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2004年9月30日

最大26万色の色表示を実現した携帯電話用有機ELドライバIC発売

メインパネルとサブパネル用有機ELドライバICを同時発売

ML9340写真 沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正)は、このたび、携帯電話ディスプレイ用有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ドライバICとして最大26万色の色表示を実現した「ML9340シリーズ」2機種の発売を開始します。成長が見込まれる携帯電話ディスプレイ用有機EL市場に向けて、2004年10月サンプル出荷、12月量産出荷を開始し、2005年度に月200万個販売・シェア50%を目指します。

有機ELパネルは、微細な画素自体が発光するため、液晶より高コントラスト・広視野角・高速応答・薄型軽量・低消費電力などの特長があり、次世代のディスプレイとして注目されており、カーオーディオ等の車載パネルへの実用化が開始されています。また、近年はアジア市場を中心に携帯電話への採用が急増していますが、解像度が低く小サイズのため時刻・アイコン表示用サブパネルにのみ使用されていて、写真画質を実現する26万色表示ができるメインパネルサイズの登場が望まれていました。

今回発売する携帯電話用有機ELドライバIC「ML9340シリーズ」は、128RGB×80出力のメインパネル用「ML9340」と、96RGB×96出力のサブパネル用「ML9341」の2機種です。「ML9340」は、2チップを使用することで、現在携帯電話メインパネルの主流になっている128×160ドット表示を実現します。両IC共に、最大26万色の色表示が可能なため、カメラ付き携帯電話等での静止画・動画表示に最適なICです。また、ドライバ出力、コントローラ、グラフィックRAMを内蔵しているため、1チップでパネル表示を実現できます。さらにパーシャル表示()、パワーセーブモード、スクリーンセーバ機能により、きめ細かいパワーマネージメントが可能で、消費電力削減に貢献します。

また従来有機ELでは、ドライバ出力電流のばらつき、およびパネル負荷の不均一性による誤差要因が大きいために精度の高い色表示は困難でした。新製品ML9340・ML9341では、これらの技術課題を、独自の有機ELドライバ専用プロセスと、今回新たに開発した補正回路技術により解決し、26万色の色表示を実現しています。

今後も弊社は、さらにディスプレイの高解像度化・大画面化に対応したラインナップを拡充し、2006年度には携帯電話ディスプレイ用有機ELドライバICで、100億円の売り上げを目指します。

【販売計画】

サンプル価格/個(バンプチップ):ML9340 1,200円 / ML9341 1,000円
サンプル出荷時期:2004年10月
販売目標:200万個/月(2005年度)

【主な特徴】

  1. ドライバ出力:128RGB×80(ML9340)、96RGB×96(ML9341)
  2. ロジック電源電圧:2.25v〜2.75v
  3. EL駆動電圧:10v〜20v
  4. カラム出力電流:270µA(MAX)
  5. 色数:265k/65k色
  6. 内蔵RAM:128×80×18bit(ML9340)、96×96×18bit(ML9341)
  7. 主な機能:低消費電力モード、スクリーンセーバ、ガンマカーブ補正、等
  8. パッケージ:金バンプチップ(TCP、COFはカスタム対応)

【用語解説】

注:パーシャル表示
画面の一部の領域のみを表示する機能


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