサービスは認証局構築のアウトソーシングサービスであり、導入・運用のコストと負荷を最小限に抑えたPKIシステムの導入を可能としています。

沖電気では本ソリューションを2004年6月より沖電気グループに順次導入しており、約25,000人のグループ社員にデジタル社員証が配布されています。非接触型ICカードであるFeliCaの内部メモリに電子証明書と秘密鍵を格納し、PKIによる802.1x認証技術を無線LANにおいて活用したネットワークセキュリティシステムの本格的な導入は非常に先進的な事例となります。なおこの社員証は、上述の個人認証、入退室管理のほか、キャッシュカード機能および電子マネーサービス「Edy(エディ)(注8)」利用機能も併せ持っており、利用者の利便性の向上を図っています。

沖電気は、これまで情報、通信業を中心とした各業界向けに数多くのソリューションを開発・販売を行ってきた実績を持っておりますが、情報セキュリティ、物理セキュリティ両面からの情報漏えい対策へのニーズが高まってきた背景から、今回のFeliCaカードとIEEE802.1x認証をベースとしたデジタル社員証ソリューションの開発・販売を行うものです。
今後、3社は協力して販売のためのマーケティング活動を行い、FeliCaカードと802.1x認証技術を利用したデジタル社員証ネットワーク認証ソリューション市場の拡大と普及を図ってまいります。

【販売計画】

販売価格:システム構成によります
出荷時期:04年10月開始予定
販売目標:今後2年間で100システム

本発表に関して、マイクロソフト株式会社様からご賛同をいただいています。

マイクロソフト株式会社は、大日本印刷株式会社様、日本ベリサイン株式会社様と共同で開発された、沖電気工業株式会社様のデジタル社員証ソリューションの販売発表を歓迎いたします。各社様の高い技術力と企業のお客様の信頼を長く勝ち得てきた実績をもとに、セキュリティ分野における高い完成度の製品として、今回の発表になったものと確信しております。Windows Server Systemの開発戦略である「信頼できるコンピューティング」を通じてお客様が自社の情報システム環境をセキュアにする事に最大限のコミットをしている当社として、デジタル社員証ソリューション販売に協力していきたいと考えております。

マイクロソフト株式会社
業務執行役員 サーバープラットフォームビジネス本部長
鈴木 和洋

【用語解説】

(注1)FeliCa:
ソニー株式会社が開発した非接触型ICカード技術。
(注2)電子証明書:
公開鍵のバージョン番号、証明書のシリアル番号、公開鍵情報、証明書を発行した認証局情報、証明書の有効期間、証明される主体者の情報、拡張領域といった項目で構成される。拡張領域には電子メールアドレスやIPアドレスなどといった情報を用いることができる。
(注3)秘密鍵:
公開鍵暗号方式で使用される一対の鍵の組のうち、一般に公開されない鍵。
(注4)IEEE802.X:
LAN内のユーザ認証の方式を定めた規格。
(注5)ベリサイン マネージドPKIサービス:
日本ベリサインが提供する認証局構築アウトソーシングサービス。
(注6)SSL:
Netscape Communications社が開発した、インターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコル。
(注7)S/MIME:
メールを暗号化する技術。
(注8)Edy:
非接触ICカードの技術を利用した簡単・便利なプリペイド型の電子マネー。


【付図】デジタル社員証を利用したセキュリティネットワーク構築例


  • FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。
  • 「Edy(エディ)」はビットワレット株式会社が管理するプリペイド型電子マネーサービスのブランドです。
  • VeriSignはVeriSign, Inc.の米国およびその他の国での登録商標です。
  • その他、記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。


本件に関する報道機関からのお問合せ先

沖電気工業株式会社 広報部
電話:03-3580-8950

大日本印刷株式会社 広報室 木村
電話:03-5225-8220 / Email:info@mail.dnp.co.jp

日本ベリサイン株式会社 マーケティング コミュニケーションズ 飯阪
電話:03-3271-7014 / Email:pr@verisign.co.jp

本件に関するお客様からのお問合せ先

沖電気工業株式会社 IPソリューションカンパニー
電話:03-5445-6251 / Email:isc-promotion@oki.com

大日本印刷株式会社 ビジネスフォーム事業部
ビジネスソリューション開発本部 アプリケーション開発部
〒162-8472 東京都新宿区榎町7番地
電話:03-3513-2740 / Email:ic-card@mail.dnp.co.jp

日本ベリサイン株式会社 営業部
電話:03-3271-7013 / Email: mpki-info@verisign.co.jp

各リリースの記載内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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