沖電気工業株式会社(社長 篠塚勝正)は、独自のメモリセル構造を持つP2ROM(TM)(Production Programmed ROM:注1)を搭載した、MultiMediaCard(TM) system specification version 3.1準拠のマルチメディアカード(MMC)の出荷を開始しました。マスクROMで必要なマスクチャージや、Flashメモリで必要な書き込み追加費用が一切不要です。また、お客様のROMコードデータ入手後、短納期での提供が可能です。
MMCは小型メモリカード規格の1つで、大きさは縦32mm×横24mm×厚さ1.4mmです。カード面積はSDカードと同じですが、厚みが1.4mmで、SDカードよりもさらに薄いメモリカードです。SDカードの9つある端子のうち7つはMMCと同じ位置にあり、同じ電気的な働きをします。そのため、SDカードのセキュリティ機能などを使用しない機器の場合、SDカードのスロットでMMCを使用することが可能です。
これまでMMCにはマスクROMを使用したものとフラッシュメモリを使用したものがありました。フラッシュメモリを使用したカードではコンテンツデータを書き込むための書き込み費用が、マスクROMを使用したカードではマスクチャージがかかるのが一般的でした。ユーザデータの書き込みにマスクを使用しない弊社独自のP2ROMを使用した本MMCでは、コンテンツ書き込みを通常の生産工程内で行うため、データ書き込みに係わる追加チャージは不要です。また、カード組み立て後にデータ書き込みを行うため、マスクROMを使用したものに比べると、書き込みデータを受領してから出荷までの納期が大変短くなります。
読み出し専用の本カードは電子辞書や携帯情報端末などのコンテンツ格納用途に最適であり、弊社ではこれらの用途向けに積極的に販売していきます。
 P2ROMを使用したMMCのブロック図
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【特長】
- MultiMediaCard system specification version 3.1に準拠
- 容量:4/8MB
- 動作電圧:2.7V〜3.6V
- 外形寸法:32(D)×24(W)×1.4(H)mm
- コードデータ入手後、短納期で提供可能
- マスクチャージフリー:マスクチャージのようなコード毎に発生する費用が不要
- お客様の在庫フリー:お客様の未書き込みカード在庫が不要
- 書き込み追加費用不要:フラッシュメモリ版で必要なデータ書き込みのための追加費用が不要
(注1)P2ROM:沖電気が開発した書き込み出荷型ROMの一種。マスクROMと異なり、ユーザデータの書き込みを、マスクを使用するウェハ工程ではなく、組み立て完了後に電気的に行うため、ユーザデータ受領から出荷までの納期を大幅に短縮できる。
- P2ROMは沖電気工業株式会社の商標です。
- MultiMediaCard はInfineon Technologies AGの商標です。
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