沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正)は、このたび業界に先駆けてATMや発券端末等の自動化機器を開発設計する技術者を対象に「メカトロ※1技術者資格認定制度」を導入いたします。戦略的製品開発上必要となる専門性の高い構築技術のスキルとその活用度を5段階で評価し、総合得点により6つのレベルでメカトロ技術者の資格を認定します。本社内制度の導入により、メカトロ新製品開発に必要な専門技術に精通したスペシャリストを養成し、製品開発力を強化していきます。本制度の運用開始は今年度下期を予定し、第1回目の認定は10月に行ないます。
弊社は、これまでメカトロ技術を駆使した最新鋭のATMを開発し、市場においてトップシェアを持っています。また、昨年度からはその技術を応用した製品の設計・開発・製造を受託するODM※2(Original Design Manufacturing)事業を立ち上げ、様々な業界向けに製品提供を始めています。今後、より競争力のある製品を開発していくためには、さらなる技術者のレベルアップが必要であり、弊社では昨年度より資格認定制度の導入を検討してきました。現在、IT技術者のスキルを認定する制度は世の中に数多くありますが、メカトロ技術者のレベルを認定する制度がないため、沖電気が独自に評価基準を決めて資格認定制度を設けることにしました。
今回、運用を開始する「メカトロ技術者資格認定制度」は、ハード設計開発者の保有する技術と、それを実際に活用しているレベルを点数方式で評価し、資格認定委員会が審議して資格を認定します。保有技術に関しては、製品開発に必須のメカトロ系(メカ、エレキ、ファーム融合技術)、システム系(システム化技術)、コンポーネント系(要素技術)、筐体系、ファームプラットフォーム(基盤ファーム技術)系の5分野の約200項目を設定し、保有技術のスキルをレベル1(知識はあるが実績がない)からレベル5(高度な知識をもち、活用実績があり、指導もできて技術革新に挑戦できる)までを5段階で評価します。また、スキル活用度は、商品開発に必要な管理能力を示すマネジメント行動とプロジェクトメンバを適切に指導できるコーチング行動の2分野の約100項目で評価します。
本資格制度を導入することにより、沖電気では、技術者の資格に応じて、より最適な業務の配置・分担を行い、製品開発力と開発生産性の向上を図っていきます。また、市場予測を見据えて新製品開発に将来必要となる技術やスキルについても定期的に評価項目に追加していくため、技術者自身も現在の能力を自覚し、将来身につけなければならない技術やスキル活用度について明確な目標を持ち、自己啓発に積極的に取り組むことができます。
弊社では、「メカトロ技術者資格認定制度」の導入にあわせて、新たに身につけなければならない技術や、スキル活用度を向上させるための重点課題を技術者ごとに明確に示すとともに、自己啓発を支援する教育プログラムを準備する予定です。第一ステップとしては、戦略的製品開発プロセスにおいて、5割の技術者が上級レベル(エキスパート、アドバンスド)の資格者に認定されることをめざします。さらに、資格認定の対象については、沖電気の技術者だけではなく、製品開発に関係する沖電気グループ企業にも広げていきます。
【メカトロ技術者資格認定制度の概要】
| 対象: |
金融ソリューションカンパニー システム機器本部のハード製品を開発設計する技術者 |
| 認定時期: |
年1回 10月 |
| 認定資格: |
6種類(エキスパート、アドバンスド、1級、2級、3級、4級) |
| 認定機関: |
資格認定委員会 システム機器本部のリソースマネージャを委員長に、各プラットフォーム技術開発部門長と設計審査部長、総務教育担当を含めて6名で構成 |
| 評価項目: |
1)スキル活用度
・マネジメント行動
・コーチング行動

2)製品構築技術
・メカトロ系製品構築技術
・システム系製品構築技術
・コンポーネント系製品構築技術
・筐体系製品構築技術
・ファームプラットフォーム系製品構築技術
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用語解説:
- *1:メカトロ(メカトロニクス)
- 弊社では、メカニクス、エレクトロニクス、コンピュータ、及びネットワークを融合させ、高度なサービスの提供を実現する技術として定義しており、ATMを代表とする自動化機器に不可欠な技術。
- *2:ODM(Original Design Manufacturing)
- お客様の仕様で製品を開発(設計、製造、保守)し、お客様のブランドで販売いただく開発受託サービス。
- 本文に記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。
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