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2003年5月20日

業界初のGE-PON光アクセスシステムを発売
〜双方向で1Gbit/sの超高速通信を実現〜

MileStar BM1410MileStar BM1430(卓上タイプ)

沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正)は、このたび光アクセスシステムとして業界最速となる1Gbit/sでの伝送を実現するギガビットイーサネットPON(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network、以下 GE-PON)システム「MileStarTM BM1400シリーズ」を、6月1日より通信事業者向けに販売開始します。本システムは、センタ側装置「BM1410」と加入者側端末装置「BM1430」から構成され、FTTH(Fiber To The Home、注1)ネットワーク構築を支援します。

現在、ADSL等のブロードバンド回線の急速な普及にともない、高速通信を利用するサービスの提供が始まりつつあります。今後、さらにサービスの拡大を図るためには、より高速・大容量で安定したブロードバンド基盤が必要となり、光によるFTTHへの期待が高まっています。弊社では、FTTHを普及させ、光ファイバの有効利用と今後のブロードバンドサービスへの対応をめざす通信事業者向けに、FTTHネットワーク構築に最適なシステムの開発を続けてきました。

今回、弊社が発売する新製品GE-PONシステム「MileStar BM1400シリーズ」は、アクセス区間に光カプラ(注2)を用いて光ファイバを分岐し、その効率的な利用を可能とするPON(注3)技術に、ギガビットイーサネット技術を取り込み、業界で初めて1Gbit/sという超高速でのアクセス区間通信を実現しました。従来のPONシステムの最高速度の10倍まで高速化することにより、加入者一人当たりの通信容量を大幅に拡大させることが可能になります。

本システムではATM(注4)技術をベースにした従来のPONシステムにくらべ、イーサネットフレームを分割したり、分割したフレームに新たなデータを付与するような特別な処理をすることなく、そのままイーサネットフレームの形式でやりとりすることで、効率的なデータ通信が可能になります。また、センタ側装置「BM1410」は、各ポートごとに一芯の1Gbit/sの光ファイバで最大32台の加入者側端末装置「BM1430」と結ばれ、双方向通信が可能です。1台の「BM1410」は16ポートを持つため最大で512加入者を収容できます。

弊社は、今後のFTTHネットワークの本格的な構築に最適なソリューションとして「MileStar BM1400シリーズ」を提供し、今後3年間で200億円の売り上げをめざしていきます。

【MileStar BM1400シリーズの主な特長】

  1. 光アクセス区間において1Gbit/sの双方向高速通信を実現
    1Gbit/sの双方向高速通信を利用して、大容量ブロードバンドコンテンツの配信が可能になります。

  2. 帯域制御(注5)機能と優先制御(注6)機能を搭載
    リアルタイム性が要求されるVoIP、TV会議、放送等のサービス多重時に、データの帯域と遅延量を制御することが可能で、通信品質を確保します。

  3. 容易なネットワーク管理により、建設・保守の効率化を実現
    遠隔にあるネットワーク監視制御装置からSNMP(注7)、Telnet(注8)により加入者端末装置の登録および削除等の装置設定及び状態監視を容易に実施することが可能で、建設、保守の効率化を実現します。また、クラフト端末(注9)により装置の初期設定・工事設定を容易に実施することが可能です。

  4. 高密度収容のセンタ側装置により、設置コストを低減
    センタ側装置「BM1410」は、1ユニットで最大512の加入者側端末装置「BM1430」に接続することが可能で、設置スペースの低減を実現します。

  5. VLAN(注10)機能により、VPN(注11)を柔軟に構築可能
    加入者をグループ化するVLAN機能や、加入者端末装置間通信を可能とするショートカット通信により、低価格で効率的なVPNの構築を可能にします。

  6. 波長多重技術により、サービス多重、波長貸しサービスに対応
    光アクセス区間の下り波長は1.49μ帯を使用しており、1.55μ帯の映像配信信号の波長を多重することにより、一芯の光ファイバで同時にインターネットと放送配信サービスを提供することが可能です。
    (放送配信には、専用機器と波長多重分離するWDMカプラ等が、別途必要になります。)

主な仕様とネットワーク構成イメージ図

ネットワーク構成イメージ図

MileStar BM1410 主要諸元
ポート
 WANポート1000BASE-SX or 1000BASE-LX or 100/1000BASE-T × 16ポート
PONポート16ポート
ネットワーク監視制御ポート10/100BASE-TX × 1ポート
クラフトポートRS-232C × 1ポート
PON区間
 PON区間 伝送容量1Gbps
収容加入者数32台/sys 最大512台/装置
ネットワーク監視制御インタフェースSNMP(MIB II、Private MIB)、Telnet、FTP
*)インチャネル監視可能
電源AC100V or DC-48V(冗長あり)
実装19インチラック搭載:5Uサイズ
動作温度0℃〜40℃
EMI規格VCCI classA
*)仕様は予告なく変更される事があります。

MileStar BM1430 主要諸元
ポート
 PONポート1ポート
UNIポート10/100BASE-TX × 1ポート
PON区間
 PON区間 伝送容量1Gbps
電源AC100V
実装卓上 or 壁掛け
動作温度0℃〜40℃
EMI規格VCCI classB
*)仕様は予告なく変更される事があります。

【用語解説】

(注1)FTTH(Fiber To The Home)
各加入者までのアクセス区間を光ファイバ化し、高速な情報通信環境を整備するという構想。

(注2)光カプラ
1つの光信号を2つ以上の出力に分岐、または2つ以上の光入力信号を1つの出力に結合する素子。

(注3)PON(Passive Optical Network)
光ファイバの途中に受動的な分岐装置(光カプラ)を設けて伝送路を2〜32本に分岐させたスター型ネットワーク。

(注4)ATM(Asynchronous Transfer Mode)
音声やコンピュータのデータなど、全てのデータを53バイトの小さなセルに分割して送るデータ通信方式。

(注5)帯域制御
通信のサービス品質を確保する方法の一つ。加入者毎に流すことができるデータ転送量(通信の許容量)を制御する。

(注6)優先制御
通信のサービス品質を確保する方法の一つ。通信網を流れるパケットに対し優先順位をつけ他のパケットとの競合による遅延が発生するのを避ける。

(注7)SNMP(Simple Network Management Protocol)
ネットワーク経由で装置を管理するプロトコル。

(注8)Telnet
遠隔地にあるコンピュータにリモート接続する仕組み。

(注9)クラフト端末
センタ側装置に接続し初期設定等を行う端末。

(注10)VLAN(Virtual Local Area Network)
物理的でなく、論理的にLANを分割する機能、もしくは論理的に分割されたネットワークのこと。

(注11)VPN(Virtual Private Network)
公衆電話網やインターネットなどのパブリックなネットワークを、プライベートなネットワークとして使うサービスおよび技術。またVPN技術を使って構築したネットワークを指してVPNという場合もある。


  • MileStarは沖電気工業株式会社において現在商標登録申請中です。
  • 本リリースに記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。


本件に関する報道機関からのお問い合わせ先

  広報部 電話:03-3580-8950

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

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沖電気のGE-PON装置に関する詳細情報へのアクセス
  Webサイト: http://www.oki.com/jp/NSC/JIS/PROD/MileStar/
各リリースの記載内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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