沖電気工業株式会社(社長:篠塚 勝正)は、このたび3Dキャラクタの顔表情を通したリアルタイムコミュニケーションを可能にするソフトウェア「FaceCommunicatorR」を開発しました。インターネットを介した不特定多数のユーザとのチャットやネットゲーム、TV電話等においてプライバシーを守り、安心して楽しめるビジュアルコミュニケーション環境を提供します。第一弾として、11月1日よりインターネットサービスを展開する通信キャリア・ISP市場向けに、PC上で動作する「FaceCommunicatorR-BBE(BroadBand Edition)」を発売します。今後はカメラ付き携帯電話機や家電、ゲーム機器などの組み込みシステム市場への展開も予定しており、3年間で100万ライセンスの販売を目指します。
今回、11月から販売を開始する「FaceCommunicator-BBE」トライアル版は、カメラに写った話者の顔画像やボタン操作を受けて、3Dキャラクタの表情が変わるアニメーションをリアルタイムに生成します。従来の製品ではできなかったカメラドライバでの顔アニメーション生成を実現し、カメラを利用するIP-TV電話のような動画像通信ソフトウェアにはいっさい手を加えずに、そのまま利用することを可能にしました。これにより、PC用カメラとTV電話ソフトウェアさえあれば、TV電話のカメラ選択機能を使って「FaceCommunicator-BBE」を選択するだけで、生の顔映像の代わりにCGによる顔アニメーションを通信相手に送ることができるようになります。
弊社では「FaceCommunicator-BBE」を、ブロードバンドネットワーク時代のプライバシー保護実現と、豊かなコミュニケーション作りを支援する製品として、通信キャリアやISP市場向けに積極的に提供していきます。また、カメラ付き携帯電話機や家電、ゲーム機器などの組み込み市場向けに製品を投入し、ビジネス展開していきます。今後、機能面の拡張としては、テキスト音声合成と同期した顔アニメーション生成機能や、音声と顔画像の情報を統合して顔アニメーションを生成するセンサーフュージョン機能などを追加し、様々な利用場面や用途に対応して行く予定です。
本ソフトウェアの主な特徴は以下の通りです。
■安心して楽しめるコミュニケーション環境を実現
話者の映像を3Dキャラクタの動きに変換することで、従来、TV電話で課題とされてきたプライバシー保護の問題を解決します。また、来年2月に発売する「FaceCommunicator-BBE Ver1.0」では「テキストセンサーオプション」をサポートします。入力したテキストにあわせてキャラクタの口が動く他、これに同期して合成音声も送信することができます。本機能により、ネットを介した不特定多数の見知らぬ仲間との会話にも、顔だけでなく実際の声や周囲の音を知られることなく、安心して会話を楽しむことができます。
■言葉で言えない気持ちを表現
各キャラクタには予めいくつかの表情アニメーションが用意されています。コントロールパネルに用意されているアイコンをクリックすることにより、爆笑するなど表情を誇張したアニメーションを相手に送信できます。また、自分の顔や言葉では表現できない感情をキャラクタの顔や動きを通して通信相手にビジュアルに伝えることができます。
■楽しさを演出
利用する3Dキャラクタと背景はいつでも変更可能で、利用シーンや状況に応じて好きなキャラクタを使えます。また、キャラクタの種類により、話者の頭の動きだけでなく、眉毛や口も連動して動くため、あたかもキャラクタと会話しているような仮想現実感を体感できます。
【販売計画】
| 販売時期: | FaceCommunicator-BBEトライアル版(映像入力)2003年11月〜 FaceCommunicator-BBE Ver1.0(映像+テキスト入力)2004年2月〜 |
| 販売価格: | オープンプライス |
| 販売目標: | 今後3年間で10万ライセンス |
【技術概要】
「FaceCommunicator」は、下の図に示すように、表情ジェネレータとアニメーションジェネレータという2つのソフトウェアモジュールから構成されています。右側のアニメーションジェネレータは、3次元の形状データとして表されている顔モデルのパーツ(目、眉、唇等)を移動/変形することによって表情のアニメーションを生成します。表情ジェネレータは、ユーザの顔画像や音声あるいはテキスト情報をもとに、どのように顔モデルのパーツを変形させれば良いかを計算し、パラメータとしてアニメーションジェネレータに渡します。例えばユーザが怒った顔をした場合、口元が引締まり、眉が寄っているという状態を画像センサがリアルタイムに解析し、その変化情報をアニメーションジェネレータに渡します。
「FaceCommunicator」の特長の一つは、複数のセンサ情報を統合することができる点です。目や眉の動きは画像センサの情報(すなわちカメラの前にある実際の表情)に従い、口の動きは読み上げているテキスト情報に従うといったことを簡単に実現することができます。
【FaceCommunicator-BBEの動作環境】
| ■ハードウェア |
| ・ | CPU | IntelR CeleronTM 1GHz以上 |
| ・ | メモリ | 256MB以上推奨 |
| ・ | ビデオ | MicrosoftR DirectXR 8.1対応の3Dレンダリング機能を有すること |
| ・ | USBカメラ | MicrosoftR DirectShowR 対応ビデオキャプチャデバイス |
| ・ | LAN | 10/100BaseのLANカードを装着し、IPネットワークに接続できること |
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| ■ソフトウェア |
| ・ | OS | MicrosoftR WindowsR 2000 Professional SP3以上 MicrosoftR WindowsR XP Home Edition/ Professional SP1以上(日本語版のみ) |
| ・ | 通信ソフト | MicrosoftR DirectShowR 対応のIP-TV電話ソフトウェア等 |
| ・ | その他 | MicrosoftR DirectXR 8.1以上 |
- FaceCommunicatorは沖電気工業株式会社の登録商標です。
- Celeronは米国Intel社の登録商標です。
- Microsoft、Windows2000 / Windows XP、DirectX、DirectShowは米国Microsoft Corporationの米国およびその他における登録商標です。
- その他、本文に記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。
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