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2004年9月21日
世界初、USB2.0とHDDのインタフェースを搭載した32ビットARM(R) MCUを発売
ストレージを搭載する携帯機器の小型・軽量・低消費電力化を実現
沖電気工業株式会社(社長 篠塚勝正)は、このたび世界で初めて、USB2.0とハードディスクドライブ(以下HDD)のインタフェースを搭載したARM946E(TM)をコアとする汎用1チップマイクロコントローラ(以下マイコン)、「ML696200シリーズ」2機種の開発に成功しました。この商品は、指紋認証付きのHDDやフラッシュメモリ、デジタル写真盾など、セキュリティや高速処理を必要とするストレージ搭載のデジタル家電・携帯情報端末市場をターゲットに、2004年11月サンプル出荷、2005年1月量産出荷を開始し、05年度に月40万個の出荷を目指します。
新商品のML696200シリーズには、512KBのFlash ROMを内蔵しているML69Q6203と、ROMを内蔵しないML696201の2機種があります。2機種ともARM946Eをコアとし、弊社のシステムLSI統合開発プラットフォームµPLAT(R)946E88をベースに開発された32ビット汎用マイコンです。従来別々のチップであった、USB2.0インタフェース、HDDやPC-ATAカードの標準規格UltraDMA66に対応したATA/ATAPIインタフェース、SmartMedia standard 2000に準拠したNand Flashインタフェースを1チップに搭載していますので、ストレージ機能が必要なほとんどの携帯機器の小型・軽量・低消費電力化を可能にします。
ARM946Eをコアに持つこの商品は、積和演算を1サイクルで実行できる積和演算ユニットを持ち、命令用とデータ用にそれぞれ8KBのキャッシュメモリを搭載しているので、高速な演算処理をさせることができます。したがって、USB 2.0とHDDの単純なブリッジICとしてではなく、保存するデータの暗号化や復号化、圧縮や伸張などの処理を加えることができるので、セキュリティ機能や高速データ処理が必要なインテリジェントなストレージ機器の開発が容易になります。
ARM CPUは、高性能、低消費電力、高コード効率の特長により、国内外で多くの携帯電話や携帯情報端末などに採用されています。今後も弊社では、ARM CPUの特徴と、W-CSP(Wafer Level Chip Size Package)などの小型化技術や、SOI(Silicon on Insulator)などの低消費電力技術といった得意技術を活かし、モバイル端末むけLSIの開発を進めていく計画です。
【販売計画】
- サンプル出荷開始時期:2004年11月
- サンプル価格/個:ML696201 2,500円 / ML69Q6203 3,000円
- 量産出荷開始時期:2005年1月
- 評価ボード出荷開始時期:2004年12月
- 販売台数:月40万個
【商品の仕様概略】ML696201/ML69Q6203
| クロック | 最大120MHz(132MIPS) |
| 内蔵Flash ROM | ML696201:ROM-less ML69Q6203:512KB Flash |
| 内蔵RAM | 128KByte |
| 外部バスコントローラ | ROM / Flash, SRAM, SDRAM, I/O 2バンク |
| DMAコントローラ | 4ch |
| 割込みコントローラ | 内部要因23 , 外部要因5 |
| タイマ(システム) | 16ビットインターバル×1 |
| タイマ(アプリケーション) | 16ビットインターバル/ワンショット×3 |
| RTC | 32.768KHz入力、電源分離 |
| PWM(注1) | 16ビット×1 |
| ウォッチドッグタイマ | 16ビット×1(インターバルタイマとして使用可能) |
| シリアル通信 | (USB除く)4本(UART(注2)×1, 同期SIO×3, I2C(注3)×1) |
| USB | USB2.0 ハイスピード(最大480Mbps)デバイスポート×1 |
| ATA/ATAPI | UltraDMA 66 |
| NAND Flash | SmartMedia Standard 2000準拠 |
| GPIO(注4) | 87ビット |
| ADC | 逐次比較型 10ビット精度×4 |
| 電源電圧 | Core:1.5V, I/Os:3.3V |
| 動作温度 | 0〜+70℃ |
| パッケージ | LFBGA272-1515-0.65 |
【用語説明】
- (注1) PWM:
- Pulse Width Modulationの略。パルス幅変調方式。
- (注2) UART:
- Universal Asynchronous Receiver Transmitterの略。シリアルポートなどに使われる通信回路。CPUから送られてくるパラレル信号をシリアル信号に変換したり、周辺機器から送られてきたシリアル信号をパラレル信号に変換したりする。
- (注3) I2C:
- Inter Integrated Circuitの略。2本の信号線によって、比較的近い場所にあるデバイス間の情報伝達を行うためのシリアルインターフェース。
- (注4) GPIO:
- General Purpose I/O Portの略。汎用ポート。
- µPLATは沖電気工業株式会社の日本、ドイツ、英国における登録商標です。
- ARMは、ARM社のEUおよび米国における登録商標です。ARM9およびARM946E-SはARM社の商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。「ARM」とは、ARM Holdings plc(LSE:ARM、NASDAQ:ARMHY)、その事業会社であるARM Limited、各地域の子会社であるARM INC.、ARM KK、ARM Korea Ltd.、ARM Taiwan、ARM France SAS、ARM ChinaおよびARM Belgium N.V.の全部または一部を意味します。
- その他、記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
本件に関する報道機関からのお問合せ先
広報部 電話:03-3580-8950
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シリコンソリューションカンパニー 販売本部企画部 第二チーム
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