沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正、本社:東京都港区、以下 沖電気)および米国BEAシステムズ(最高経営責任者(CEO):アルフレッド・チュアング、本社:米国カリフォルニア州、以下BEA)は、このたび情報通信融合ソリューション分野において戦略提携することに合意しました。両社は、世界で初めて情報(IT)と通信(IP)を融合したSIP(*1)搭載J2EE(*2)アプリケーションサーバ「SipAs on WebLogic(TM)(シップエーエス・オン・ウェブロジック)」を共同開発し、グローバルに販売していきます。本日より日本国内での提供を開始し、順次海外市場への展開を拡大していきます。
沖電気は、日本のIP電話システム市場においてトップシェアを持ち、Webトランザクション分野においてはBEAとの協業をベースに数多くのミッションクリティカルシステムを提供してきました。一方、BEAは世界市場で業界標準のソフトウェア製品「BEA WebLogic Platform(TM)」や「BEA Tuxedo(R)」を提供し、特に通信キャリア市場において豊富な実績があります。現在、ネットワーク環境が大きく変わるなか、沖電気では『AP@PLAT(*3)』を掲げ、ITとIPを融合し、お客様に対して新しい価値とビジネスを創出する情報通信融合ソリューションの商品化に注力しています。今回、ITとIPに強い両社が連携したことで、世界で初めてJ2EEにSIPアプリケーションサーバ(以下APサーバ)を統合した製品を共同開発しました。
「SipAs on WebLogic」は、汎用のJ2EEサーバとSIP APサーバを統合した世界初の製品です。WebとVoIPのアプリケーションをひとつのサーバで実行することにより高速処理を実現し、ビジネスチャンスを逃すことなく効果的に業務を進めることができます。また、簡単に音声系のアプリケーションをWebにて実現できるため、複雑な通信プロトコルを使わなくてもアプリケーション開発が可能です。汎用J2EEサーバとして実績がある「WebLogic」のすべての資産を活かし、ブロードバンドネットワークを利用したユビキタス環境においてサービス指向アーキテクチャ(SOA(*4))を実現するプラットフォームとして、SIP 対応の通信アプリケーションをJ2EEの世界で構築できるようになります。なお、「SipAs on WebLogic」は、日本で初めて「BEA WebLogic Workshopコントロール妥当性検証プログラム(*5)」に対応した製品となります。
今後、両社は本製品をグローバル市場に対して販売し、通信キャリア、サービスプロバイダ、SI事業者、業務パッケージベンダ、大手企業向けに提供していきます。販売活動は日本市場より開始し、北米やヨーロッパ、将来的に成長が見込まれる中国を含むアジア太平洋などグローバルに展開していきます。
なお、本製品は6月17、18の両日に開催される日本BEA主催のカンファレンス「BEA eWorld JAPAN 2004」に出展し、沖電気はプラチナスポンサーとして参加します。また、6月28日より開催される「NetWorld + Interop 2004 Tokyo」にも出展します。
| 展示会URL | BEA eWorld JAPAN 2004: http://www.eworld.jp/
NetWorld+Interop 2004 Tokyo: http://www.interop.jp/ |
【「SipAs on WebLogic」の製品特長】
- 高性能を実現
従来のSIP対応APサーバは独自のアーキテクチャのため、世界標準のJ2EE環境からSIP対応の通信アプリケーションを制御するには、それぞれ別々のサーバシステムを構築する必要がありました。本製品は、豊富な実績を持つ高性能J2EE APサーバであるBEA WebLogic ServerとSIP APサーバを統合し、同一のサーバシステム上で実行します。したがって、HTTPとSIPのセッション情報の共有やアプリケーション同士の連携を高速に処理することが可能になりました。
- 拡張性を確保
本製品は、APS(Application Platform Suites)製品であるBEA WebLogic Platformや、EIP(Enterprise Information Portal)製品であるBEA WebLogic Portal、EAI/BPM製品であるBEA WebLogic Integrationにアップグレードすることが可能です。これにより、ポータルシステムやビジネスプロセスフローにIP電話機能を追加した新しいアプリケーションを容易に開発することができます。
- 生産性を向上
開発ツールBEA WebLogic Workshopを使い、SipAs Workshopコントロールアイコンを画面上に配置するだけで、SIP対応の通信アプリケーションが開発可能です。これは、SipAs Workshopコントロールが、開発支援機能を提供しているためです。
米国BEAシステムズについて
BEA Systems, Inc.(Nasdaq略称:BEAS)は、「Fortune Global 500」の大半を占める優良企業を始め、世界中で15,000社以上の企業ユーザにエンタープライズ・ソフトウェア基盤を提供している、世界最大手のアプリケーション・インフラストラクチャ・ソフトウェア企業です。BEAと同社のWebLogicとTuxedoブランドは、ビジネスにおける最も信頼性の高い名称です。BEAはカリフォルニア州サンノゼを本拠とし、世界34か国に71のオフィスを構えています。詳細は、ホームページ(http://www.beasys.co.jp)をご覧ください。
■用語解説
- *1 SIP:
- Session Initiation Protocolの略。セッション開始プロトコル。インターネットとの親和性が高いため、今後IP電話の標準となると言われている通信手順。
- *2 J2EE:
- Java 2 Platform, Enterprise Editionの略。Javaを使った大規模な企業向けサーバシステム構築のためのアプリケーションプラットフォーム。
- *3 AP@PLAT:
- セキュリティ、サウンド、ワイヤレス、メカトロニクス、大規模ネットワークなど、沖電気の得意技術を基盤に、IP電話機やソフトフォン、ATM、発券機などの端末機器、ビデオ配信、VoIP、CTI、Webサービスなどの各種サーバ、決済サービスなど、ハードウェアとソフトウェアをIPネットワーク上で統合し、各種の業務アプリケーションと連携させることで情報通信融合ソリューションを実現するコンセプト。
- *4 SOA:
- Service Oriented Architectureの略。サービス指向アーキテクチャ。ビジネス・プロセスをサービスとして定義し、サービスの再利用を中心に考えたITアーキテクチャ。
- *5 BEA WebLogic Workshopコントロール妥当性検証プログラム:
- 第三者が開発したWorkshopコントロールが、機能性、柔軟性、安定性に関してBEAの高基準を満たしていることを検証するプログラム。利用者は、本プログラムに合格した製品を安心して利用することができる。
【「SipAs on WebLogic」の製品概要】
提供製品
- ソフトウェアパッケージ「SipAs on WebLogic」
BEA WebLogic Server(SipAs用)、SipAs WorkShopコントロール、
SIPコンポーネントAPI(第三者呼制御、IM会話記録など)、
SIP Servlet API(JSR 116準拠)、
開発環境:SIPプロキシ、ソフトフォン
- コンサルティングサービス
・システムデザインサービス
- HAインフラ設計コンサル
- アプリケーション設計コンサル
- SipAs導入支援サービス
・アセスメントサービス
- アプリケーションサーバ性能解析コンサル
・教育サービス
等
- 「SipAs on WebLogic」ソフトウェア保守サービス
構成図

構成コンポーネントと機能
- HTTPサーブレット:Webサーバからの要求に応じたWebアプリケーションの実行環境
- SIPサーブレット:SIPサーバからのイベント処理やSIPサーバの制御を実行するSIPアプリケーションサーバのコアコンポーネント
- SipAs Workshopコントロール:SIPの上位機能単位(Click to Call等)を、BEA WebLogic Workshopのコントロール機能として提供し、開発効率を向上
ネットワーク上での製品位置付け

- BEA, WebLogic, BEA WebLogic, BEA Tuxedo, BEA WebLogic Server, およびBEA WebLogic PlatformはBEA Systems, Inc.の商標または登録商標です。
- その他、記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
沖電気工業株式会社 広報部 電話:03-3580-8950
日本BEAシステムズ株式会社 広報担当 八田
電話:03-5545-8400 / Email:asako.hatta@bea.com
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
沖電気工業株式会社
ネットビジネスソリューションカンパニー ソリューション営業部
電話:03-3456-5196 / Email:nbc-info@oki.com
URL:http://www.oki.com/netbiz
日本BEAシステムズ株式会社 営業本部
電話:03-5545-8400 / Email:sales.jp@bea.com
URL:http://www.beasys.co.jp