沖電気工業株式会社(社長:篠塚 勝正、以下沖電気)は、ネットユーザの協調作業により翻訳精度が向上する、コミュニティ型機械翻訳システム「会社で訳してねっと」を開発しました。本システムは、沖電気がインターネット上で実験を続けてきたコミュニティ型機械翻訳サイト「訳してねっと」のイントラネット版です。コミュニティ型の翻訳環境によって、企業内(組織内)の翻訳知識が蓄積、更新、共有され、翻訳生産性が大幅に向上します。株式会社スカイコム(代表取締役社長:荒武
捷ニ、以下スカイコム)を通じて2003年10月16日より販売を開始します。外資系企業などを対象に、3年間で8億円の売上を目指します。
機械翻訳システムが精度の高い翻訳を行うには、翻訳する分野に応じた幅広い情報を網羅した辞書を揃え、また恒常的に辞書を管理・更新することが不可欠です。従来の企業向け翻訳システムでは、システム管理者や翻訳者だけが辞書の増強及び管理を行っているために限界があり、きめ細かい辞書作成ができませんでした。
沖電気が2001年に発表した「訳してねっと」では、インターネット上でのユーザの協調作業に着目、翻訳する分野単位に辞書を作成・管理し、その分野に精通したユーザが辞書登録することで、精度の高い辞書の作成が可能になりました。ベータユーザによる実験で、ユーザの協調による翻訳品質の向上が実証されています。
このたび開発したコミュニティ型機械翻訳システム「会社で訳してねっと」は、この「訳してねっと」の実験で得られた成果をベースにしたものです。本システムでは、コミュニティ作成機能によって、分野ごとに語彙を登録したり、単語の整理をしたりすることができます。また情報共有機能によって、辞書データに用語説明を付加するなど、メンバー間での翻訳知識の共有が可能です。
これらの幅広い機能を活用することによって、翻訳上級者が分野ごとに登録した翻訳知識を簡単に利用でき、初中級者でも高い品質の翻訳が可能となります。翻訳知識を社内全体で共有することで、上級者に集中していた翻訳業務を社内に分散させることができ、生産性が向上します。また、分野ごとの専門用語や訳文の登録機能によって、技術や商品の専門知識を持たない翻訳専従者であっても、効率よく翻訳することができるようになります。
本システムは、企業のみならず、自治体・大学等教育機関等にも販売していく予定です。また、現在対応している英語に加え、今後中国語やポルトガル語などを含めて、多言語化を進めていきます。なお、現在限定ユーザ対象に実験中の「訳してねっと」は、引き続き実験を行い、今年中にインターネット上に一般公開する予定です。
本システムは2003年10月23日と24日に沖電気ショールームにおいて開催する「OKI情報通信融合ソリューションフェア2003」に展示いたします。
なお、本システムの開発は通信・放送機構平成14 年度基盤技術研究促進制度に係る研究開発課題 「多言語標準文書処理システムの研究開発」の一環として行われました。
1.本システムの主な機能
- 翻訳対応言語
- 英日・日英
- 機械翻訳機能
- 社内で登録した専門辞書を利用した翻訳が行えます。Webページ(社内、社外)、ファイル(プレーンテキストファイル、HTMLファイル、Word/Excel/PowerPoint)、テキストの翻訳が可能です。
- 辞書登録機能
- 分野ごとに単語やフレーズ、言い回しを簡単に登録できます。フレーズの中には、変数をいくつでも配置できるので、高度な翻訳知識の登録が可能です。例えば、「〜を一括ダウンロードする」⇔「download〜at
once」のようなフレーズも登録できます。
- 訳文登録・管理機能
- 機械翻訳結果を人手で修正したものの登録が可能です。次回からは修正して品質の上がった翻訳結果が得られます。
- 報奨機能
- 翻訳知識登録を促すために、各自が入力した情報(辞書等)の登録数をランキング表示することができます。
- コミュニティ(分野)作成機能
- 分野をツリー構造上に配置できます。例えば、全社で共有すべきものとある部署のみで共有すべきものを分けることで、より適切に翻訳知識を整理できます。また、コミュニティごとにアクセスできるメンバーを限定することも可能です。
- 情報共有機能
- 辞書データに用語説明等を付加して翻訳知識に幅を持たせられます。また、分野ごとにQ&Aやブックマークを登録可能なため、簡単な形で情報共有できます。さらに、機械翻訳を用いたバイリンガル掲示板を活用することで、言語を越えてコミュニケーションを行ったり、翻訳初級者が上級者に簡単に質問したりすることが可能です。
2.販売計画
| ・ |
システムの販売: |
株式会社スカイコム
(沖電気工業、TKC及びネットワンシステムズが出資するベンチャー企業で、ネットワーク・セキュリィティー・ソフトウエア及びITバリアフリーの開発ベンダー) |
| ・ |
販売ターゲット: |
1. 外資系企業
2. グローバル企業
3. 大学
4. 地方自治体 など |
| ・ |
売上目標: |
3年間で8億円 |
【販売価格】
| サービス名 |
ユーザ数 |
年間ライセンス価格(円) |
| Platinum |
100 |
4,000,000 |
| Gold |
50 |
2,250,000 |
| Silver |
10 |
475,000 |
| 追加ライセンス |
1 |
50,000 |
【スカイコム会社概要】
| ◆社名 |
株式会社スカイコム [英語名]SkyCom Corporation |
| ◆本社 |
〒110-0016 東京都台東区台東1丁目38番9号 イトーピア清洲橋通ビル6階 |
| ◆資本金 |
2億円 |
| ◆主要株主 |
沖電気工業株式会社
株式会社TKC
ネットワンシステムズ株式会社
荒武 捷二 |
| ◆設立 |
1997年6月 |
| ◆社員数 |
25名 |
| ◆事業内容 |
(1) ネットワーク・ソフトウェア・プロダクト開発・販売
(2) グローバル・ソフトウエア・プロダクト開発・販売
(3) ITバリアフリー・ソフトウエア・プロダクト開発・販売
(4) ネットワーク運用サービス |
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
沖電気工業株式会社 広報部 電話:03-3580-8950
製品および販売に関するお問い合わせ先
株式会社スカイコム 市場開発部 新山
電話:03-5807-6011(代)/ FAX:03-5807-6018
Email:info@skycom.jp / http://www.skycom.jp