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2004年8月30日

「IP CONVERGENCE(R) Server SS9100 リリース2.0」を販売開始

アプリケーション連携機能、モバイルセントレックス対応など、大幅に機能を強化

IP CONVERGENCE Server SS9100 リリース2.0 沖電気工業株式会社(社長 篠塚勝正)は、大規模IP-PBX 機能と業務アプリケーションを融合させるIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE(R) Server SS9100(以下「SS9100」)」の機能を大幅に強化し、「IP CONVERGENCE Server SS9100 リリース2.0(以下、「SS9100 R2.0」)」として本日より販売を開始します。

現在、企業のIT経営戦略には、通信費や保守運用費などのコスト低減による経営効率化の姿勢に加え、業務プロセスを改善し競争力を高めるといった経営資源の活用度拡大の姿勢が求められています。「SS9100」はVoIPによるコスト削減に加え、IPテレフォニーと業務アプリケーションをシームレスに連携させることによりビジネスプロセスの効率化を実現し、企業IT経営戦略に求められる二つの側面を満たす製品です。今回発売する「SS9100 R2.0」は、(1)アプリケーション連携機能、(2)モバイルセントレックス(注1)への対応および(3)ネットワーク型PBX機能に関して大幅に強化・拡充しました。

  1. アプリケーション連携機能強化
    「SS9100」は業界で初めてMicrosoft.NET(注2)上で、従来独立した存在であった大規模IP-PBX 機能と基幹業務アプリケーションを融合させるソリューションを提供したものです。「SS9100 R2.0」では、それに加えて弊社が今年6月に発表したSIP(注3)搭載J2EE(注4)(Java)APサーバ「SipAs on WebLogic(TM)」との連携を実現し、Javaでの情報通信融合アプリケーションの開発も可能になり、より情報システムとのインタフェースが取りやすくなりました。

  2. モバイルセントレックスへの対応
    企業のIT投資の中で、無線LANを中心としてモバイル/ワイヤレス関連の投資意欲が高まりつつあります。この流れに伴いIP 電話機も無線LAN に対応した無線IP 電話機に対する関心が高まっています。弊社ではこの度、無線LAN に対応したモバイルIP電話機「WSP-500」を提供します。「SS9100 R2.0」と無線LAN、モバイルIP電話機「WSP-500」の組み合わせにより、オフィス内のモバイルセントレックス環境を実現します。
    なお、従来の構内PHSシステムにおいてもIP対応構内PHS基地局「UF7200IP」の提供によりモバイルセントレックス環境に対応します。

  3. ネットワークPBX機能の拡充
    ネットワークPBX機能の拡充として、装置監視サーバ機能やプロビジョニングサーバ機能といった保守・運用機能強化、サバイバルサーバ機能による信頼性強化、電話端末の標準給電方式(IEEE 802.3af)対応を行っています。

さらに、上記3項目の強化機能を活用した情報通信融合ソリューションとして、フリーアドレスソリューションを提供します。これは、昨今のオフィスのフリーレイアウト化の流れに沿い、オフィスレイアウトの自由度を向上させるコミュニケーション手段を提供するソリューションです。

弊社では今後とも企業のIT経営戦略に貢献すべく情報通信融合ソリューションの充実を図っていきます。

【SS9100 R2.0の販売計画】

  • 標準価格:1000ユーザのモデルで4,500万円〜
  • 出荷時期:2004年9月末
  • 販売目標:3年間で3,000セット

【SS9100 R2.0の主な特長】

  1. アプリケーション連携機能強化
    今年6月に発表したSIP搭載J2EE(Java)APサーバ「SipAs on WebLogic」との連携が可能になり、Javaでの情報通信融合アプリケーションの開発も可能になりました。

  2. SIP対応モバイルIP電話機(WSP-500)対応
    SS9100 R2.0と同時に提供開始されるSIP対応モバイルIP電話機「WSP-500」と無線LANネットワークを組み合わせることにより、オフィス内のモバイルセントレックス環境を実現します。SS9100 R2.0のサーバ1台でWSP-500は数千台規模で収容することができます。また、近々、FOMA(R)/無線LANデュアル端末携帯電話にも対応予定です。

  3. IP対応構内PHS基地局対応
    従来電話配線で接続していた構内PHS用基地局(アンテナ)をIP対応化しました(UF7200IP)。これにより、構内PHS端末もIP電話機同様LAN 配線に統合し、WANを介して別拠点に基地局を設置することが可能になります。

  4. ネットワーク型PBX機能の大幅強化
    1. 装置監視サーバ機能
      SS9100のシステム監視を行い、管理者にwebブラウザによる、容易な保守・運用機能を提供します。
    2. プロビジョニングサーバ機能
      SS9100システムの設定/管理をGUIにより行います。運用管理システムを階層化し、システム管理者/部門管理者/従業員に対し、権限と運用条件に合わせた最適な機能設定環境を提供します。
    3. サバイバルサーバ機能
      ネットワーク/センタ障害時には、サバイバルサーバにより拠点内/外線通信を確保します。
    4. 標準給電方式(IEEE 802.3af)対応
      今回ラインナップに加えたIP対応構内PHS基地局(UF7200IP)は標準給電方式(IEEE 802.3af)対応となっています。また、今まで沖独自方式にて給電していたIP多機能電話機(MKT-IP)につきましても近日対応予定です。

  5. フリーアドレスソリューションの提供
    フリーアドレスと呼ばれる、オフィスレイアウトの新しい運用方式が注目を集めています。これは、社員個人のデスクを設けず、互いに共用して利用するデスクのみを設け、日毎、空いている所、好きな所を選択して仕事を行うという運用方式です。
    フリーアドレスソリューションは、無線LAN、ソフトフォン、PoE(注5)により、オフィスレイアウトの自由度を向上させるソリューションを提供します。ソフトフォンを利用した新しい通信手段により、従業員に統合コミュニケーション環境を提供し、座席に縛られない、フリーレイアウトオフィスを実現します。

SIP対応モバイルIP電話機 WSP-500

【WSP-500の販売計画】

  • 標準価格:オープン
  • 出荷時期:2004年10月
  • 販売目標:1年間で10,000台

【WSP-500の特長】

  • SS9100及び無線LANネットワークと組み合わせることで社内のモバイルセントレックス 環境を実現します。
  • IEEE 802.1x(注6)やIEEE 802.11i(注7)といった多彩なセキュリティ機能を具備します。
  • IP ToS(注8)ビットに対応し、高い音声品質の確保を実現します。

【WSP-500諸元】

  • 外寸:
    (閉時)W98×H47.6×D25.6mm
    (開時)W179.2×H47.6×D21.4mm
  • 重量:約98g
  • 音声圧縮機能:G.711u/A、G.729a/b/ab
  • 無線LAN規格:IEEE 802.11b
  • セキュリティ:802.11認証(Open, Shared-Key)、 802.11i認証(EAP-TTLS/PEAP)
  • 消費電力:連続通話時間 4時間以上/待ち受け時間 100時間以上
  • 呼制御プロトコル:SIP(RFC3261)、SDP(RFC2327)
  • IPアドレス付与:DHCP/Static

【SS9100 R2.0 システム構成図】

 

【用語解説】

(注1)モバイルセントレックス
PBXを事業所ごとに設置することなく、携帯電話端末を内線電話機として使うシステムを指す。
(注2)Microsoft .NET
マイクロソフトが2000年7月に発表した、ネットワークベースのアプリケーション動作環境を提供するシステム基盤。インターネットをベースとして、ソフトウェアが提供する機能や情報を相互に連動させ、「いつでも」、「どこでも」、「どんなデバイスからでも」必要な情報を取り出してサービスとして利用することができる環境の実現を目指したもの。
(注3)SIP(Session Initiation Protocol)
セッション開始プロトコル。インターネットとの親和性が高いため、今後IP電話の標準となると言われている通信手順。
(注4)J2EE
Java 2 Platform, Enterprise Editionの略。Javaを使った大規模な企業向けサーバシステム構築のためのアプリケーションプラットフォーム。
(注5)PoE(Power over Ethernet)
LANケーブル(カテゴリ5)からネットワーク機器に対し電力を供給する技術。IEEE 802.3afとして2003年6月に標準化されている。
(注6)IEEE 802.1x
もともと有線LAN向けの仕様として規格されたユーザ認証。無線LANのユーザ認証仕様としての方が一般に知られている。無線LANクライアントとアクセス・ポイントの双方でIEEE 802.1xプロトコルを使い、RADIUSサーバを利用することで、無線LANの利用に認証機能を付加しようというもの。
(注7)IEEE 802.11i
現在、802.1x認証保護で注目されているIEEE が開発中のセキュリティ規格で、暗号保護にAES(Advance Encryption Standard)を追加するなど、拡張が施されている。
(注8)IP ToS
IPv4ヘッダ内にあるサービスの種別。上位層のアプリケーションが要求するタイプ(最小遅延、最大信頼性などのタイプ)を示す。トラフィックの種別(あるいは特性)によって優先順位なども決定する。


  • CONVERGENCEは、沖電気工業株式会社の登録商標です。
  • WebLogicはBEA Systems, Inc.の商標です。
  • FOMAは株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標です。
  • その他、本文に記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。


本件に関する報道機関からのお問合せ先

広報部 電話:03-3580-8950

本件に関するお客様からのお問合せ先

IPソリューションカンパニー ソリューション開発本部
企業ネットワークソリューション開発第一部
電話:03-5445-5714 

各リリースの記載内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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